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今度の転校先は千里山、いったいこの男はどれだけフラグを立てるつもりなのか 竜華や怜が人気だけど、あまり本編で出番のない船Qが個人的に出て欲しい 人妻は果たして攻略できるのか。物語はまだ始まったばかり 【安価で】京太郎「俺宛に手紙…?」【大阪:千里山】 【安価で】京太郎「俺宛に手紙…?」竜華「その2や!」【大阪:千里山】 【安価で】京太郎「俺宛に手紙…?」怜「その3や」【大阪:千里山】 【安価で】京太郎「俺宛に手紙…?」セーラ「その4やでー」【大阪:千里山】 【安価で】京太郎「俺宛に手紙…?」泉「その5ですね」【大阪:千里山】 【安価で】京太郎「俺宛に手紙…?」船久保「その6ですわ」【大阪:千里山】 【安価で】京太郎「俺宛に手紙…?」雅枝「その7っ!」【大阪:千里山】 【安価で】京太郎「俺宛に手紙…?」怜「その8ー」【大阪:千里山】 【安価で】京太郎「俺宛に手紙…?」船久保「その9ですー」【大阪:千里山】 【安価で】京太郎「俺宛に手紙…?」セーラ「その10やでー!」【大阪:千里山】 【安価で】京太郎「俺宛に手紙…?」泉「その11です!」【大阪:千里山】 【安価で】京太郎「俺宛に手紙…?」竜華「その12ー!」【大阪:千里山】 【安価で】京太郎「俺宛に手紙…?」雅枝「その13や」【大阪:千里山】 【安価で】京太郎「俺宛に手紙…?」セーラ「その14ー!」【大阪:千里山】 【安価で】京太郎「俺宛に手紙…?」船久保「その15みたいですね」【大阪:千里山】 【安価で】京太郎「俺宛に手紙…?」泉「その16なんです」【大阪:千里山】 【安価で】京太郎「俺宛に手紙…?」竜華「その17だったんや!」【大阪:千里山】 【安価で】京太郎「俺宛に手紙…?」怜「その18でええの?」【大阪:千里山】 【安価で】京太郎「俺宛に手紙…?」雅枝「その19ってことや」【大阪:千里山】 【安価で】京太郎「俺宛に手紙…?」船久保「その20やな」【大阪:千里山】 【安価で】京太郎「俺宛に手紙…?」竜華「その21やって」【大阪:千里山】 【安価で】京太郎「俺宛に手紙…?」セーラ「その22やろな」【大阪:千里山】 【安価で】京太郎「俺宛に手紙…?」怜「その23なんやて」【大阪:千里山】 【安価で】京太郎「俺宛に手紙…?」泉「その24になります」【大阪:千里山】 -番外・小ネタ集 番外・小ネタ集 その1 番外・小ネタ集 その2 番外・小ネタ集 その3 番外・小ネタ集 その4 番外・小ネタ集 その5 番外・小ネタ集 その6 番外・小ネタ集 その7 番外・小ネタ集 その8 +参考URL http //ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1344516408/ http //ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1345040673/ http //ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1345615080/ http //ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1346074905/ http //ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1346341518/ http //ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1347114439/ http //ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1348320396/ http //ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1349104225/ http //ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1350227801/ http //ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1351352885/ http //ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1351955733/ http //ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1352566727/ http //ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1353596362/ http //ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1354803900/ http //ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1355836149/ http //ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1356875089/ http //ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1358685383/ http //ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1360081981/ http //ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1361458040/ http //ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1363012140/ http //ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1365525208/ http //ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1369325508/ http //ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1374674520/ http //ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1380386877/
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316 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/10/29(火) 21 23 29.27 ID 6BPrq1iro [2/8] 【絶対に】須賀京太郎を応援する雀士達part100【許さない】 721 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID SawAmuRaa 炎上不可避 722 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID kIndaIchi もう散々荒らし尽くされた後だけどね…… 723 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID Maho/LoVE もう100スレ目か、たまげたなぁ…… 724 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID iKeDaAcaT おらぁぁぁ!!! あのピンクは絶対に許さないんだしぃぃぃ!! 725 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID MIharunn0 あー、お茶の間でアレはまずいと思う 726 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID StarCardo 完全にカップルでした、ありがとうございます 727 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID Yokoyari1 応援してあげたいが、アイドルとしてはな…… 728 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID OpPekEten 京太郎君の方は完全に仲間としてしか見てなかった気が 729 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID yuuki+Aoi 絶対に応援するっ!! 頑張れば叶うんだ! 730 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID 2AkocHan2 あの子が色ボケするなんてねぇ…… 731 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID OmaKAseA0 あのおもちを独り占めはずるいのです 京太郎君を独り占めも、ずるいのです 732 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID TKM/slot0 お茶ウマwwwwwww 733 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID ramenUma0 日本のバラエティ、とても面白いデス 734 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID Megeruwa0 このまま堕ちたらええんや 735 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID kIkaNjYuU モテるんやなぁ、京太郎君 前に二人で仲良くデートしとったし 736 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID aRoUnD/40 ↑ は? 737 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID NekiYadEE ↑↑ 笑われへん そればっかりは笑い事やないで? 738 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID NO/Wakame キョウタロー! ノドッチ! ラブラブ!! 739 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID uSIsAnMoo どうしてこうなっちゃうのかな、もー…… 740 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID CharginG0 充電……できない 741 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID SteaLthMO 微妙なとこっすねぇ 見た感じだと片想いレベルっすか? 742 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID JyunNIKI0 意外とやるなぁ、アイツ 319 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/10/29(火) 21 41 55.94 ID 6BPrq1iro [3/8] 746 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID YAnTeruru 大丈夫、京ちゃんはみんなのモノだから(最終的には私と結婚するんだけどね) 747 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID UmbRellap 随分とまぁ……大胆な 748 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID ATGsisteR ソルサキ見逃したのが本当に辛くてなぁ…… そんでようやく京太郎君を見れると思ったのに 749 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID DaIkoyaDe 仲がええんやね~ 750 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID NIjyou123 引退! 引退!! 引退でええって! な? 751 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID KokutoUma ポリポリポリポリポリポリ 752 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID haSSyaku0 ちょーよかったよー!! 胸がキュンキュンしっぱなしだよー!!! 753 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID uTaChamBer これでハッキリしたねぃ 須賀京太郎はバカ(確信) 754 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID osero/ka2 別にいいんじゃないか? 若い内の恋愛は貴重だしな 755 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID HayariN28 若さ以外では勝ってる、若さ以外では勝ってる…… 756 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID Lu/OosIba ノーウェイ 呆れてものも言えませんね 757 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID KuchiBetA 京太郎君の行動は仲間を想ってのことだったんだろうけど、裏目に出たね でも、そこが京太郎君のかわいいところじゃないのかな? こういう苦い経験を繰り返して、いずれ大人になるんだよ やがて大きく成長して、この日の事を笑い話にしてくれればそれでいいかも 758 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID aRoUnD/40 こんなの絶対おかしいよ 759 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID CopY/maHO 先輩二人が同じ事務所で、恋人同士…… えへへ、嬉しいです 760 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID RedLeGend あぁ……歳はとりたくないなぁ 326 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/10/29(火) 22 08 43.23 ID 6BPrq1iro [4/8] 761 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID HimeSAmar どうして、こんな…… 762 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID BIGoMochI 早く捕縛しないといけないわね 763 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID FraGariA0 あの、ここまで佐々野いちごの話題が出ないのはおかしいと思うんじゃが 764 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID JSAsumiYo え? 765 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID Yokoyari1 誰だったか 766 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID FraGariA0 天使とか、天界とか……ほら、いい感じじゃったろ? 767 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID NekiYadEE ↑ うるさい、役満ぶつけんで! 768 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID FIscherpo ただの社交辞令じゃないか 769 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID CraZyCaR ワハハ 770 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID SGAsister あはは 771 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID hizamakur ふふふ 772 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID FunaQyade ええもん、見せて貰ったで これからも頼んますー(ゲス顔) 773 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID MaSaEATG 微笑ましくてええやん コンビ組んだらもっとよくなるで! 774 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID haSSyaku0 二人共付き合っちゃえばいいと思うんだよー! 775 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID TomoeCawa あわわ!? 姫様が黒く……!? 776 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID SGAsister 呼んだ? 777 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID TokiTokii うちは別に、京太郎君が幸せならそれでええし…… 778 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID Hattyann0 スキャンダルですよー! 779 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID SuGALoVE+ のどちゃん……幸せそうだじぇ 780 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID Roof/top0 罪作りじゃのう…… 334 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/10/29(火) 22 34 51.15 ID 6BPrq1iro [5/8] 781 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID sHadeMooN アレが須賀京太郎…… 782 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID OHimeSAKi 負けないもん 和ちゃんが相手でも、絶対! 783 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID KiLLiKedA 須賀京太郎……いいな 滅茶苦茶いいじゃねぇか池田ァァァ!!! 784 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID iKeDaAcaT ファッ?! 785 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID hizamakur 応援したる……応援したるんや 786 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID SGAsister お義姉ちゃんと呼べるかどうか、試さないとね…… 787 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID CraZyCaR 絶対に許さない 788 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID Kapibaraa 和はいや 咲がいい ~~~~~~~~ 京太郎の出演したいい○もは、多くの波乱を呼んだ 中にはファンを辞めた者いたが、逆に好感度をあげる結果も産んだ そして、和自身も新たな活躍を期待されることとなる この一件が京太郎にとってプラスだったかどうかは―― 淡「……ウフフ」ガリガリガリガリガリ 竜華「……」フラフラフラ 智美「……」ブォォォォン まだ誰も知らない 369 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/10/29(火) 23 44 01.57 ID 6BPrq1iro [7/8] 【いいとも放送から一週間後 アクセル1】 京太郎「疲れたぁ……」グテーン 煌「お疲れ様です」 京太郎「やっと三話目の収録が終わりました」 煌「ふふっ、今回もいい演技でしたよ」 ガチャッ 京太郎「ただ今戻りましたー」 社長「おお、お帰り」 久「調子はどう? いい感じ?」 京太郎「疲れてますけど、まだまだ大丈夫です!」 社長「流石は我が事務所のエースだ」ウンウン 京太郎「あれ? そういえば和はどうしたんですか?」 久「今日はナンジャの収録よ」 煌「順調そうですね、すばらっ!」 京太郎「俺も負けてられないなぁ」グッ ガチャッ 竜華「おっ、揃っとる」 京太郎「あ、竜華さん!」 竜華「京太郎君、久しぶりやね」ニッコリ 京太郎「受験の方は大丈夫なんですか?」 竜華「うん、安心しといて」ニコッ 久「あー、私もそろそろ本腰入れないとねー」 煌「きっと大丈夫ですよ」フフフ ロッカー「」ガチャガチャ 久「そうねぇ……」チラッ 372 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/10/29(火) 23 54 57.73 ID 6BPrq1iro [8/8] 京太郎「そう言えば今日はミーティングでしたよね?」 今後の活動について、色々と話し合うのがミーティングだ 今までの活動の反省も勿論ここで済ませる 社長「うむっ。ドラマが好評なお陰でたくさんのオファーが来ていてね」 竜華「全部に出られるわけやないし、一応希望は取っておこうと思うんよ」 京太郎「へぇ、そんなにたくさん来てるんですか?」 久「とりあえずホワイトボード持ってきたわよー」ガラガラ 煌「じゃあ箇条書きしていきましょうか」キュポンッ 竜華「これがリストやね」スッ 京太郎「ふんふむ」マジマジ 煌「ほぉほぉ」キュッキュッ 【テレビ関係】 ギャ○ビー CM アニメ CV ゲーム CV グルメリポーター バラエティ番組 ゲスト 【イベント関係】 麻雀大会 ゲスト 地方文化祭 ゲスト 【音楽関係】 CDデビュー 【舞台関係】 鰤ミュ テニミュ 咲ミュ 【雑誌関係】 テレ○ジョン 表紙 ジュ○ン 特集 写真集 煌「他にも色々ありますが、大きく分けるとこんな感じでしょうか」 京太郎「」ガタガタガタガタガタガタガタガタ 379 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/10/30(水) 00 05 47.42 ID jm43YAMro [1/13] 378 ステなんて飾りです、エロい人にはそれが分からんのですよ 仕事で上げてもいいけど、レッスン選ばずにステカンストしちゃうからね まぁ、気が向いた時にでもボーナスで割り振ります 377 大丈夫大丈夫 この世界のトップアイドルは日○舞、十人分くらいだから(適当) 383 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/10/30(水) 00 10 48.07 ID jm43YAMro [2/13] 京太郎「え? これ全部が俺宛の仕事なんですか?」 竜華「うん」 久「当たりまえじゃない」ウンウン 社長「当然だよ君ィ!!」 ロッカー「」ガチャガチャガチャッ 京太郎「ほわぁぁぁぁ!?」ガクガクガク 竜華「一過性のモノやと思うけど、これを逃すのは勿体無いで」 久「折角だし、もう全部やっちゃっていいんじゃない?」 煌「その為の筋力? あと、その為の努力?」 社長「強制! 努力! 勝利!!!」 京太郎「死にますってば!!」デーン 竜華「大丈夫、そんな無茶ぶりはせんから」ブンブン 京太郎「え?」 竜華「取り敢えず一つずつ、や」ニッ 京太郎「……はいっ!」 そうだよな。 仕事が向こうから来るなんて、こんなにツイてることは無い! 京太郎「とりあえず、コレ系の仕事をやってみたいです!!」 一同「!!」 今の俺に出来ることを――やる! 選択安価 ↓3 1 【テレビ関係】 2 【イベント関係】 3 【音楽関係】 4 【舞台関係】 5 【雑誌関係】 400 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/10/30(水) 00 27 44.19 ID jm43YAMro [4/13] 京太郎「これ、ダメですか?」 竜華「これって……」 社長「あの有名な……」 煌「ギャ○ビーのCM!?」 久「ふんふ~~ん♪ いい曲よねぇ」 ワイワイガヤガヤ 京太郎「でも、似合わないですよね」シュン 竜華「そ、そないこと!」アセアセ 煌「いいえ。とっても似合いますよ」ニッコリ 京太郎「煌さん……」ジーン 煌「容姿をもっと磨かないといけませんね」フフフ 京太郎「はいっ!」 竜華「はいじゃないが」 京太郎「え?」 竜華「え?」 ロッカー「」シーン 久「静かになった……?」 社長「そうと決まれば容姿の特訓じゃないか!」 竜華「!!」ピコーン 京太郎「それじゃあ、竜華さん。いつものように……」 竜華「(キタキタキター!!)」カァァァ 社長「おっと、待ってくれないか」 京太郎「!?」 竜華「!?!?!?!?」 社長「京太郎君も売れてきたし、そろそろ専属メイクさんをつけてあげようと思っていたんだ」 久「え? そうなの?」 社長「実はもう、呼んである」フフフ ロッカー「」ガチャガチャガチャ 煌「それがあのロッカーだったんですね」 社長「気づかなかっただろう!」 久「バレバレです」 431 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/10/30(水) 00 58 46.62 ID jm43YAMro [8/13] <担当> 清水谷竜華(プロデューサー)巨乳 花田煌(マネージャー)美乳 弘世菫(麻雀コーチ) 72 瑞原はやり(トレーナー)巨乳 竹井久(事務員見習い) 美乳 龍門渕透華(スポンサー)72 原村和(同僚)巨乳 松実宥(メイク) 巨乳 ←New! ロッカー「」ガチャガチャ 京太郎「感じる……!!」ゴゴゴゴッ 煌「京太郎君!?」 京太郎「ロッカーから凄まじいおもちパワーを感じます。18000、19000、20000、馬鹿な、まだ上がるのか!?」ガビーン 須賀ホーン「」ピピピピピッ バキッ 京太郎「」ヘナヘナ 竜華「きょ、京太郎君!?」 京太郎「うぐぐっ」 久「それにしても、いつまでロッカーに篭ってるのかしら?」 煌「開けてみましょうか」ガチャリッ 宥「Zzzzz」スピー 一同「!?」 宥「むにゅ……あったかい」モゾモゾ 京太郎「こ、これは一体……!?」 久「誰かと思えば松実さんじゃない」 煌「寝てますね」ドユコト? 竜華「完全に寝とる」エー? 京太郎「すげぇ……」ゴクリ 437 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/10/30(水) 01 09 08.28 ID jm43YAMro [9/13] 京太郎「社長! これはどういうことでなんですか?」 社長「実は君がいいともに出ている間に奈良に営業に行っていたんだが」 竜華「それで?」 社長「その時泊まった旅館で彼女が氷漬けになっていてね」 煌「はい」 久「いや、ツッコミどころ満載でしょ今の」イヤイヤ 社長「その時、唐突にティンと来てね」 竜華「ティンって言われても……」 社長「それで持ってきちゃった」テヘッ 一同「え?」 社長「それで解凍して今に至ります」 京太郎「誘拐だぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」ダダダッ 久「け、警察!!」ピポパッ 煌「救急車!!」プルルルルッ 竜華「親戚の縁を切らせてもらうで、おじさん」ペッ 社長「じょ、冗談だよ!! だから通報はやめてぇぇぇ!!」 一同「(´・ω・`)」 社長「本当だよ? だから信じて、ね?」 宥「くぁぁ……んぅ?」パチパチ 社長「ほら、君からも説明してくれたまえ!」 宥「ここどこ……?」キョロキョロ 社長「」 京太郎「犯罪者だぁぁぁぁ!?」 久「いやぁぁぁぁぁぁ!!!」 煌「助けてぇぇぇぇ!?」 竜華「……」 社長「竜華ちゃんの無言が一番怖いお」ブルブル 宥「?」 446 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/10/30(水) 01 28 05.77 ID jm43YAMro [10/13] 445 ○魂の佐々木をイメージすれば容易やで ~~なんやかんやで~~ 宥「松実宥です」ペコリ 京太郎「須賀京太郎です」ペコリ 社長「ほら、いっはほうひひゃいひゃ!」ボロボロ 久「はい、手当しますから大人しくしてくださいねー」ペタペタ 竜華「ふぅ」スッキリ 煌「(鬱憤が溜まってたんだろうなぁ)」クワバワクワバラ 久「でも来年から大学に通うためにバイト先を探していたなんてねー」ペラペラ 京太郎「それでたまたま社長のスカウトに引っかかるなんて偶然ですねー」ペラペラ 社長「は、はひょうはへ?」 宥「?」 煌「気にしないで大丈夫ですよー」ペチペチ 社長「いひゃひゃっ!?」 京太郎「いやでも、宥さんみたいな人が来てくれて凄く嬉しいです」 宥「うぇ?」 京太郎「これから、よろしくお願いします」 宥「う、うん! こちらこそ!」アセアセ ダンッ!! 宥「!?」ビクッ 竜華「……ちょい待ち」ゴゴゴゴッ 京太郎「りゅ、竜華さん?」ビクビク 竜華「他のみんなは認めても、うちはまだ認めてへんよ」 宥「あの、その……」オロオロ 竜華「松実さん、本当にメイク出来るん?」 宥「え?」 竜華「……今ここで、テストや!!」デデーン 一同「!?!?」 449 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/10/30(水) 01 36 54.91 ID jm43YAMro [11/13] 京太郎「いや、テストっていっても」 竜華「これだけは譲らへん」プイッ 京太郎「竜華さん!」 竜華「(うちやって、ずっと頑張ってきたんや……それを、こんなぽっと出に奪われるなんて)」ギリッ 久「別に乗る必要ないわよ?」 煌「これから徐々に覚えていけばいいですよ」 宥「……」 京太郎「宥さん?」 宥「……やります!」 一同「!?」 竜華「……ええ度胸やな」 京太郎「いつの間にか竜華さんが着物着てる?!」 竜華「そない言うならテスト、やりましょか」 久「えー?」 竜華「せやけど、うちの代紋背負うには……並大抵の覚悟じゃあきまへんで!!」デデーン 煌「あの、それは何キャラなんですか?」 竜華「なんか、姉御キャラ的な感じで……」エヘヘ 京太郎「あははっ、可愛いですね」 竜華「」ボシュゥゥゥ 煌「おー真っ赤」 宥「あったかそう……」 社長「本題に入りなよ」 454 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/10/30(水) 01 47 55.77 ID jm43YAMro [12/13] こうして、新メンバー松実宥の入所テストが開催されることとなった 新たな課題、ギャ○ビーのCM それを乗り越える為には絶対に必要不可欠な専属メイク 果たして宥は竜華に認めて貰うことが出来るのか!? 竜華「(絶対に認めない……)」ギュッ 宥「……」メラメラ 勝利の女神はどちらに微笑むのか!? 京太郎「よっしゃ気絶キター!!」カチカチ ←ハンマー 煌「尻尾切りますねー」カチャカチャ ←双剣 久「水冷弾速射!」 ←ライトボウガン 社長「よーし社長、気刃斬りしちゃうぞー」カチカチ ←太刀 京・煌・久「やめて!」 社長「(´・ω・`)」 果たして社長は上位ハンターになれるのか!? 続く!! 487 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/10/30(水) 23 04 50.62 ID exDt26Yzo [2/5] ~~なんやかんやで~~ 久「それじゃあ、松実宥さんの入所テストを始めるわよー」 社長「うむ」 煌「対決方式は至って簡単です」 京太郎「ほうほう」 煌「松実さんが京太郎君をメイクして、それを私達が評価します」 久「私、花田さん、社長の三人ね」 京太郎「あれ? 竜華さんは?」 久「まぁ、公正な判断の為ということで」 宥「頑張るよ~」ポワーン 竜華「……」ジェラジェラ 京太郎「それじゃあ宥さん、よろしくお願いします」ペコリンチョ 宥「うん!」 竜華「……」 久「それじゃあメイク終わったら呼んでねー」カチカチ ←ライトボウガン 煌「尻尾切れましたー」カチカチ ←双剣 社長「角が折れたよ君ィ!」カチャカチャ ←太刀 淡「属性開放突き!!!」カチカチ ←スラッシュアックス 竜華「……(うちもやりたい)」ウズウズ 宥「ホットドリンク飲みたいなぁ……」ウズウズ 京太郎「あの、早くメイクを」ポツーン 491 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/10/30(水) 23 18 50.30 ID exDt26Yzo [3/5] 【メイクタイム】 宥「どんな風にしようかな」ペタペタ 京太郎「あの、決めてないんですか?」 宥「うん。でも、任せて」チョキチョキ 京太郎「あの、髪を切られてるような気がするんですが、それは大丈夫なんですかね?」ビクビク 宥「あっ」ビクッ 京太郎「ファッ!?」 宥「……」 京太郎「えっ? どうなったんですか?! 一体どうなったんですか?!」 宥「だ、大丈夫だと思う……」チョキチョキ 京太郎「」 宥「これを、こうして……」ペタペタ 京太郎「あの、なんか頭がスースーするんですけど?」 宥「あっ!!!」 京太郎「!?」ドキッ 宥「……あぁ……どうしよう」ブルブル 京太郎「」 ~~数十分後~~ 宥「出来ましたー」テクテク 竜華「随分騒がしかったようやけど?」 宥「……」メソラシ 久「なんとも言えない表情ね」エー? 淡「いいから早くタローを呼んでよー」バンバン 煌「カメラは用意しました」 社長「早くしたまえ!」ワクワク 宥「じゃあ、カーテン開けるね」シャッ 一同「!!」 宥「どう……かな?」 一同「……」 どうなの? 安価↓3 00~09 クビだ! クビだ! クビだ! (残念ながら宥姉は卒業です) 10~49 え? 何かしたの? (容姿+1) 50~89 まぁ、悪くないんじゃない? (容姿+2) 90~99 こ、これは!? (容姿+3) ゾロ目 じゅんじゅわー 499 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/10/30(水) 23 33 40.77 ID exDt26Yzo [4/5] 京太郎「じゃ、じゃーん」テーレッテレー 竜華「!!」ドキッ 煌「うーん、いいですねぇ」バシャバシャ 久「あら、男前」フフ 宥「結構自信作なんだー」エヘヘ 社長「やるねぇ」ウンウン 京太郎「あの、俺の髪型とか大丈夫ですか?」 竜華「最近伸び気味やったから、ちょうどええと思う」 久「うんうん。やっぱり須賀君はこうじゃなきゃね」ウリウリ 京太郎「ちょっ、くすぐったいですよ!」 煌「……」パシャパシャッ! 社長「竜華ちゃん、これはもう決まりでも……」 竜華「ま、まだまだ!」 一同「!?」 竜華「このくらいやったらうちでも出来るで」 宥「!!」 煌「まぁ、確かに」 久「なんだかんだ清水谷さんのメイク上手だったしねぇ」ウーン 竜華「せやから、やっぱり京太郎君のメイクはうちが……」 宥「むぅ……」プクー 京太郎「宥さん?」 宥「もう一回、やらせてくれないかな?」 竜華「!!」 r ' ´ `ヽ..、 ./ \ ./ \ / / / ! ヽ ヽ / / 从 j | ヽ ヽ ./ / / //! !| ! l ` ヽ i l i i j i l || | | |! | l ! ! .! l | j!_ _ !!j. ! l.! ! ! !! ! _ _ | ! ! ! | ! ナ! `!'!ー!-!.! | ゙卅!フ´! ヽ| ! | .| | ト !.ヽ | .! ヾ.ヽ !ゝ | 〉_ヽ\ ! | l .! | !〉!,rチテ心ヽ`' Y. \ !フテ亦ヽ、 ! ! ! | | !∥{ } { }ヽ 〉 | | | | ト! ゝ) oノ 〉.) oノ Y! ! | | ! !}.  ̄ ̄ ,  ̄ ̄ l'| | | .| | ト ! ''''' __ ''''''' ! ! j j } ! !、l /´ ヽ .j/! l / .ヽ ! ! \ { j .ノ j j / 〉、 ! ! ゝ、 ゝ、 ゝ-- ' ___ r '_/ / / 人 ./ 〉、 V, ! ヽ` ー'`- ' ´ ./ j // / ヽ ノ'´´/ \ ヽ r-っ rv-、/ / ノ /.〉`ヽ \ ,/ / ` ゝ 、.} /__./_ )-、_ rヘ´ヽ. ヽ / r'´ .ヽ ゝ../ r ‐' ./ ̄ ` '' 、)_.r´)r ' ̄ ̄`ヽ / `ー- ' { ゝ l ).ノ' Y , r' .} ノ \ .j j.{ { __,, r '´ } Y ` ./ ` ヽ、 __ l l __ ,, ' ヽ }/ \ { ゙゙゙ { ノ .| } 宥「今度は、もっとかっこよくしてみせるから!」 504 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/10/30(水) 23 47 29.15 ID exDt26Yzo [5/5] ~~ということで~~ 宥「……」チョキチョキ 京太郎「あの、宥さん?」 宥「うん?」 京太郎「別に竜華さんの事は気にしなくてもいいんですよ?」 宥「……」 京太郎「だからこのままでも……」 宥「あのね、京太郎君」 京太郎「はい?」 宥「私ね、京太郎君のファンじゃないけど……ドラマ、見たよ」 京太郎「ソルサキですか?」 宥「うん。氷の中だったから見辛かったけどね」チョキチョキ 京太郎「氷の中?」キョトン 宥「それで、最初はただ普通に見てたんだけど……あのシーンだけは違ったの」 京太郎「あのシーンって、まさか……」 宥「京太郎君の指揮で、氷を溶かすシーン」 京太郎「あそこですか?」 宥「……演技はそんなに上手くないし、滑舌も悪くて台詞もよく聞き取れなかった」 京太郎「」ガーン 宥「でも、でもね?」 京太郎「……?」 宥「凄く……あったかかったの」ギュッ 京太郎「!」 宥「うまく言えないけど、それがなんだかしくて。いても立ってもいられなくて」チョキチョキ 京太郎「宥さん……」 宥「京太郎君をもっとあったかくしたいって、思ったの」 京太郎「……」 宥「だから、私負けない」ギュッ / / / . . .八 . . . . .| | | . | | ‘, ' / | | | . .| | | |\ _ | . | | ‘,. i ハ | | ∧ l ハ T〔 ̄「 | | . | | . . .|. | | | . | | 无Τ Г| ト、 N ヽ|\ | . | | . . .|. | | | . | | | V \ l |/ \ | ,ィ㌘宥ミx | . | | . . .|. | | V . | V |〃示芯ミx \| ♭ Л Ч | | . . .| ヽ| V | ヽ癶{ ♭_,Л 乂こシ 个 |\| . . .| \ | メゝ弋こソ | . .| | . .| | ハ , /i/i/i/i | | | . . ′ | } /i/i/i | . .|ノi , | . | . . / / . . . ./ | . 込、 .-- | . . . / / イ | 兮 、 /| . / / | | . . . .> イ__,./ . 厂7 . .| | . .「 ̄. . ≧=一≦¨´.. .. ../ . // /ヽ| ヽ . .|.. .. . . . . . . . . . . . .. ../ . 〃 . . ./. . . . \ ∧ |.. .. . . . . . . . . . . .. ../ . /! . . . ./ー───‐\ /. . \ |.. .. .. .. .. . . .. .. .. ..厶// . ./.. .. .. .. . . .. .. .. ..` 宥「頑張るよー!」 京太郎「そんな、俺なんて……」 512 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/10/31(木) 00 08 15.80 ID ESOhLjd9o [1/10] 竜華「……」 煌「少し、意地を張りすぎじゃないですか?」クスクス 竜華「別に、そんなつもりは……」 久「気持ちは分かるけど、あれじゃ逆効果じゃないかしら」 竜華「でも……」 煌「清水谷さんのこと、京太郎君はちゃんと見てますよ」ニッコリ 竜華「!」ドキッ 久「不器用なのよねー。女の子の気持ちを全然分かってないんだから」ハァ 竜華「……」モジモジ 煌「でも、うかうかしてると取られますよー」ウフフフ 久「勝負の世界は厳しいからねー」ニヤニヤ 竜華「うぅっ……」 淡「わりとどーでもいいー。早くタローと遊びたいー!」ゴロゴロ 社長「淡君、クシャル手伝ってよ! お願い!」 淡「ヤダ」 社長「」 宥「お待たせー」トテトテ 竜華「!!」 淡「遅いよー」バンバン 煌「どうですか?」 宥「……」 久「無言は自信の表れかしら? それとも――」 竜華「……開けるで」スッ シャッ 一同「!!」 宥「……」 どうなの? 安価↓3 00~39 竜華「ダメやな」 (容姿+1) 40~69 久「え? 雅治!?」 (容姿+2) 70~89 煌「すばらっ!!」パシャパシャッ (容姿+3) 90~99 京太郎「これが……俺!?」 (容姿+5) ゾロ目 あわあわ絶頂不可避 524 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/10/31(木) 00 19 39.64 ID ESOhLjd9o [2/10] 一同「……」ガクガクガク 京太郎「あれ? みんなどうしたんですか?」キョロキョロ 宥「どう、かな?」ドキドキ 淡「」ブルブルブルブル 京太郎「淡?」 煌「きょ、京太郎君……鏡を」スッ 京太郎「あ、はい。どれどれ」 ____ } / ‘, \ ‘, \ ‘, ', { ハ , {、 ', | /} { }i、 { \ \ ', | { ≧x}i∨ {. \x≦ ', Ⅵ 示苅≧x∨ { x≦芯示 ', /{ | 込zりヾ丶 { 〃 込zり }}\ ', ∧∨{` ‐-- i\ `¨ -‐' /\ .、 ;ヾ } -' / 丶 } . { /-‐ ../ 丶 、_ __, ′ ', /} .、 /\ }\ }/ム / } \ / { }ニニ、、ニニニ,/ 、_ イ 丶/ニニム.‘,ニニ, /ニニニ/ニニマニニ,, /ニニニニ/ニニニニマニニ/ くニニニニニ/ニニニニニマニ,/、ー‐、 , -‐/ ∨ニ,/ニニニニニニニニ\ ー―――' / ∨ニニニニニニニニニニニニ,\ ̄} / ̄´ /ニニニニニニニニニニニ〃ハニ{i }./ /ニニニニニニニニニニニニニ弋ツニ/ / }ニニニニニニニニニニニ 京太郎「これが……俺!?」 宥「えへへ、カッコいいよ」 久「」ソワソワソワソワソワソワソワ 社長「なんということだ、なんという……」ワナワナ 京太郎「凄いですよ宥さん! 今までと全然違う方向性ですねこれ!」 宥「やった!」 竜華「」 淡「」アワアワアワ 527 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/10/31(木) 00 29 56.93 ID ESOhLjd9o [3/10] ~~そんなこんなで~~ 竜華「」 京太郎「ということで、宥さんの歓迎会です!」パチパチ イェーイ! ドンドンパフパフ! 宥「ありがとう……」ウレシイ 社長「松実君の為にわざわざこたつを用意したよ」ホッホッホ 淡「鍋だー!」ワーイ 久「こら、まだ蓋取っちゃダメよ」 煌「はい、ジュース」コポコポ 淡「ありがとースバラ。義姉ポイントあげる」カキカキ 煌「?」 京太郎「それにしても宥さん、凄いですね。どこかでメイク習ってたんですか?」 宥「ううん、習ってないよ」 久「それにしては随分といい手際だったわね」オドロキ 宥「いつも玄ちゃんとかにしてあげてたから」モゾモゾ 久「照れなくてもいいのに」フフフ 京太郎「可愛いですねー」イヤサレルー 宥「あぅ……っ」モゾモゾモゾ / | | ハ | ii ヽ / / | | / /| | i.i ヽ i / | | / /_Lノ| | |.iヽ ヽ | / / | | _; r- ''ナ´| j.| j| | i 〉 ヽ ル 1 j j / | , r ' ´ ノ / _.j j | /| j`\ 1 i i / j / | |´ // / .j / | /.j / 、 |.1 ヽ | |.i | / | | | ///--- j/__j / j / .|i .| | j i |/ | ノ| | /_イr===t''ヾ / ノ /'' __.'_ .| / リ リ iリ | / | //o心 ミリ`/ / /' ==ミ、j ノ| / / / i |/ | |∥ .《毛 卅ii ' '´ ワ ミヾ |i ノi ノ i | '´`ヽゝ |.` つゞ 乍彳 ii リ }.///r' i |´⌒ヽ | | 弋 少 .っ ノ '7 | i | | i  ̄ ̄ .ヾ / | | ヽ | i | ///// .| | ヽ | i i ヽ ///.| | ヽ |\_ 1 i .| | ゝ_ `ゝj-1 i ,_ .| | \`'イ. ヽ 1. ゝ、____フ __.丿 | \ \ヾ 1 , r ' ´ ` ヽ、 j \ ヽ 1 , r '´ \| _ゝ、 \ ヽ , r 、ゝ -, /⌒i / .ヽ´ 1-、 ゝ- \ -/´ ヽ ヽ / .ヽ .1 .| 、 ヽ 、 / ヽ ヽ ヽ' | i | 7 ヽ、 _ノ、 ヽ 〉 〉 | / | ./ヽ 竜華「」カキーンッ 京太郎「竜華さん?」 528 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/10/31(木) 00 38 26.64 ID ESOhLjd9o [4/10] 竜華「」カチコチ 京太郎「凍ってる……」 久「早くコタツに入らないから」ハァ 煌「それ以前の問題のような気もしますが」 宥「こうなると大変なんだよ、早く溶かしてあげないと!」 社長「とは言っても、バーナーで炙るわけにもいかないし」ウーム 京太郎「どうにかできないかなぁ」 久「あら、いい手があるわよ」ウィンク 京太郎「え?」 久「それはね……」ゴニョゴニョ 京太郎「あふんっ!?」 久「ちょっと、変な声出さないでよ!」ペチッ 京太郎「だ、だって耳が……ムズムズ」 久「……あむ」カプッ 京太郎「ひゃぁぁあん!!?」ゾクゾクッ 煌「キャプチュー!」パシャパシャッ 淡「……」ゴゴゴゴゴゴゴッ 久「冗談よ」ケロリ 京太郎「じょ、冗談じゃ済まないですってば」ハーッハーッ 久「それで、その方法は……」ゴニョゴニョ 京太郎「へぇっ!? そ、そんな事やるんですか!?」 久「ええ。それしか無いわ」キリッ 京太郎「……」 竜華「」カチコチ 京太郎「竜華さんを助ける為だ……」 恥ずかしいけど、やるしかない!! 京太郎「須賀京太郎、行きます!!」 529 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/10/31(木) 00 44 55.60 ID ESOhLjd9o [5/10] 竜華「」カチコチ 京太郎「……」スッ ∧ | / ミミニニニ彡イ .| / |/ l / |、 | ヽ、 | /、. .|/ | / l lノ l .N ノ/ヽ ヽ', | / | lヽ | 、 |/ l l リ | ゝ-=、 l . ,' | ヽ ≧=-、 r‐=-、 /l | /l ', / /⌒Y/ /⌒Y / | | / .| ∧l.i、 ____/ / / .∧ | の う さ つ ……? | / |/ | 、 ヽ、/ / / イ .リ |/ .| . 、 / / / イ | 、 ./ / / イ.. l ', > ./ / / イ | ノ ', / / /__/ |. / ', _/ / / `Y l` < / // / / .|__ \ `` ‐-=ニ __ / / / / / .| Y  ̄ 一同「!?」 / / / ヽ、 イ-‐──/ / 、=‐-ゝ / / / / l ハ / / / イ イ /∧ | i ハ ∧ / / / ≦ハ / l イ ,' .ハ | | lヽハ < .> ∧ / イ , イ 仁_/ /、 l / |/x≦l |ヽ | | ∨ < .> / / iY/ / / / 仁不下、l / イ/仁下不 i l | ∨ /イ .| / / /イ.ヽ乂ニノ_., | / .乂ニム イ.| ト、 | /イ、ヾ ',  ̄ | / l  ̄ んノ リ | . .、__ |/ | ムイ |/| 从 ノ ∧ | スガキッス? | /l l人 、ー──‐' イ ヾ |/ .|ノ| \ ` ニニ'´ /、| ノ \ イ ※京ちゃんです イ \__/ / イ __ / ゝ、 ∧ イ Y´ `ヾ=‐-、 ` ‐- _ < .> イ 、__ .人 ) ハ --‐' ‐- 、 ∨ `≧x イ‐-ヽ、 ∧ ヽ /  ̄ ヽ=ー──-=-‐= ニニニヽ < .> i -─‐-=ニ  ̄ ̄ ‐--、__Y ∨ 人 `ヽ、____Y 煌「」ハナジブシュッ 久「あっはははっ!! ひぃ~~っ」ダンッダンッ! 淡「」ジュンジュワー 社長「お、おぅっふ」 京太郎「ど、どうだ!?」 竜華「……」 竜華「うぁ……//」カァァァァ 535 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/10/31(木) 00 55 23.54 ID ESOhLjd9o [6/10] 竜華「な、なんやの急に……」モジモジ 京太郎「あっ、えと……?」 竜華「そういうの無しっていう話……忘れた?」ユビデカミイジリ 京太郎「あのですね、これはその」 竜華「で、でも仕方ないよね。京太郎君やって男やし」エヘヘ 京太郎「ええ、まぁ」 竜華「分かった! そこまで言うなら!」ガタッ! 一同「!?」 ... -―━━..、―- .. / \ \ / { \ \ / ∧ \ \ . / | \ 、 \〉 l | . // l l | \ {≧=┤ 从{ . __ | | l ト、从 y'´_)心}〉 / .. \\ 八{ l |∧y'心 V炒 l/ /⌒ . __ \\__ r┐\ハ八ハ`Vリ . . / /_/ . \\ /´} ∨//し' /. ∧ . ' ___ / / / . _____ 、  ̄ ', 〈 1i { / .、 Vノ / / イ . `_ー‐ァ ∨∧ \ } / 介 .. _... ´ /」__| . ゝ-‐ァ _ ∨∧ )ノ / /≠ニ二フ~ ̄Ⅴl | || . / ', ∨ } ' / / /∠二ニ=- l l | || .. ' ∨ { / /{ /∠~\ l | || \ ', ‘, _」' / ̄|从/\ \ /ノl | || \ \ ', ∨/ / ∨∧ /´ l .| || \ \ /∧ ‘, / /'∨∧/ l .|_|| {\ \ \ ..... --//∧ ‘、/ ,/⌒ヽ∨/ | 从 { \ \ \ ... {///∧ / / ̄/~~\ _ _ \ \ ̄`丶 \.  ̄| ̄‘, / / / } _/\ \ \ \. | ^`ー=彡 / ー┬ 、 \ \ \. |__ . -‐ / / \ \ \ } 〉 ノ / { \ \ \ \// { / { \ }\ }\ \ / { __〉 | \ | \}\ 〉 / }  ̄\ | } | } / /___ } \ ノ | / / /__/  ̄ ‐- { 、 \ | / /匚_/__ . -- . _ ○| \___∧ j/ ∨ ` . .___」 \○ ∧ /  ̄ .{ 竜華「一日デートや!」 京太郎「」 宥「ほへ?」 久「」ピクピク ←笑いすぎで腹筋を攣った人 煌「あの、笑い事じゃなくなってるんですけど」 淡「……」バクバクバクバクッ 竜華「い、一日だけやから! か、かか勘違いしたらあかんで、その……だから」マッカッカ 京太郎「いや、あのですね。竜華さ――」 竜華「一日だけ、京太郎くんの彼女……なってもええ?」ウワメヅカイ 京太郎「」 ああ、誰か…… この誘いを断る方法を、教えてくれ 541 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/10/31(木) 01 01 05.44 ID ESOhLjd9o [7/10] 竜華「……」モジモジ 久「」ピクピク 煌「……」ジトーッ 淡「……」バクバクムシャムシャ 宥「???」 京太郎「こ、この空気!?」ガビーン どうする!? どうすんのよ俺!? 安価↓3 1 勿論Okする 2 だ が 断 る 3 逃げる 550 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/10/31(木) 01 08 28.93 ID ESOhLjd9o [8/10] 竜華「デート、デートや……!」エヘヘ 京太郎「ソンナコトヨリシゴトノハナシシマショウヨ」 竜華「え?」 京太郎「シーエムノシゴトタノシミダナー」 煌「(逃げた)」 久「(逃げたわね)」 社長「(逃げたのか)」 宥「この鍋あったか~い」フフフ 淡「ふふっ♪」パクパク 竜華「え? でもデー……」 /.......... / | ハ ハ ..ノヽ..∧. /....../... / | | \ 斗-、 i ∧ '....../..{ 〃 { 弋{ 〃ヽ 廴 \ | ∧ i...../... | ト-| { \ ぅ 斗=ミ、 i | / ∧ |... 7.. | | | {_ ヽィ乏) ハ 入 φ / ∧ |ハ ヽr y 弌 弋辷ツ ′ 〉 / i / ∧ |{ i ∧〃_) ハ ` _厶ィ ハ | / ∧ |{弋 〈 ハ ゞ -'' 、 ´ } | / ∧ ` >へ i u / | / ∧ }. . -‐- 、 rー ' | / ∧ |.∧ V_ ノ イ | | / ∧ |... ゝ / | | | / ∧ |... > < 八 | | \_ |... i `¨ハ 〉 | |/ ̄ ̄ ̄〃 へ ^ヽ |... | 〉 / | | // ⌒ヽ.∧ |... |__// _/{ | | // V∧ r―|... / ./---、 ' ./ { | |_彡 ' V∧. ∧ { |... / // ̄ ̄ 7 | | |=- / V. / } ト| / 〃 / | | | ./ / V 京太郎「カエッタラギャツビーノシーエムケンキュウシナキャー」 竜華「……」 京太郎「……」 竜華「うん。頑張ろうね」 京太郎「あ、はい」 竜華「……」モグモグ 京太郎「……」モグモグ シーン 京太郎「(俺のヘタレ!!!)」ガビーン 竜華「……」ズーン 556 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/10/31(木) 01 16 55.35 ID ESOhLjd9o [9/10] 553 ドラマはオヅラさんです(こまけーこたぁry) こうして無事、新メンバー松実宥を迎える事に成功した京太郎 彼女の存在が吉となるのか、凶となるのか? そして―― 玄「え? おねーちゃんが京太郎君のメイクさん?」 ようやく話に絡めそうなラキスケ要員 ※忘れてませんよ、ええ 果たして京太郎はクロチャーのおもちを揉みしだくことができるのか!? 竜華「京太郎君の……ばか」 続く 616 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/11/01(金) 21 40 14.92 ID Xi5eSw3qo [2/17] 【第二回 ぽんこつ会議】 <<スタメン発表>> 宮永咲 言わずと知れた京太郎の嫁さん! やっぱり京咲がナンバーワン! 宮永照 最近影が薄い、みんな大好きテルテル! 邪魔する奴はぶっ潰す!! 原村和 もはや竜○さんを完全に食ってしまった大天使のどっち! もうのどっち一人でいいんじゃないかな? 弘世菫 魔法少女シャープシューター菫ちゃん! シリアスだったり、ぽんこつだったり忙しいんだよねー はやり「うーん、これまたぽんこつが揃ってるね☆」 久「ということで、今回もぽんこつ会議を始めていくわよー」イェーイ 咲「……」プンプン 照「……」シラーッ 和「ふんふ~ん♪」ニマニマ 菫「……」ムスッ 久「あれ? これまたどうしたの?」 菫「色々と言いたいことはあるが、まず一つ」スッ 久「はい」 菫「私は前回で卒業した筈では?」 久「……」 菫「私はもはや、非の打ち所の無い完全無欠のヒロインと言え――」 久「……こうもり」ボソッ 菫「!?」 久「はーい、他に言いたいことある人は?」 菫「いや、まだ話は!」 咲「あの、部長」スッ 久「あら、どうしたの?」 菫「」ガーンッ 617 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/11/01(金) 21 50 23.15 ID Xi5eSw3qo [3/17] 咲「メリットがありません」 久「メリット?」 咲「真面目に頑張って卒業しても、こうもりになるのはちょっと……」 菫「!?」 久「あー、そうよねー」 はやり「真面目に答えて、勝利しても卒業じゃ面白くないよね!」ウンウン 菫「おい! 今のはどういう意味なんだ!? 返答次第では……!!」 咲「……水着」ボソッ 菫「」ガハッ 和「私は別になんでもいいですけど」フフフ 照「何? なんなの? なんでそんなに余裕そうなの?」 和「いえ、私は別に……」 照「京ちゃんは誰にでも優しいんだからね? 勘違いしたらダメなんだよ?」 和「ソウデスネ」 照「……」ビキビキ 和「……」 はやり「殺伐としてきましたー☆」 久「もう、しょうがないわね」ハァ 菫「」パクパクパク 久「それじゃあ、今回はご褒美を用意しようかしら?」 咲「ご褒美ですか?」 久「ええ。それならやる気も上がるでしょ」 照「……」コクコク 和「私はその……」 菫「違う、アレは私であって私では無いんだ……」ガクガク 618 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/11/01(金) 21 54 51.57 ID Xi5eSw3qo [4/17] 久「みんなやる気が出てきたみたいねー」ウンウン はやり「ぽんこつらしさを全力で見せて欲しいかな?」フフフッ 咲「でもご褒美って……」 照「それを聞かないことには始まらない」 和「それもそうですね」 久「ふふふっ。ご褒美ね……」バサッ 一同「!!」 久「これよ!!」 プラカード「」デデーン 和「!!」 照「!?」 菫「」ブツブツブツ 咲「こ、これがご褒美……」 ご褒美ってなんぞや? 自由安価↓3 (本編と全く関係無いので、な ん で も いいよ) ※ただし、内容によっては深く掘り下げません 623 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/11/01(金) 22 06 55.88 ID Xi5eSw3qo [5/17] プラカード「京ちゃんの体」デデドンッ 照「!!」ガタタタッ! 咲「え? ええっ!? きょ、京ちゃんの体……//」カァッ 和「SOA!!」 菫「え? 京太郎君の体だと?」 久「えー、ちなみに解釈はそれぞれが思ったとおりで結構です」 はやり「なんてこったい☆」 照「……」ゴゴゴゴッ 咲「だ、ダメだよお姉ちゃん!!」 照「止めないで咲。私はもう、この身を京ちゃんに捧げる準備は出来てる(照だけに)」キリッ 咲「ダメ……させないよ」ゴゴゴゴッ 和「体って……そんな、まだ早いですよ……//」イヤンイヤン 菫「(部室の掃除でも手伝わせるかな)」ウンウン 久「ぷくくくっ」ニマニマ はやり「はいはーい! それじゃあ次はお題の発表だよ!」 一同「!!」 はやり「今回のお題は……これ!!」デデドン お題安価↓3 1 昨晩のオカズは? 2 京太郎のいいところ 3 ぶっちゃけ京太郎とお似合いだと思う人 4 自由安価 628 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/11/01(金) 22 20 18.08 ID Xi5eSw3qo [6/17] はやり「今回のお題は……これ!!」デデドン プラカード「京太郎のいいところ」 照「……」カリカリカリカリカリカリカリカリ 咲「……」キュキュキュキュキュッ!! 和「す、凄いスピード!?」ビクッ 菫「いいところか……」カキカキ 久「従順なところ」 はやり「若くて活きがいいところ」 煌「冗談ですよね?」ズイッ 久「もろ」 はやり「ちんっ☆」 煌「……」 ~~なんやんかんやで~~ 久「はーい、終了ー」 はやり「みんな書けたかな?」 一同「……」コクコク はやり「はい。それじゃあ、順番に発表していくよ!」 久「優勝目指して頑張ってねー」 照「……」フフフ 久「それでは自信満々な宮永照選手のカードを、オープン!!」 コンマ安価↓3 ゾロ目で優勝 00~09 「全て」 10~49 「言葉に出来ない」 50~89 「誰よりも優しいところ」 90~99 ??? 632 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/11/01(金) 22 27 42.30 ID Xi5eSw3qo [7/17] 照のカード「」ゴッチャァァ 久「あの、書き込み過ぎて何がなんだか分からないんだけど」 照「用紙が足り無い。もっと大きいものは無いの?」 はやり「ごめんねー」 照「じゃあ。これだけでいい」キュキュキュッ トンッ 照のカード「誰よりも優しいところ」デデーン 咲「……」コクコクコクコク 和「……」コクコクコク 久「おーっと、これにはとなりの二人の頷いてるわね!」 はやり「実際そのとおりだと思いますよー」 照「京ちゃんの優しさは宇宙(至言)」 咲「異議なし」 和「閉廷不可避」 菫「うーん、確かに立派だとは思う」 久「中々の高評価のようね」 はやり「それでは次に妹の宮永咲さんのカードをオープンしまーす!」 咲「……」ドキドキ コンマ安価↓3 ゾロ目で優勝 00~09 「全て」 10~49 「言葉に出来ない」 50~89 「えっちなのに、えっちじゃないとこ」 90~99 ??? 640 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/11/01(金) 22 37 58.70 ID Xi5eSw3qo [8/17] 咲のカード「えっちなのに、えっちじゃないとこ」 久「ん? どゆこと?」 はやり「???」 照「」コクコクコクコクコクコクコク!! 和「???」 菫「??」 久「宮永さん以外は微妙な反応ね」 咲「やっぱり説明した方がいいですか?」 久「是非ともお願い」 咲「えっと、京ちゃんってすっっっっっっっごくスケベじゃないですよね?」 久「ええ、すっごく」ウンウン 和「それはもう」ウンウン 菫「当たり前だろう」ウンウン 咲「誰彼構わずすぐスケベなこと考えて、暴走するんですけど……」 久「それじゃ悪いところじゃないの?」 咲「その、そんな京ちゃんでも……私に対してはそういうこと、しないんです」モジモジ 一同「?」 照「うんうん」 咲「これって、やっぱり……私の事、大切にしてくれてるからかなって」カァァァ _........----......._ ,. ´ ` 、 / 、 ' , 、 ヽ / / / | | ∧ .' ' / / , イ | } | | ∧ , | / /l / / } , .イ / } } ! . | | / { _/_}ム/ / /、_| _/ / / | . { / | ィ´}//イ /} / / }/`ヽ イ ' 〉, , { | ,ィ斧汽 /´ ィ斧汽、} / |\ | {八 { \ { ヒこソ ヒこソ イ | \} | 乂ム . . . . . . .、 . . . ムイl / 从{∧ _ _ 人 ∧{ |/ > ../^} /⌒l、` .イ } ./ リ ___/-'-'-- 、/〉「-、/ ' ,.. < {======ミ`ヽ|〉 ` ...._ /⌒\\ /`ヽ ∨, { >-、 {==、 { \/ 〈7 ー、{ ̄| //,ィ^. , \Ⅵ / | , /イ . ./ ∧ { `| 、 |_/= ´イ . . ,イ / } | Ⅳ \ | ̄´ . . . /= }イ | | / } /-r ´ | 照「分かるー、分かるよ咲ー!」ジィーン 咲「えへへ、そういうことは結婚してからだもんねっ!」ニパァァ 照「京ちゃんは宮永姉妹を大切に思ってる。はっきり分かるんだね」ニパァァァ 一同「(それは単に宮永姉妹の魅力が……)」アエテイウマイ 久「ま、まぁそういうこともあるわよね」ヒクヒク はやり「そ、そうですね!」アセアセ 641 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/11/01(金) 22 39 00.65 ID Xi5eSw3qo [9/17] 訂正 咲「えっと、京ちゃんってすっっっっっっっごくスケベじゃないですよね?」 ↓ 咲「えっと、京ちゃんってすっっっっっっっごくスケベじゃないですか!」 or 咲「えっと、京ちゃんってすっっっっっっっごくスケベですよね?」 混ざったって、はっきり分かんだね 645 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/11/01(金) 22 48 13.74 ID Xi5eSw3qo [10/17] 久「それじゃあ次は和ね!」 和「次は私ですか」 咲「京ちゃん、えへへっ……」モジモジ 照「京ちゃん私にとってアポロンでした」 久「(トリップしてるわ)」ドンビキ はやり「そろそろ珍回答が見たいかなーって」 久「そうですね。面白みが無いもの」 ヽ./ , ヽ ヽ冫 | / / /」 /} }゙`「丁ヽハ ! ! ! }-ィ |_,'_,,|-‐''/ / / .} /.| | | /. } | | . リ !.|. ト.、 ,. ──‐、 ト、 ィ゙ | |\/ //. / / ! !/!/ !从 /| .| !∧冫 //´ ̄ ̄ヽ', |人小|ヽ !.ィ爪沁ヽ. /./ /,.イ爪心ヽ.! イ/.//′ U } } l ヾ |/{ ⊂. ′ ´ ! ィ./ ト,ムノ ! , ,' ' γ⌒ⅵヽ弋二;;ノ ゝ-.″ | } | //', { ` 、 レ′ !. { !..',\ ノ ! U | `ー´\ ,. , / ! ! ! ! |. ` 、 ./| . ! ! ! ! ◯ | }` .. __ , イ | | | | | | } ィ‐┤. ├ .、| | | | | { 和「うーん、期待に添えられるでしょうか?」 菫「いや、添えてはいけないだろう」 久「(やはりぽんこつ)」 はやり「それでは原村選手のカードをオープンですっ!」 コンマ安価↓3 ゾロ目で優勝 00~09 「全て」 10~49 「言葉に出来ない」 50~89 「えっちなのに、えっちじゃないところ」 90~99 ??? 670 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/11/01(金) 23 06 29.37 ID Xi5eSw3qo [12/17] 和のカード「」マッシロ 久「あれ? 何も書いてないじゃない」 はやり「棄権かな?」 和「……あの、色々考えてはいたんですけど」 咲「和ちゃん?」 和「須賀君のいいところって結局、こういうことだと思うんです」 菫「???」 照「どういうこと?」 和「須賀君の持っているいいところって、他の誰でも出来ることばかりなんですよ」 一同「え?」 和「須賀君よりカッコいい人もいるし、優しい人も、努力家な人も……」 照「ありえない」 咲「そ、そうだよ!(便乗)」 菫「私はまぁ、分かる気がするな」 久「和、それで?」 和「それなのに彼が一番だって、須賀君が一番いいんだと思ってしまう。それはきっと……」 はやり「きっと?」 和「須賀君が真っ白だからだと思うんです」 一同「真っ白?」 和「何をするにも純粋で、自分の為って言いながら……結局は誰かの為に頑張っちゃう」トオイメ それで身も心も汚して、ボロボロになっても……いつか元通りになっている 絶望に落ちても、這い上がって……今もどこかで誰かを幸せにしてる まるで、洗いたての洗濯物のように……いつでも、キレイな心でみんなを包んでくれる 咲「……」ギュッ 和「そんな須賀君だから応援したいし、見つめていたい。ずっと傍にいて欲しい」 照「……」ブルブル 和「それに、そんな須賀君だから……好きになってしまったんです」 久「……」グスッ 和「だから、私の答えは……これです」ウツムキ はやり「うん……」 和「途中から、何を言いたいのか、わからなくなって……」ポロポロ 久「……いいのよ」 和「ごめっ……なさいっ」グスッ 咲「……」パチパチパチ 和「えっ?」 照「……」パチパチパチパチ 和「!」 久「素晴らしい答えをありがとうね」ウィンク 和「え?」 676 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/11/01(金) 23 12 22.45 ID Xi5eSw3qo [13/17] 咲「負けたよ和ちゃん」 和「咲、さん」 咲「でも、次は絶対負けないよ!」 照「私も、もっと京ちゃんの事をよく見る」ウンウン 和「二人とも……!」ジィーン 久「ふふっ。みんな文句は無いようね」 はやり「うん、そうだね!」 パンパカパーン 久「優勝は、原村和!!」デデーン! 和「え!?」 照「おめでとう!」 咲「おめでとう!」 はやり「おめでとう☆」 和「そんな、私なんかが……」ウルウル 久「ほら、須賀君が待ってるわよ?」 はやり「控え室にいるから、早く行ってあげて☆」 和「は、はいっ!!」タタタッ ガチャッ! バタンッ! 照「……悔しいね、咲」 咲「うん、すっごく悔しい」 照「頑張ろうね」ギュッ 咲「うんっ! 絶対、負けないんだから!!」 久「ということで、第二回ポンコツ会議は終了よ!」 はやり「第三回もお楽しみにー!」 四人「イェーイ!」パチパチパチパチパチパチ 679 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/11/01(金) 23 13 56.42 ID Xi5eSw3qo [14/17] / ./{ミミ . . .彡≧ . .\ / . /´ . . . . . . . . . . . . . . . .\i / ./ ./ . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . \ ′ . / . . . . . . . . . | . . . . ヽ. . . . . . . . . , . . . ′. . . . . . . . .| .| . . . . . |. . . . . . . . . . . .| . . . . | . . .| . . | .| . . . . . | . . | . . . . . . . i...... . |..... . .| . . .| . ハ| . . . . . | | .| . |......... | | . | .八 . ./7 /|/ ノ| . . . /| | .| . | . . . . .ハ | . | . . . .Tイ示气  ̄ 示气T . . . . . | . | . . . . . ` ヒ...リ ヒ..リ | . . .| . .| | . | . . . . ∧ . . .| . .| | . .\ . . .∧ ' . \ | . .| | . . . . \ .∧ -- ム . . .| . .| | . . . . . . . ≧ . ..、 イ . . . . .| . .| | . . . . . . . . . . . . .| > <| . . . . . . . .| . .| | . . .| . . . . >-j f\ . . | . . .| . .| | . . .|>イ く }l | . . .| . .| | / \_ __|l i . . .|\ /\ \ / | . . | \ 久「撤収ー! お疲れさーん」 はやり「お疲れ様です☆」 咲「帰ってご飯食べようよ!」 照「うん、たまには二人で水入らずだね」 テクテク スタスタ ,. '" ,. 、\ ,. -‐ 、 / / ` ´` \ / \ヽ ,.' ' / i ! ヾ / ' l / ,'./ l. !| ! ゙ l ' / .l / // 'l l ! l ! !l. ' .' l/ ー '-―_-' リ└- _!,!_ ! ! ' l l イ~~~下 ,.二、、ー,、/l! l l .l l ヽ ノ 'i リ ヽ.! l. l | ! l! ` " l l ゑ? l l ー- _! , l l.!. l ! | ト、 |! l l ! .l.ヽ , ― 、 ,. | ` ┘ l ! !.l 丶 ⌒ .イ ! ! l l ! .! < .!. l l ! ゙、 i ` ´ ! l l ! ヽ 、 .! ! ! l /ヽ. ヽ \ l、 ! l l./ 、 丶 ヽ. \ヽ` 、 l ,.' 丶ヽ ヽ \_.ヽ、 ノ. l ヽ\ \ ヽ ヽ\ 、 l \ 丶 \ヽ ヽ. l i ヽヽ. \、. ヽ . l / l ヽ ヽ ヽ.\. ヽ lヽ. / l,' ` ヽ. ヽ \ ゙ ! ! 688 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/11/01(金) 23 26 01.82 ID Xi5eSw3qo [15/17] 【おまけ】 ガチャッ 和「す、須賀君っ!!」ハァハァ 京太郎「ん? どうした和、そんなに息切らして」クルッ 和「あっ、えと、その……」カァァ 京太郎「??」 和「な、なんでも言うこと聞いてくれるんですよね?」 京太郎「お、おう? 俺に出来ることならなんでもいいぜ?」 和「それなら……そ、そそそその!!」 京太郎「落ち着けよ」ギュッ 和「あっ」ドクンッ 京太郎「俺はどこにも逃げないからさ」ギュゥゥ 和「……うぅっ」ギュゥゥ 京太郎「バカ、泣くことないだろ?」ナデナデ 和「はいっ」グスッ 京太郎「それで……俺に何をやらせるんだ?」 和「……それじゃあ、一つだけ」グスッ 京太郎「おう!」 | . . . . . . ./ // _/_/〃 // _厶 / / / イ | ヽ . . .\ | . . . . //// / / ̄厂ノ「 / | / ム /| | | | ト、 . . . .\ 人 . . . 〃 / イ ノ≧=≠=ミ、 { | | | |\ | | | | | . / ヽ _ /⌒ヽ_/_ノ| | | {〈 っ てう }∨ | | ! リ、j\.ノ イ | |/ こ| / ∨ 私 | . . . .ノ lハ. |⊂つ-- 'っ. ト ハj ≧=ミ、り\/ / .イ !| の | / 離 を >/ V、_ト|ノシ . . . . . . . . . . . . . ..ゝ... ぃ rう \/ / / j / .| ま| | さ : Г |ハ {{ . . . . . . . . . . . .O\ ‐' ノj〉` ノイ/ . . | ま | ,.| な : j | {{ ' . . . . . . . .と^つ/ /〃人_/ゝ ノ/| い ト__ ノ ノ し 、─- 、 . . .j } // ノ /∧ . . . . .  ̄| ヽ で / / / / l\ ヽ _ ヽ んノ∠- ' / 八 . . . . . .__ . /\ _.人 / / ./ .| \ _ ひ / / / ハ _/| |//./  ̄ ∨ / / |\ ` ー─ フ´ / /\' / | | |. / /. | | |\ |ヽ __/ / / } | | | |/ / | | |\\ | ` ー─‐/ / / / / | | | ゝ ゝ 京太郎「……ああ。いつまでだって、こうしてやるさ」ギュッ 和「須賀君……ありがとうございます」ギュゥゥウ こうして、二人はスタッフが迎えに来るまでずっと…… 抱き合い続けたとさ めでたしめでたし
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和「ゆーき」 優希「ん?」 和「前の質問の答えなんですけど」 優希「質問?」 和「好きな人が出来たら、という質問です」 優希「あー、あれ……(ちょっと恥ずかしいじょ)」 和「私もようやく、答えが出せそうです」クスッ 優希「え?」 -‐…‐- ´ `` . / \ ___ . / 〈i i 〈. / / / ! | 〈i i 〉 / ∧ /| |i | | | ¨ , || /! / ∨| |i | | |i |. ′ | / |/ | 八人| |i . , | Ⅵ斗ぅ气ト ムイ≫冬ト 从/ ′ | | 乂rツ ヒrツ.ムイ | . | | ,.,.,. 、 ,.,. .′ | , | | 、 , , | |./ | | } iト イ | | | | j{ うr≦ | | | /| | \ {`ヽ〕iト ..,,__| | /i i i| | i i i \ } i i i i i i i i| | 和「アタックあるのみです」ニヤリ 第五章 厨二病ギアス! 紅騎士と化した天使 高校に入りたての頃の私は、過去の自分を少々悔いていました 自分の中学時代は全然間違ってはいないものの、男性との付き合いがまるで無かったからです それは親友とも呼べるゆーきも同様のようで 時折二人で恋愛小説の話を膨らませながら、うわ言のように出会いが欲しいと呟いたこともあります 和「……はぁ」 厳格な父と母に、手塩にかけて育てられたお陰で私は完璧な箱入り娘と化していました 家も裕福でしたし、成績も優秀 麻雀では中学でインターミドルチャンプにもなり、この頃の私は天狗となっていましたね 中学を無事卒業した私は、どこか周りの男性を必要以上に見下すようになり、 若干高二病に感染していました 性格も相変わらず気取った敬語口調のままで、部活以外では必要最低限の友人しかいません まして、クラスメイト以外の男性との出会いなんてまるで…… 京太郎「よっ! 今日から俺も麻雀部なんだ、よろしくな」ニッ と、思っていた矢先になんと麻雀部に男子部員が入りました 今の時代、麻雀をやっている男性がいることにも驚きましたが もっと驚いたのは、彼が素人だったことでしょうか 彼を合わせてもわずが五人ほどの麻雀部 私は女性だけの部に男性が入ったことで、大分萎縮してしまったことを覚えています 彼は私が隣に座るだけで、なぜか急にそわそわしだし 京太郎「……な、なぁっ! 和は、その、麻雀が好きなのか?」 しかもなぜか呼び捨て――こんなのおかしいです 出会ったばかりの女子を呼び捨てしていいのは、かっこいい男の人だけだとゆーきが言っていました 優希「ね、ねぇ京太郎!」 京太郎「なんだ片岡?」 優希「ゆ、ゆゆゆ優希でいいじぇ!」 和「なんと」 ゆーきが認めたということは、彼はかっこいい男子だということです 久「はいはい。いいから入部手続きの紙をちゃっちゃと書いて」 京太郎「あっ、はい。っと」ポロッ 和「あ、落としましたよ」 私は彼が落としたボールペンを広い、彼に手渡そうとしました しかし、彼はそのボールペンを受け取らず、引きつった顔で 京太郎「だ、だだだ大丈夫! もう一本あるから!」アセアセ ヽ./ , ヽ ヽ冫 | / / /」 /} }゙`「丁ヽハ ! ! ! }-ィ |_,'_,,|-‐''/ / / .} /.| | | /. } | | . リ !.|. ト.、 ,. ──‐、 ト、 ィ゙ | |\/ //. / / ! !/!/ !从 /| .| !∧冫 //´ ̄ ̄ヽ', |人小|ヽ !.ィ爪沁ヽ. /./ /,.イ爪心ヽ.! イ/.//′ U } } l ヾ |/{ ⊂. ′ ´ ! ィ./ ト,ムノ ! , ,' ' γ⌒ⅵヽ弋二;;ノ ゝ-.″ | } | //', { ` 、 レ′ !. { !..',\ ノ ! U | `ー´\ ,. , / ! ! ! ! |. ` 、 ./| . ! ! ! ! ◯ | }` .. __ , イ | | | | | | } ィ‐┤. ├ .、| | | | | { 京太郎「(やべー、和の前だとてんぱっちまう!)」ドキドキ 何を緊張しているのでしょうか? 私は何も言い返せずに、そのボールペンを貰うことにしました それからは、淡々と日々が過ぎていきました 男性に対して免疫の低い私は、相変わらず彼に関わろうとせず ゆーきを介しての会話や、事務的な返事くらいしかありません 京太郎「お茶はいるか?」 和「はい。紅茶をお願いします」 特に彼に思うことも無かった私にとって この日々は少しだけ、心地よくも思えました このまま男性に慣れていけばいい そう考えていた時―― 私は、とんでもないものに出会ってしまったのです SAYOKO-SUBARA:とてもすばらなアニメがありますよ 和「アニメ?」 私は懐かしい先輩とチャットで麻雀をしていました その時に、彼女からアニメをオススメされたんです のどっち:なんてタイトルのアニメですか? SAYOKO-SUBARA:それはですね…… i`ヽ __r‐、 ┌───‐'^ヽ | |└、_f┘ rヘr───…¬ └─‐… ┐ 」 |  ̄ ̄} r‐┐ __ ' ー‐r‐=≦´___, 、 | { ____」 |\_/ } {_rへ j } \____, 〉 | │} _/| | r‐‐ '_ r‐rヘ、 / / / / ┌───‐┘ |  ̄ ̄´ | | `二 ┘ r─‐<__,/ / , ヽ、 └──── 、_」 L.ノ {_ . -‐ヘ `、 , -‐ ´ / \ 丶、 ─‐C‐O‐D‐E─G‐E‐A‐S‐S=───‐}__}──<_, -‐‐ ´──‐ヽ_r‐'─ 反 逆 の ル ル ー シ ュ 和「こーどぎあす?」 それはまさに、運命の出会いでした(恍惚) 和「……テロリストのお話、でしょうか」 私は早速、休日にDVDをレンタルして家で視聴することにしました 和「……」ジィー ジブンヲーセカーイーサーエーモー 和「FLOW、というアーティストですか」 OPもかっこよくて、作画も綺麗で 私は借りてきたDVDを夢中で見ていました そして、私は―― . .... `ヽ、 ...... ヽ、─-- .,_ .... `ヽ、 ─一 - _`' ‐-- ,_ ..... ヽ、 /!  ̄` ‐-  ̄`' - .,_ .. へ、 __,. /! /! l .......`' - .,_ ... ヽ、 __,. -‐_'"_,. / /てソ l l、 /! `' - _ .. ヽ、 ト-‐''"" / / ハt/ `" l lー/ l _,. -─ '" ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄`' ‐- .,_ ..`ヽ 、 . \ l . / /`'-l / ,γ'´7-、`' l_,.-,"´ .... ... ... . ... `' ‐- .,_ `'ヽ、 .. .゙, . l l .l ! / ,゙ ゙, l-'/ _,.- ─一 ´ ̄ ̄ ̄ ̄`' .── -- ., _ `'‐-.,_ ゙, . l l. ! l !,゙ ,゙ l l / ヽ て==-rz ...... `'‐-.,_ `ヽ, ヘ . ゙, ゙, l l{ !ヽ、.,゙ _/ i ノ/`ー──} / . / r- 、 ........`' ‐-.,_ ヽ、 . ヽヽノ,l l ヽ l  ̄フ//´} // . . / ___ / j ..... `' - .,_ \ .ヾ, lミ,'ヘ`ー‐-'/-' l j ,' ,.-‐'´.... ... .. ̄ ̄ ̄,'フ、 /─ - .,_ ....`' - ヽへヾ,ヽ`/斤,イl lノ 〃.,.-‐'´ ノヽ、 l ´〈  ̄`' ─ - .,_ >- 、', - _ ヾ、!`'ヘ } ヽ l / ,ィ'´, ィ、`゙' - .,_ / ノ .. j / ヽ .....`゙' ─- .,__/ .`ヽ了__ヽ_!__o_jノ/' " _,. - ヽ `' ‐- .,_. / . /_,、_ノ { . j-‐''""゙´ ̄ ̄ ̄_,.二 ニ===- -'一‐- .,_ . ヽヽ- .,_ ̄  ̄ _,-=zzzzシ _,.-≫ / /"´ ヽ,. へ l _,. - ─ '"ニ二 -─ ''""´ ̄ ̄/ ̄ ̄ ̄` "ァ-z==ヾ、  ̄'-=三Zシ _, ィz -'"'´ヽ_'___ / ノ、 lニ-,r-‐'"´ ̄`ヽ、 {' ' /!l !l ヽへ、 ...._,. -‐'==-'"´´ 7 . ./ }, .フ´ 〉-,/⌒! \、 / / !l j l _,z=1l`ーr -<'" ̄'<ヽ-、 / / _ y´ / Y´ / `ー-, `'- _/ _,イ ヽl !/-' l{! l! l >- _ _/r- 〉、 _,.-'´ 、,.-‐'-、 / / _ / /j j!ー- .,_ノ、 / l j/ヽ 、 !l!;; ;l! l てz<'",.-‐'_/ ヽrz、-っ_'_,.-'´ / / ソ // lヽ ,/ ! /`' .,_ ヽ .. l ! ヾ、ゞ、l! l  ̄ ̄ ̄ l _,.- 二ニっ /ー'7`ヽ_/∠/ ノ´ ,/ .. . l/ `'- ヽ l ! l l !z lヘ、 ヽ 〈 , ゙ / _,. z='シ _,.ノ _ __ / ヽ、 l ! ! li l!ヽ \、_ ヽ_j / / _,z=Z=ニ_,. -'"´`¨¨¨ ´ `ー-'゙ ヽ、 ゙,゙, l !l l! l, `ヽ、‐- .,_ / /∠z≠''"´ ヽ、 \ ゙, ゙, !゙, ヽ r- .,_ `'=z.,_ ' ─- .,__ 和「わ、私にはゼロしかいません……//」ポワーン 私はテレビの中のゼロに恋をしてしまいました ※ゼロ(アニメ コードギアスの主人公、ルルーシュが扮するテロリストのリーダー CV福山潤) 和「しかもこのカレンという少女……どこか私に似ています」ドキドキ ※カレン(アニメ コードギアスのヒロインの一人 ゼロを信頼し、付き従う忠犬のようなキャラ CV小清水亜美) 和「はぅぁっ……」 私は一日でDVD全てを見終わりました R2まで全て……アレは至福の時でしたね 私は身も心もすっかりギアスにハマり いつの間にか、自分が本物のカレンになったような感覚に陥っていました 学校に通っている時には、アニメの中のカレンのように病弱な少女の姿を偽り 女子M「ねーねー原村さん。一緒におにぎり食べてほしいの」 女子H「わっほい! 一緒に食べようよ! クラスメイトだもんげ!」 和「ごめんなさい……体調が、悪いので」コホコホ 帰宅した後に 部屋の中では髪をかきあげて 和「たくっ、いい子ぶるのも疲れるわぁー」コキッコキッ などと隠れて言ったりしていました 当然、カレンに憧れてホットパンツに上はチューブトップ 少し胸がキツくて溢れることも多々ありましたが、私は満足でした 和「……」 しかし、私のなかで一つだけ満足出来ないものがありました それは―― 和「はぁ、ゼロ……」 ゼロの不在です いくら私がカレンになりきろうと、そこにゼロがいなければダメなのです ゼロのいないカレンなんて、ルーの無いカレーと同じです ネタの乗っていないお寿司と同義です ゴミです カスです 扇死ね 和「あぁ、ゼロぉ……」クチュッ 私はこの日、生まれて初めてオナニーナになりました ※オナニーナ(コードギアスに出てくる女キャラ レズっ気があり、作中でオナニーを披露したメガネ) ゼロの不在に悶々とした日々を過ごしていた私ですが ある日、全てを変える出来事に出会いました 和「あ、須賀君」 部室に入ると、そこには須賀君だけがいました そういえば、しばらく彼と話していなかったことを思い出し 私はカレンから得た勇気を持って彼に話しかけます 京太郎「ん? あぁ、和か」 和「えっ!?」ゾクッ 耳を疑いました それも無理はありません なぜなら、彼の発した言葉のトーン……声、全てが完璧にゼロそのものだったからです 京太郎「ごめん。考えごとをしていたんだ」 和「あ、いえ! べ、べちゅにっ!」 今度の爽やかな声はルルーシュ状態の声 はぅぁ……前は気付きませんでしたが、彼の声は福山潤さんに似ています 京太郎「どこが具合でも悪いのか?」 和「い、いいいいいえ!? なんでもありません!」ドキドキ この時、私は思いました 私にとってのゼロは須賀君しかいない 思えば彼はかっこいいですし、私に優しくしてくれます 麻雀が弱いというのも、ヒョロヒョロなルルーシュだと思えば可愛いポイントですしね 和「(あぁ、ゼロ)」 京太郎「?」ゾクッ この日から、私の彼への執着は始まりました 私は須賀君をゼロと決めつけ、部活の時はなるべく彼に接近しました とは言っても、まだまだ男性に話しかけることが苦手だった私は 毎回ゼロの隣の席に座ったり、彼が使用したカップやフォークを舐めたりしていました 時折、既に綺麗に拭き取られていることがありましたが そういうマメな掃除をするゼロは流石だと思いました そして私はゆーきづてに彼の住所、電話番号を聞き出して ゼロの個人情報も手に入れることができました ゼロの住所をゲットした私はさっそくゼロ邸周辺に座り小便(マーキング)をし 彼の家を観察しました 手には通販で買ったトランシーバーを常備し 時折、誰相手でもなく 和「こちらカレン。ゼロに異常はありません」 などと、架空の報告を繰り返していた 京太郎「(なんか最近、家の周りに犬の小便されすぎじゃないかな 観察の結果、ゼロには飼っているペットのカピバラがいること 休日によく、カピバラとジョギングをする習慣があることが判明しました 和「……しかし、このままでは」 私はずっと彼を見守るだけで終わってしまう なんとか彼にもゼロの自覚を持ってもらいたい そう考えた私は持ち前の頭脳を活かし、作戦を練ることにしました この頃の私は自分のことを完全にカレンと思い込んでいて ルルーシュが使った(という設定)のチェスの駒を弄りながら至高したり その駒でオナニーナになったりしていました 和「……そうですね」 長い熟考の末、私が編み出した作戦はこうです 今の須賀君は皇帝によって記憶を消された状態 ならば、記憶を思い出させる為にゼロの小道具を見せれば魔神が目覚めるハズ 作戦というより、ただの設定でした 和「そうと決まればゼロスーツですね」 私はさっそく通販でゼロのコスプレグッズを買おうとしましたが 最近の度重なる浪費でお小遣いが足りないという事態に陥りました そこで仕方なく、私は近くのドンキでスケキヨマスクを買って、それを代用することにしました 私はこれに追い討ちをかけるべく ゆーきから聞き出した、彼のアドレスにメールを送ることにしました その内容が、こちらです 『はじめまして 紅騎士、紅月カレン(K・K)というものです 須賀君を初めて見た時、ついにかの魔神ゼロが地上に降臨したのかと思い、驚きました よって僭越ながらあなたをゼロと呼ばせていただきます そして勝手ではありますが、これからあなた専属の騎士(彼女)を務めさせていただきます とは言ってもかつての騎士の力は失われています故に 今の私には麻雀でわからない問題を解説する程度のことしかできません。 もしわからない問題があったら、気軽に私を頼ってくださいね(*^_^*) あと、私は表向きに存在しないことになっており(特にブリタニア人には気付かれたくありません) 極秘であなたの手助けをするので、このことは誰にも言わないでください 約束です 紅月カレンより(チェスのナイトの画像添付) P.S. 夜にジョギングをするときは気をつけてくださいね(笑) 一人だけでは無防備です』 / / ./ ,ィ ヽ ヽ_ / / ./ // /! |l! .lY' ) ; i くlハ //,ィ / .| リ! j l } l! |イl! ' _`Vメ、 l / __.! ./_l/__ ノ l i='ヽ ゝゝ| ;´んィ !` =j/__ノノイ /¨T ヽヽ || l 弋_丿 'んィ !.ヽ// ,' ! } } || l 、、、 弋_丿 // .,ヘ .! j/ / ̄ \ || l ' 、、、 // ./イ | | ア | || ゝ. __ // ./. ! | | リ .! || | l > ´‐-' _イ//∥| l | <. で | |l!. l_L ;ノ .ト!¨ T¨ェ //.∥ll! l | .| す ! l|-、 ヽ .l! ̄` | . .// /l!ll| .! | .! ね .! /-、 ヽ ヽ l ̄ ̄l .// / ヽ! .! ! \__/. / | >ヽ ヽ . . l l;'/// /\ .| |. / l . /ヽ ヽ ';. ヽ / ////、 \ | 人.. V } ! ヽV/'/l;;;_/ Y ..人 !. / ヽl l ! [__] / .l i/ ヽ| 我ながら完璧な内容です これなら彼も、ゼロとして私を認めてくれるに違いありません 次の日 久「優希! あれだけ言ったのに! また須賀君を裏切ったの!?」 優希「私じゃないじぇええええええっ!!」ビェェェンッ 京太郎「部長! まだ優希だと決まったわけじゃ!」 まこ「……」 なぜかゆーきが泣かされていました 一体何がどうなっているのでしょうか それから数日間待ったものの、ゼロからの返信はありませんでした 私はアピールが足りなかったのかと思い、追撃メールを送ることにした 『物理と化学も教えますよ^^』 和「返事はありませんでした」ポツーン それでも私はどうにか、彼に振り向いて貰いたくて再び作戦を練りました そこで思いついたのが、染谷先輩のお店で行われるコスプレイベントでした つい先日、店員が好きなコスプレをして接客するバイトをやらないかと誘われていたのです 和「(これで須賀君がゼロの格好を)」 私は勇気を振り絞って、須賀君にも声をかけました 京太郎「え? 染谷先輩のお店で?」 和「はい。衣装は、私が用意しますよ」ニッコリ 京太郎「……うーん、じゃあやろっかな」 和「あ、ありがとうございますっ!」 私はその日、須賀君がゼロのコスプレをするところを想像してオナニーナしました この頃にはお小遣いも溜まっていたので、ゼロスーツも購入済みです 後はその日を待つだけ 私は一人、ほくそ笑んでいました そして当日 私はカレンのコスプレをして、咲さんと一緒にお店で待っていました 咲「楽しみだねー」 和「はい」 咲さんはアーニャの格好で楽しそうに笑っていました オレンジとお幸せに、咲さん 和「(さて、問題は須賀君ですが)」 後は彼の到着を待つだけ 和「(前日にゼロスーツは渡していますし、問題はありません)」ドキドキ 高鳴る胸の鼓動 私はそのときを静かに待ち…… ガチャッ 和「!!!」 遂に、お店の扉が開かれました 和「すが……」 京太郎「どうだ! これ、似合ってるかな?」 ___ _ 、 ヽ _,. -─'"`ー- ,ヽ,}l _,.- _,ィ´" ., .- .─ . . - . . . . ! . `⌒≦、 _zフ'"´,.‐'´ . . . . ._,.-‐'´. . . .! . .、 . . . 二ヽ、 ,イ/ ' _,. . . . . . /'", . . . . . . . l } . ̄≧, ヽ /'/´ . / . . . . //' . . ./ . . . . .l l . `ヽ、ヘ イ ./ .‐---' . ./ ./ ./ ./ . . / ! .lノ !ヽ ヽ \ .ヽア フ { . /ノ .フ .7 ./ . / .{ . . ./! .lノノ l ヽヘ ! } ヽ} / / / / . ./ . l . { . .{ . . l .ー‐rイl ハ l l l l } j ノ .l_,ソ! . .l . .j! /! . l . . l . . . . .j . /l / }! j! .} l} !l 卞 イ、ヽ lVチ=l .lzl lヽ. . . .ハj/ /ノ ノ斗r l /j ヽ!ヽ ヽ .! r千ォzミヽヘヽ . l !/i≦チ,rヘノノノ'´ `ヘr≦ヽ}丐fェ!、 ヾ{_ イrf月}ノイ彳〉 ヽ,l  ̄ ̄´ . l `  ̄ ̄´ j_ノN ヽ | /_,. -──‐, _,. -、ノ .\ __'__ / .| r───l 匸゙'.r-´ヽ jヽ、´ ー-`' /r、__,| | . | l | | . . .lニz、` 、__,/z=〆 | | . |_ _,. -──- 、 | | | . . l `ヾ'/ ` 了| ヽ . /,> '" . . ゙, | /..| . . /j r-, j' } ィ-ヘ / | /. ,.-‐'" .. . l |ヽ | / / {!^l } lイ l /⌒!} / ,.゙ /. / . . .. .j ___,.ノ} | |´ / /j / ! { l / ノ l . ィ, _. _,.ノ- ─- 、 r-─'´ ̄ j | | / ヽ! V /ノ /.,_ j l //,/ _,.-ニZ-''"ノ .. .ヽ | | |r‐7、 !l 〆 / Y / / /'´ _〆"´ j ,.- '´ ..ヽ | . / j | l } j / /7 / / ノ"´〈 ノフ .. _/´,. - ── - .,_ ヽ 和「す、スガァァァァァァァァァァクゥゥゥゥゥ!!!?!!」ガッタァーン! 私はもんどり打って雀卓にダイビングを決めました なぜ、なぜですか!? なぜ須賀君がスザクに!? 私が渡したゼロスーツは!? ※スザク(コードギアスの登場キャラの一人 ルルーシュの親友 言動がうざい為に ルルーシュファンからはウザクと呼ばれることもある) 京太郎「え? 大丈夫か和!?」 咲「和ちゃん!?」 二人が心配して私に駆け寄ります これがゼロだったらどれだけよかったことか 和「す、須賀君。なぜ、その格好……?」ブルブル 京太郎「ああアレか? 染谷先輩にマスクはやばいじゃろって言われてさ」 和「?!!?」 咲「それで私がセットで頼んだこの服なんだよねっ」 京太郎「ああ。ラウンズセット? だっけ?」 咲「えへへ、一緒にナイトメア乗ろうね」 和「(あ、アアアアアアアアニャアアアアアアア!!!!)」ブルブルブルブル 私は衝撃のあまり、ちょこっと失禁していました 涙を見られぬよう、トイレに駆け込み股間を拭く 今までに無い、最高の屈辱でした 和「……」 京太郎「お待たせしましたー」 ゆみ「いい格好だな」 桃子「たまにはこういうお店もいいっすねー」 咲「京ちゃん、記録」パシャッ 京太郎「お、かっこよく撮ってくれよ」ニヤリ 和「……」ブルブルブルブル こうして私は、スザク姿の須賀君が咲さんと仲良くしているのを見せつけられました アーニャ許すまじ 私はその日、帰路に着いてから狂ったようにオナニーナになりました 和「……はぁ」 その日から、私は生きる気力を失ってしまいました 彼にはアーニャがいる スザクなのにアーニャとカップリング 意味が分かりません 和「う、うぅ……ゼロ、須賀君」ジワッ 私は狂ったように泣きました 部屋の外では無駄にディートハルトに似た声の父親がうるさく叫んでいます 恵「どうしたんだ和!? ゼロか! ゼロは素晴らしき逸材なのか!?」 お願いですからその口を閉じてください それからどれくらいの時が経ったでしょうか 学校を数日休み、私は部屋の中で食事も取らずに篭っていました 和「……」 瞳も虚ろなまま、私はベッドの上で泣き腫らした顔を上げました それは、携帯の着信音に反応したからです 和「……須賀、君?」 番号は須賀君から 何か……あったんでしょうか? ピッ 和「も、もしもし……?」 私は恐る恐る携帯を取りました すると―― ?「カレン。いつまでそうしているつもりだ?」 和「え?」 ?「お前は我が部のエース。勝手に抜けられては困るんだがな」 和「~~~~っ!?」ビクビクッ それはまさしく、ルルーシュ いえ、ゼロの声でした 和「な、なじぇ、なーじゃ、なじ、なじぇ、なぜっ!」 私は数日声を出していなかったことと 緊張のあまり、声がおかしくなってしまいました すると、電話先の声がこう言います ?「窓から外を見ろ、カレン」 和「っ! (外!?)」ダッ 私は急いでカーテンを開きました 暗い部屋に、久方ぶりの眩い光が注ぎ……顔をしかめながらも 私はそれを見ました ,.....、 〈 〉 { } ` ´ i i i i ' ' ' ' ' ', / ム / ム / /`|l| \ ム { ′ |l| \ ム 乂{ |l| `ヾ; ` |l| }! |l| ソ |l| |l| |l| |l| _|l|_ |l| |l|l|l| |l|l|l| `|l|´ |l| 和「!!?」 逆光で姿はよく見えませんが、あの電灯の上にいる人影 あの孤独なシルエット……紛れもなく、ゼロ ?「久しぶりに顔が見れて安心した。学校でお前を待つ」バッ 和「あ、ゼロ!!」 ゼロは電話越しにそう告げると、街灯から飛び降りて去っていきました 3m以上はある街灯から飛び降りるなんて…… 和「……無理、しちゃって」クスッ ドンドンドン 恵「和! 今、外に! 外にゼロがいたんだ! カメラに撮ったぞ!!」ドンドンドン 和「須賀君……ありがとうございます」ポロポロ 翌日、久しぶりの学校ではみんなが私に声をかけてくれました 咲「和ちゃん! お帰りなさい!」 優希「心配したじぇ!」 まこ「まったく。体調管理には気をつけるんじゃぞ」 久「全国はアナタ抜きじゃ戦えないのよ?」 和「……はいっ!」 そして、私の大切なあの人も 京太郎「よう、和。具合はどうだ?」 和「はい。お陰様で」クスッ 京太郎「べ、別に俺は何もしてないというか、その」アセッ 和「ふふ、もういいんです。私には、これさえあれば」スッ 京太郎「ロケット? 中に何か写真でも入れてるのか?」 ,>─. .──- .ィ─-、._ __┌.、/ \/ | | ∨′ . . . ', }. ,ゝ / ト、 ∨ ゙i { / ,.! ! ! . .| .| | | ', ! ! } ',;;;;ィ゙ ヽ ! .{ { | | | 」| .| | ィ‐十ト| | } } \ / |/{ |.!.| {斤人|ヽj\| .レ゙リリル ノ ィレ′ ヽ .{',从|レィ==、 ィ==x .リ/ |」| ├┤| 沁 ノ/ ! | . .|',| 人 r─‐┐ ハ/ / | | . .| | |> , `.-- ' ,∠// /! | | . .| | . |ィ‐=_,,} ー {.__//゙ /_.| i| |... | | ! リ.| {_ __.//゙ / ヽ!| | . .| .| ! / /_,ヽ.∠ィ'/ /─=|| | . .| .| / /─'、,..ィ‐-、_,..| | |_ || | . .| .i! ../. . . . | ∨ ゙< 小. | . .| .{ ! ∨ . ヽ`>、 ∨ |. ) |. . | | { . } ! ! | .. |∧ ', . . . i. ..ノ| | リ | ../ ヾ.\__, 人 ,.イ〃.ノ/ ゝ | `ーイ / | /゙_.∠.ィ゙/ | \.|_ / ! ,ィ゙ {" ∧ \ } / ∧ 和「はい。でも、中は内緒です」クスクス 街灯から飛び降りる瞬間に、撮ってくれた写真 それは今でも私の胸の中に 和「私の、好きな人の写真ですから」 京太郎「え、えええええ!?」ガターン 和「(見せられるわけ、ないじゃないですか)」ギュッ /⌒\人/⌒ヽ ノ \(○)/ ヽ Lノ⌒ ( ( ⌒\_」 く \ だって、アナタのことなんですよ? ねぇ、須賀君―― 第五章 厨二病ギアス! 紅騎士と化した天使 カンッ
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※作業中です 本編 始めに オープニング拠点パート 第一層 探索 ボス戦 クリア後拠点パート 第二層 探索1回目 ボス戦 拠点パート 探索2回目前半 探索2回目後半 ボス戦2回目 クリア後拠点パート 第三層 探索1回目 拠点パート 探索2回目 探索3回目前半 探索3回目中盤 探索3回目後半 ボス戦 クリア後拠点パート クリア後拠点パート2 クリア後拠点パート3 第四層 探索1回目 中ボス戦 拠点パート 探索2回目前半 探索2回目後半 ボス戦 クリア後拠点パート クリア後拠点パート2 クリア後拠点パート3 クリア後拠点パート4 第五層 探索1回目 中ボス戦 拠点パート 探索2回目前半 探索2回目後半 ボス戦 クリア後拠点パート クリア後拠点パート2 クリア後拠点パート3 クリア後拠点パート4 クリア後拠点パート5 第六層 探索1回目 拠点パート 探索2回目 中ボス戦 拠点パート2 拠点パート3 拠点パート4 探索3回目前半 探索3回目後半 ボス戦 エンディング EXTRA オープニング プロローグ OP拠点パート1 OP拠点パート2 小ネタ等 本編世界小ネタ 第二層敗北END 淡とデート クリア後夕食会 別世界小ネタ 恋人はマホ 元スレ 【咲×魔物娘図鑑】京太郎「魔物娘と迷宮攻略」【安価】 【咲×魔物娘図鑑】京太郎「魔物娘と迷宮攻略」【安価】(その2) 【咲×魔物娘図鑑】京太郎「魔物娘と迷宮攻略その3」【安価】 【咲×魔物娘図鑑】京太郎「魔物娘と迷宮攻略その4」【安価】 【咲×魔物娘図鑑】「魔物娘と迷宮攻略その5」【安価】 【咲×魔物娘図鑑】京太郎「魔物娘と迷宮攻略その6」【安価】 【咲×魔物娘図鑑】京太郎「魔物娘と迷宮攻略その7」【安価】 【咲×魔物娘図鑑】京太郎「魔物娘と迷宮攻略その8」【安価】 【咲×魔物娘図鑑】京太郎「魔物娘と迷宮攻略その9」【安価】 【咲×魔物娘図鑑】京太郎「魔物娘と迷宮攻略その10」【安価】 【咲×魔物娘図鑑】京太郎「魔物娘と迷宮攻略EX」【安価】 【咲×魔物娘図鑑】京太郎「魔物娘と迷宮攻略EX2」【安価】 【咲×魔物娘図鑑】京太郎「魔物娘と迷宮攻略EX3」【安価】 【咲×魔物娘図鑑】京太郎「魔物娘とダンジョン攻略EX4+α」【安価】 38~214レスのみ(完結? 【咲】京太郎「今日から俺が須賀京子ちゃん?」霞「その6よ」【永水】
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630 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/11/11(月) 21 42 43.75 ID mlj3/utfo [3/16] 咲「あ、そうだ京ちゃん!」コソコソ 京太郎「ん? どうかしたのか?」 咲「えへへ、実はこっそり連れてきたんだ」 カバン「」モゾモゾ 京太郎「??」 咲「中を見てみて」クスクス 京太郎「お、おう?」ジィィィッ ??「きゅきゅっ!!」 京太郎「お、おぉぉ! マジか!?」パァァ ??「きゅ~♪」スリスリ 京太郎「ははっ。久しぶりだな!」ナデナデ ??「っ~~//」モジモジ 優希「んー? なんかカバンがもぞもぞしてると思ったらおまえだったのか」モグモグ 和「」 咲「えへへ、おばさんに無理言って連れてきたの」 京太郎「うわぁ、マジで嬉しいな……」 和「す、すすす、す、須賀君!」ガタガタガタガタ 京太郎「どうしたんだ和?」 和「そ、そそそそのか、かかかか可愛らしい、い、いいい生き物は?!」ハワワワッ 京太郎「俺の大切な家族だよ、会うのは久しぶりだけど」 ??「きゅ~//」 京太郎「こいつめ」アハハ ??「きゅいきゅーい」スリスリ / / | |゙ | . . | | VM、_| . | } ト、_,. | ヾ ', ./ / .! i! N . | い !/≧二]/"|´ . | . | !. ! / | | | |',/ ヽ| \ |ィ/,ゞ..、\,! / i! | | ,' / | { . ! /| 〉|-. \!" {_ rj ', リ/} . . ノ|/゙. |. i ィ .∨\"| /,ィうヽ ィ゙ ` ソ i} |/ ' |. | /.! | |ヽ {_,ィrj ', .`ー‐゙ ./ ! ! | |∨ ヽ{i ヾ, ツ | | ヽ .| \ \, `" _,,._ | {. 'j |  ̄、 ̄ _,,. - "__\ { '., ! .ハ. { ./ 〉 ./! \ .| リ`ヘ. V ./ ,ィ=、| ト、 ヽ. | `..、, `ー " ./ |/ \ . | i }. リ ,' / / ー, --‐' / ヽ ヽ ̄ `ヽ. / / / / / {/〉, / 〉, \ \ / / / _,.ィ={ |/. !. / /| \ \ } / / /_,,.-/ / | | . / / | | .\ \/ / /} / / / . | |_. / / .! ! .\ ヽ,. / /_,/゙ / / / | |. ` ./ ./ .| | / \ `、 和「か、可愛いっ!!」ダキッ ??「きゅっ!?」ビクッ 京太郎「あ、おいっ!」アセアセ 633 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/11/11(月) 21 51 54.56 ID mlj3/utfo [4/16] 和「こんなに可愛いなんて……しかも、須賀君の匂いがする」ムギュゥゥゥゥウ ??「きゅっ……きゅ」グニュグニュ 咲「あっ、ダメだよ和ちゃん! その子は人見知りが……」 和「えへへ……」ムニュゥゥ ??「きゅ……」ガクッ 京太郎「」 優希「ある意味幸せな最後だったじょ」モグモグ 咲「和ちゃん、目を覚まして!」ユサユサ 和「ほぇ?」キョトン ??「……」グッタリ チーン 和「」 優希「犠牲になったのだ」 咲「言ってる場合じゃないよ!」フェェェン 京太郎「大丈夫、寝てるだけみたいだし」ナデナデ ??「きゅぅ~」スヤスヤ 和「ご、ごめんなさい須賀君」ジワッ 京太郎「気にするなって。こいつを気に入ってくれて、むしろ嬉しいよ」ポン 和「うぅっ……」グスッ 京太郎「また遊んであげてくれよ」 和「はいっ!」 京太郎「久しぶりにあいつに会えて、なんだか嬉しいな」 いつかこっちで稼いで、連れてきたいぜ 京太郎「よし、それじゃあ次のテーブルに行くか」 【テーブルB】 京太郎「(おっ、ここのメンバーは……)」 小蒔「……」ドキドキ ドタプーン 春「……」ポリポリ バヨエーン 憩「どうも、初めまして」 ポヨヨーン 京太郎「たまらん」ゴクッ 638 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/11/11(月) 22 01 39.31 ID mlj3/utfo [5/16] 634 モウヤメルンダッ! 憩さん美乳だと思ってたんだけど、見返してみたら あっ……(察し) 京太郎「(さて、ここはどう切り込むかな?)」 小蒔「あぅ……」ソワソワ 春「……」モジモジ 憩「(あっ、ちょっとずれちゃったかも)」モゾモゾ 京太郎「(俺は何も見ていない)」ブツブツブツ さて、ファーストコンタクトが大事だよな コンマ安価↓3 00~49 京太郎「どうも、初めまして!」ニッコリ 50~89 京太郎「えっと、確か永水の……?」 90~99 京太郎「確か神代小蒔さんと、滝見春さんと、荒川憩さんですよね」 ゾロ目 京太郎「はじめまし……て、じゃないような……」ドクンッ 646 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/11/11(月) 22 13 01.27 ID mlj3/utfo [6/16] まずは爽やかに挨拶するか…… 京太郎「どうも、初めまして!」ニッコリ 小蒔「えっ?」ズキッ 京太郎「え?」 小蒔「あの、その……」オロオロ 春「……」ジトーッ 憩「??」 小蒔「……覚えて、いませんか?」 京太郎「……えっと?」 あれ、そう言われると確かにどこかで見たことあるような気も…… うーん、しかし俺がこんな立派なおもちを忘れるはずもないし 京太郎「もしかして、サイン会に来てくれました?」 小蒔「」ガーン 春「……大丈夫」ヨシヨシ 小蒔「うぅっ……」グスッ 京太郎「お、俺何か悪いことしました!?」アセアセ |! ヽ |! l . |! l l!l i ', l! l .l!l i .i l! ! ! l .l! ! i i l__L . L」_l_ .l j lヽ ̄! i¨' T ̄ ̄ l lリ ! | 、、 ` 、 | ' -+Θ l _丿 小 | ´ノ ° l | . .i ! ノヽ ! T= ´ ・. ヽ ! | 春「別に」ジトーッ 京太郎「すいませんでしたぁ!」ペコリン 憩「うーん、やっぱり邪魔か――ぁ」モゾモゾ 651 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/11/11(月) 22 22 01.63 ID mlj3/utfo [7/16] 小蒔「いえ、覚えている方が難しいでしょうし……」ゴシゴシ 京太郎「すいません。こんな素敵な人を忘れる筈なんてないんですけど」 小蒔「すっ、すてっ!?」カァァ 春「よしよし」ポリポリ 憩「やっぱり取ろうかな」カポッ 京太郎「今すぐには無理ですけど、いずれ絶対に思い出しますから」 小蒔「そ、そう言っていただけるなら……」モジモジ 春「キス」ボソリ 一同「!?」 小蒔「な、何を……!?」ドキドキ 春「こういう時の解決策」ブイ 京太郎「いやいや、ブイじゃないですってば」 春「?」ポリポリ 京太郎「いや、首をかしげてもダメですよ。可愛いですけど」 春「……」 / / / | ∨ |∨ | l | |./ l | ||V ∨ 斗-l l | /  ̄ \i/ | |i| | l ∨ l\ | l | l | /||! | |l| ⊥ヽ ∨ \\l └‐' || l と あ||l l ぃイ l \\>‐'´ x-‐==气 | う り.l |l l ぃヽ ´ ‐'´勹 |」 l : が{ l ヽ斗 x_=气 ∨二ノ| 〉 |i 〈'´ ) | /// | //\ _ / |i ∧ 乂ン | l | .(つ li ∧ /// ′ | | l lニ⊇|i ∧ . ‐ ァ / | | |/ ̄└ュ | |i ヽ ` | | |l /└‐┘|i ||  ̄ ¨ ―-< /| | 八 京太郎「いちいち可愛いですね!(半ギレ)」 小蒔「……むぅ」プクーッ 憩「なんかスッキリしてきたで――ぇ」ホンワカー 657 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/11/11(月) 22 34 55.14 ID mlj3/utfo [8/16] 655 そら(フラグも立ってないのにパーティ参加)そう(背景)なるよ 京太郎「と、とにかくキスはダメです!」 春「嫌なの?」 京太郎「いえ、個人的にはウェルカムなんですが一応アイドルなので」 小蒔「(う、うぇるかむ……//)」カァ 京太郎「あ、そうだ。一応名前を聞いてもいいですか?」 小蒔「じ、神代小蒔でしゅ!」ガブッ 春「滝見春……(でしゅ?)」 憩「荒川憩です(可愛い)」 小蒔「あぅぅ……//」ボシュゥゥウ 京太郎「はい、ちゃんと覚えました。今度は絶対に忘れませんから」ニッコリ / / | | | | | l l | | | | | / / | |__ | | | | | l l /| | | | |. /// | |\ |‐\八 | | | |__,l /-|‐ リ リ | | / / - 、 | x===ミx|‐-| | `ー /x===ミノ// / ∧{ / | .八 _/ { { 刈`| | l /´{ { 刈\,_| イ /ー―‐ ..__. / / | |/ \{^ヽ 乂辷ツ八 |\| /' 乂辷ソ ノ^l/ } / . . . . . . . . . . `「⌒ .. // /| l、 ー‐ \{ | / ー‐ j/ /}/ . . . . . . . . . . . . . .| . . . . . / _,/ . ..| | \ ! j/ ′/ . | . . . . . . . . . . . . . . .| . . . . . . / . . . . { |\ハ_, ノ ,___/{ . .| . . . . . . . . . . . . . . .| . . . . .∧. / . . . . . . . ′ | . .|\圦 / j/l/. . ′ . . . . . . . . . . . . . . . ./ . . .∧. /. . . . . . . . . . ′_,ノ⌒ヽ | 、 、 _ -‐' / . / . . . . . . . . . . . . . . ./ . / . . / . /\ . . . . . . r‐ ' ´ ∨\/ ̄ )  ̄ ̄ / /. ./ . . . . . . . . . . . . . . / . / . . ./ . . / . . . . . .\ . .ノ ----- 、 ∨/ / 、 / ,/ . / . . . . . . . . . . . . . . / . / . / . . . . . . . . . . . . . / ‘, ‘, ./、 \ / /. . / . . . . . . . . . . . . . . ./ . // . . . . . . . . . . / . . . . .{ ---- 、 ‘, } / . . } ̄ \ ̄ ̄ ̄/ ̄ / .{/ . . . . . . . . . . . . . . . . . . . -<⌒ . . . . . ./ . . . . ./ ‘, ‘,「l /⌒^\________/}/ . . . . . . . . . . . . . . . . . /´ \ . . . . / . . . . . .{ . . ‘, 人U{ . . . . . . .| \ / .| . . . . . . . . . . . .―‐┐ / \ . . . . . . . . } -- /\ . ノ r/ / . . . . . .| . . . \ ,/ . . . | . . . . / . . . . . . . . . . . ./ (容姿A ドッキューン!) 小蒔「」バキューン 春「おっふ」ドッキーン 憩「アイドルってみんなこんなにイケメンなんかな――ぁ」フフ 京太郎「それで、今は許してくれませんか?」 小蒔「」コクコクコク 京太郎「それじゃあ、とりあえずここまでで。また後でイベントがありますから」 春「うん」 憩「楽しかったですよー」 京太郎「こちらこそ」クスクス 小蒔「」バックンバックンバックン 663 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/11/11(月) 22 44 52.29 ID mlj3/utfo [9/16] 京太郎「いやはや、それにしてもすごいおもちだった」ゴクリ 須賀ホーン「」ビビーン 京太郎「暴れんなよ、暴れんな……」グググッ 須賀ホーン「」シュン 京太郎「よし、いい子だ」 さて、次のテーブルに行くかな 【テーブルC】 京太郎「お、ここも見知った顔ですね」クスッ 照「あっ、京ちゃん」バクバクバク 京太郎「もう、ケーキばっかり食べ過ぎですよ」プンプン 智美「ワハハ、久しぶりだなー須賀君」 京太郎「蒲原さん! サイン会以来ですよね?」 智美「あ、えと……覚えてくれて、その……嬉しいか、な」モジモジ 京太郎「勿論覚えてますよ」 胡桃「……」ドキドキ 京太郎「あ、鹿倉さんもサイン会以来ですよね」 胡桃「!!」ドキィン / ハ ヽ / / / / ヽ ヽ ヽ ∧ / / / l V ヽ ヽ ヽ '; '; ハ / { ! ! '; !! ハ iV } i ', 〈 i i i { '; ハ } } ハ j i ' V V V ハ 川 / j ノ__ィ´ V | } l ハハ H ト L j j ノレイノzz_、ハ } } V ハ ≧三ミゝ ノノ "´ん//ハ` i ! j i i ヘ〃ト//心. 弋 ‐フ | ! ハ} ハ V ヘ \ヒフ //// } j // i V ハ//// ' U ィ / / i V ハ , / ! // Vト>> ` イ ̄ レ V >┬‐ ´ /ヽ._ __ ,ィ‐ー-_⌒ _ .「¨i__,, / / /.〕/ }/-r 、 /.......〉 ⌒ ,廴}\./ / /.. / /.........}....ヽ /.........{ // | { / /.. / /....................| /............i__/ ,'....| {,/ /..../ i..................... | /............/ { o.| / /......| {.....................Λ /..............{__ {.....| ./ /.......└-、{..........................} {.......{........|....\_ {.o.| { . ............. /............ /......../ Λ......ヽ....|......〔_ \_{....|__{ |............./................./......../ Λ........ 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',. . . . . . . |. . . . | \|. . .. . |. . | |. ‐/、|. . l . | -‐. |、. . .. . |. . | |. / |. . 八ノ ハ . | . . ※ケーキの食べ過ぎです. 八. |┬─┬}/ ┬‐┬‐ . . |`ヽ}. /⌒ヽ} | | 三 | | .'. . |. { '└─┘  ̄ └‐┘ l. . |人_ u j. . |i. . . .> )‐┤ イ.l 'i. . . i . _;〕ト _/| h ≦. . .| 八/ト、. . |/⌒ 、_| | | | ト、`〉、|/| \{ .,_ \| |/ ハ / ヽ > | ノ / ∧ 照「う、産まれる……」ピクピク 京太郎「は?」 智美「ワハハ」ニヘラー 胡桃「あ、うぁ……//」ハワワワワ 京太郎「なんなんだこの席」ズーン 680 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/11/11(月) 23 16 31.06 ID mlj3/utfo [13/16] 京太郎「鹿倉さん大丈夫ですか?」 胡桃「だ、大丈夫……」フラフラ 京太郎「熱があるんじゃ?」ピトッ 胡桃「あっ」 京太郎「?」オデコタッチ …… 胡桃「」バチバチバチバチッ 京太郎「あちっ!? 救護室に行った方が?」 胡桃「だ、大丈夫! 大丈夫!」ブンブンッ 京太郎「……無理しないでくださいね?」 胡桃「うん……//」マッカッカ 智美「……羨ましいな」ボソリ 照「ヒーヒーフーヒーヒーフー」ゼーゼー 京太郎「取り敢えず他の席も回るので、また後で」 智美「この後のイベントも楽しみにしてるぞー」ワハハ 京太郎「はい。楽しんでくださいね」スタスタ 照「」ウマレター 胡桃「あっ……行っちゃう」ボソリ / / ル│ /─ラ |. ハハ | \ / | /レ ∨ リル | / ノ│ | │ / | | / 二二\ ノ ノ  ̄ヾノ | | ∠ ハ レ . /゙ ヘ` _,===ミノ│ | | / ソ | | . ○ | / lヘ ノ | | / | ヤ`廴 ン O │ソ ハ ノ ∠ | / 、廴 ソノ /| // \ | ハリ .| ∨ / \ | 丿 弋 ̄ ̄マ フ .| \ \  ̄ ̄\ \.........メ / / \ \ | \ / / ハ | 丶、 _, イ´ / \ / ̄\ ´ ´| ノ  ̄  ̄  ̄ ..../ 丶、、、 /| リ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄゛゛゛゛゛ \ |" ヾ\ / ゙゙\ \ / 〉 |\/ ヽ \ /\ /∨ \ 智美「やっぱり……須賀君はいいな」ポワーン 685 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/11/11(月) 23 28 34.74 ID mlj3/utfo [14/16] ~~おまけ~~ 【Dテーブル】 シスター「久しぶりのご馳走なんだよ!」ガツガツムシャムシャ ウニ頭「食いだめなきゃ! 一週間はこれでしのぐぞ!」ガツガツ ビリビリ中学生「あんたも大変ねー」 京太郎「あの……一応来たんですけど?」 ほくろ「あら、いましたの?」 京太郎「」 【Eテーブル】 鯖缶「結局大ファンってわけよ!」ワーイ 電波ストーカー「演技が中々上達しないね。でもそんなすがをry」 B級映画愛好家「早くB級映画に出てください! 超応援してますから!」 小清水(強)「あ、あのぉ……後で写真取ってもいいですかぁ?」(媚び声) 馬面「無理すんなってのwwwww」ヒィヒィ! 小清水(強)「死ね」バシュン 馬/面「ひのちゃまっ!?」 京太郎「」ガクガクガク 【Fテーブル】 ウルトラマン(白)「やっぱりよォ……須賀京太郎は最っ高のアイドルっつゥわけだァ!」 ミサワ「ギャハハハッ! ありえないっての!」 京太郎「酷い」シクシク 怪人チビ毛布「えー?私は結構好きかも! って私は私は慰めてみる」 【Gテーブル】 ビーカー「こんな姿ですまないね。だが、私の君を思う気持ちは~~~」ベラベラベラ 京太郎「ここはみんな凄い格好ですね」オドロキ 冷蔵庫「心配するな、自覚はある」 さらし露出狂「もうヤダ」ハァ 京太郎「(すげぇいいおもち)」グヘヘ 690 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/11/11(月) 23 38 24.90 ID mlj3/utfo [15/16] ~~その他普通のテーブル~~ モブA「あっ、あの!」タタタッ モブB「ドラマ、メッチャカッコよかったです!」 モブC「新人なんですよね!? スゴイ!!」 モブD「ラインとかツイッターとかやってますか!?」 モブE「よかったら連絡先……交換しませんか!?」 ワイワイガヤガヤ 京太郎「いや、そういうのはちょっと」アハハ モブF「あと握手してください!」 モブG「あ、あたしもあたしも!」 モブ達「キャー!!」 ゾロゾロゾロッ! 京太郎「ぬわー!?」 【スタッフテーブル】 京太郎「只今戻りました」ゲンナリ 竜華「おつかれさん」 煌「頑張ってましたね」フフ 透華「大分アイドルらしさが出てきましたわね」クスクス 久「モテモテじゃない」ヒュー! 京太郎「やっぱりアイドルは大変ですね、身にしみました」ハハハ はやり「おっ、お帰り♪」 宥「怪我してない?」 菫「何やら大分騒がしかったが」 京太郎「中々個性的なファンが多くて」 竜華「うん、個性的すぎる」 煌「もはやコスプレ会場ですよ」 692 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/11/11(月) 23 50 47.57 ID mlj3/utfo [16/16] 【パーティ開始から30分後】 煌「それでは、そろそろ食事も箸休めしてイベントの方を進めて行きたいと思います」 \イェー!/ \マッテター/ 煌「まず最初のイベントはこちら!」 デデーン <<須賀京太郎クイズ!!>> \キャー!/ 京太郎「おー、クイズですか!?」 煌「今から同じテーブルに座っている皆さんはひとつのチームとなります」 \オー!/ \マジカー!/ 煌「これから京太郎君が出すクイズにチームでひとつずつ回答を出し合って貰い、生き残ったチームが優勝です」 \ガンバルゾー/ \ケイヒンハナニー?/ 煌「ふふっ、その景品はですねー?」クスクス コンマ安価 ↓3 00~39 京太郎と握手 ハグ 40~79 京太郎と一緒に写真撮影 ハグ 80~99 京太郎の持ち物プレゼント ハグ ゾロ目 ハグしてほっぺにちゅー(ぶっちゃけこれアリなの? 教えてエロい人) 703 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/11/12(火) 00 00 11.36 ID 3lieKNhCo [1/17] 702 なんのこったよ(すっとぼけ) 煌「京太郎君と握手 ハグでーす!」 \キャー!!/ 照「なん……だと?」 智美「は、ハグ!?」 憩「ハグかぁ……別にいらんかも」 春「これはチャンス」 小蒔「はわわわっ」 咲「頑張らなきゃ」 和「頑張ります」 優希「よーしやるじぇー!」 胡桃「うるさいそこ!!」←ガチな人 \イイネイイネサイッコウダネェ!/ 煌「それではまず一問目から。問題は少しずつ難しくなりますからねー?」 京太郎「それじゃあまず一問。俺の誕生日はいつでしょーか!?」 煌「これはサービス問題ですね」 京太郎「そうですか?」 ガヤガヤガヤ 煌「それでは皆さん、フリップにご記入ください」 ザワザワ 煌「できましたか? それでは皆さんの回答をオープン!!」 コンマ安価 ゾロ目は正解確定 一番コンマ低いチームが不正解 【Aテーブル】↓2 【Bテーブル】↓3 【Cテーブル】↓4 710 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/11/12(火) 00 05 05.05 ID 3lieKNhCo [2/17] 和「これは簡単ですね」 咲「うん、楽勝」エヘヘ 優希「貰ったじょー!」 小蒔「えっと、えっと……」 憩「こんなの分かるわけ……」 春「分かる」 小蒔「え?」 春「……任せて」グッ b 智美「勿論分かるぞー」ワハハ 胡桃「簡単過ぎて拍子抜けしたかも」ヘナヘナ 照「それじゃあ私が書くね」カキカキ 智美「任せた!」 煌「できましたか? それでは皆さんの回答をオープン!!」 【Aテーブル】 2月2日 【Bテーブル】 二月二日 【Cテーブル】 私と出会った日 智美「!?」 胡桃「」 照「ふふん」ドヤァ 煌「Cテーブルチーム不正解ー!」 照「ファッ!?」 718 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/11/12(火) 00 15 37.99 ID 3lieKNhCo [3/17] 智美「な、ななななっ!?」ガタガタガタガタ 胡桃「あばばばっ」ブルブルブルブル 照「おかしい。私と京ちゃんが初めて出会ったのは京ちゃんの誕生日会だから、二月二日……正解の筈」 智美「」 胡桃「」 煌「えー?」 京太郎「いやいや、それなら日付答えましょうよ」 :_,. -─……─- : . ´........................................................\: :/.......................|........ト、..............................ヽ: : /....................| |...i|........| \...........|....|............:/.........../ .....|.._|_八......| \__....|............i : ̄ ̄ ̄|...|....| [ \| \|....|............|: :|...|....|┬─┬ ┬─┬ |............| |...ト..| 乂 ノ 乂 ノっ|............|: :i|...|....| |............|: ||...|..人 , _ 人.......l..| 八Λ.....> _ . <......../|/ \|\_,ノ⌒ 〈___/ ⌒ ‐-ミ ;/ ̄ | \ ∧ / / / \; / | \ ∨_/ / ハ :/ \ Χフ / /  ̄/ Τ  ̄ ',; ;\ | 〈 ∧ 〉 | / 照「そんな」ガクッ 智美「ワハハ、ちょっとお仕置きが必要だなー」ゴゴゴゴゴッ 胡桃(SS3)「……」バチバチバチバチッ 照「」ガクガクブルブルブル ニャー!! 京太郎「そ、それでは次にいきましょうか」 煌「そうですね、では第二問!」アセアセ 京太郎「ちょっと難しくなりますよ。俺のアイドルとしての初仕事はなんでしょうか?」 煌「おーっと、ここで難易度が上がりましたね。それでは皆さん、回答をどうぞ!」 コンマ安価 ゾロ目は正解確定 一番コンマ低いチームが不正解 【Aテーブル】↓2 【Bテーブル】↓3 730 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/11/12(火) 00 30 00.04 ID 3lieKNhCo [4/17] 和「これは……えっと」 咲「大丈夫、分かる」 優希「バッチリだじぇ!」 春「……うぅ」 小蒔「えっとえっと」アセアセ 憩「うーん? ドラマじゃないの?」 煌「それでは解答をどうぞ!」 【Aテーブル】 雑誌特集1ページ 【Bテーブル】 モデル 京太郎「おぉっ、これは二チームとも正解か!?」 煌「いや、これは……Aチームの勝ちです!」 春「!?」 小蒔「そんなっ……!?」 憩「?」 京太郎「どうしてですか?」 煌「Bチームはかなりおしいですが、この解答では範囲が広すぎます」 京太郎「ああ、確かに」ポン 煌「なので、より詳しく正確に回答したAチームの勝利です!」 咲「やったー!」 ??「きゅいー!」 和「嬉しい……」 優希「いぇーいー!」 \イイナー/ \ウラヤマシー/ 久「流石伝説のチーム清澄ね」ホコラシゲ 小蒔「……」ショボン 春「悔しい」 憩「次がありますよーぉ」 733 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/11/12(火) 00 46 26.34 ID 3lieKNhCo [5/17] 煌「さぁ、Aチームは壇上にどうぞ」 咲「えへへ」 優希「にへへ」モジモジ 和「いいんでしょうか? 私が行くと……」 \ブーブー!/ \マタオマエカー!/ 和「」ガーン 煌「皆さんお静かにー!」 京太郎「なんだ、結局お前らかよ」 優希「何をー!? 私達じゃ不服なのかー!?」 京太郎「いや、そうは言ってねぇけど」ポリポリ 和「あの、私とは嫌ですか?」プルルルン 京太郎「早くやろうぜ」キリッ 咲「むぅ」 優希「この薄情者ー!!」 煌「それじゃあまずは写真撮影からかな?」 咲「久しぶりだね、京ちゃんとこうするのも」 優希「うん……」 京太郎「ああ。なんだか、あの頃に戻ったみたいだ……」 でも、それはもう叶わないことなんだよな。 和「……」ギュッ 京太郎「でも、戻らないからこそ……前に進まないといけねぇんだ」 三人「!」 京太郎「前を向こうぜ。オレ達清澄高校麻雀部、一年生の門出を祝ってよ」 咲「うんっ!」 煌「それじゃあ撮りますね。ハイ、チーズ!」 一年生ズ「イェイ!」 パシャッ 742 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/11/12(火) 00 59 53.17 ID 3lieKNhCo [7/17] ※結局写真は無かったことに 咲「」ニギニギ 優希「」ニギニギ 和「」モミモミ 京太郎「さて、握手は終わったな」キリッ 煌「それでは次にハグの時間ですねー」ニヤニヤ 咲「あ、えと……優しくしてね」モジモジ _........----......._ ,. ´ ` 、 / 、 ' , 、 ヽ / / / | | ∧ .' ' / / , イ | } | | ∧ , | / /l / / } , .イ / } } ! . | | / { _/_}ム/ / /、_| _/ / / | . { / | ィ´}//イ /} / / }/`ヽ イ ' 〉, , { | ,ィ斧汽 /´ ィ斧汽、} / |\ | {八 { \ {とヒこソ ヒこソっ イ | \} | 乂ム . . . . . . .、 . . . ムイl / 从{∧ _ _ 人 ∧{ |/ > ../^} /⌒l、` .イ } ./ リ ___/-'-'-- 、/〉「-、/ ' ,.. < {======ミ`ヽ|〉 ` ...._ /⌒\\ /`ヽ ∨, { >-、 {==、 { \/ 〈7 ー、{ ̄| //,ィ^. , \Ⅵ / | , /イ . ./ ∧ { `| 、 |_/= ´イ . . ,イ / } | Ⅳ \ | ̄´ . . . /= }イ | 京太郎「おう、来いよ」ギュゥゥゥ 咲「ふぇぇぇ」ホワァァン 京太郎「(お、少しはおもちが大きくなってるな)」カンシン 咲「あぅぅ」フラフラ 優希「次は私だじぇー!」ダキィィッ ギュゥゥゥ 優希「ほわぁぁ」ポワーン 京太郎「おいおい落ち着けっての(こいつはあんまり変わらないな)」ザンネン 優希「はへ~」フラフラ 京太郎「さて、次は……」ゴクッ 和「……」ドキドキドキ / ヽ. ヽ.∠___ \ ヽ.  ̄¨.// ン / / . x‐- .∨ 、 l__ _ {__,y-`ー' ̄.// ./ / / ヽ'、 ヽ lハⅣlヽ!、_ ノ ` ̄二/./ / / .___l |.__l _.ハ . }.Y´¨メ、!从  ̄二フ¨ ̄ ̄ _/,斗-―‐-ミ { ヽ. . . /l. l,.ニ、lハ/ ' 7 リl}Ⅵ .㌧ー- -ー――'´, -――- _ ヽ. ヘ ハ \i|,イ ハ` . `´,,,, }!\. ___ / ̄ ̄´, '´  ̄`ヽ―'-- 、 /`ヽ } \ハ 7 ノ ,、 /,ィ´ ̄二才≧く. _____ ヽ ヽ. `マ ハ ヽト、. '''' _,´ .,ィ´ ̄ ̄ ̄ ` 、 ̄`ヽ. ̄.. .. . . . . . . . . . . ..  ̄ . . }`ヽ ヽ___l Y \ \`マニ´.,/ \ !ト、. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .,' . . . \ | 厶_} \ \. ̄/ . . . . . . . . . . . . }! } ハ . . . . . . . . . . . . . . . . . . ./ . . . . . } _rfY´`} }ム /入 }ハ,' . . . . .... '.. . . . . . . . . . l! |! } . . `丶、 . . . . . . . ., ' . . . . . . . . !r ー-| |_/ソ/ .l 入 { '、_! l! l . . . . . . . . . ... '. . . . . . . . . |! / . . . . . . \ . . . . /______ノ `ヽ´ / | / Ⅵ | | ! . . . . . . . . . . . . . . .. . . \ |! ハ. . . . . _ヽ.く \___ { /\ ∨ ! ! / . . . . . . . . . . . . . .ハ ヽ. \! / l .. . . .  ̄___ ___ ヽ. 入/ /\ l!. ! |/ハ . . . . . . . . . . . . . . .∧ \ | /. / / ヽ. ヽソ / / ゝ-マ{! \ . . . . . . ヽ\ . . ∧ `! // / \ /ヽ_ 京太郎「ふ、ふぉぉぉ……//」 748 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/11/12(火) 01 13 35.73 ID 3lieKNhCo [8/17] 和「じゃあ、お願いします……//」カァァ 京太郎「あ、ああ」スッ ギュゥゥゥ ムニュムニュ 京太郎「ふぁっ……」ビクンッ 和「ふぇっ……」ムニュン それは……時間にして僅か数秒の事だったが 京太郎「あぁ……天国じゃぁ」ポワワーン 和「うっ、ふぅ……」カァァ いろいろともう、二人にとっては十分だった 煌「はい、よかったですね」パチパチ \イイナァ!/ \ウラマスィー!/ 清澄一年三人娘「」ポワーン 京太郎「……争いはなぜ起きるのか」フゥ 煌「で、では次の企画に行きましょうか」ヒクヒク ,..-―――--、 ,..-‐-、,---、__r/ \ ,..--、 / \ (/ / / / i ヽヽrェ、_/ 丶 | ..... Y / / / / | ハ 、゙(__)/ ....... i /⌒\ !.. ... |/ ,. |. ! /、/ | . |..ハ | | i . i| i}| . / /`ヽ、 最高だじぇー! i \ ゙、 | | И;ハ;ハ}ハ. | | メ ! | | . .|i / / i ! ... . \ 丶 i、ハ/ \ ヽ !`/ レ! / / / .. .. / \. \ヽ V  ̄ ̄___ ̄ ̄ | / / / . ノ \ `´___\"" |/ ^) ""//----、 `´ / `ー-、 .. / ヽ、__゙、___ノ __ノ/ \ .. , -‐'′ r‐` --( .. ..... |、、 ヽrv-√ ; イ....... ... ヽ,..-∠_ / . \_/ヽ / !`ー=大=-‐' /| へ、_ .....ノ . `ヽ ヽ、 ;イ ハ  ̄Τ ]´ ̄ |\  ̄! ノ !  ̄ ´ | ;-==イ_ハ /「 | | `ヒ=-、 !`ー -‐ / `ー、_∠....ノ ̄ ̄ ̄`i | | | | イ  ̄`ー-、 、_/ | . | | | . | 和「……」ツヤツヤ 咲「和ちゃん、凄い輝いてる」 ??「きゅー!」 752 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/11/12(火) 01 24 08.83 ID 3lieKNhCo [9/17] 煌「お次はプレゼント交換のコーナーです」 \ワー!/ \タノシミー!/ 京太郎「皆さん、入場の時にプレゼントを持ち寄ってくれてますか?」 \モチローン!/ \トウゼンデショ!/ 煌「今からその全てを混ぜ合わせて、皆さんにくじ引きで引いてもらいます」 京太郎「俺のプレゼント、誰の所に行くかなぁ」 竜華「(これはスタッフにもチャンスがある!)」 透華「楽しみですわ」 宥「須賀君のプレゼント欲しいな」 菫「私のアーチェリーセットはきっと喜ばれるだろう」ドヤァ 久「無いわ」バッサリ はやり「どうなるかなっ☆」 胡桃「今度こそ」ググッ 智美「手に入れればいいんだろー」ワハハ 照「」ボロッ 咲「どうなるかなぁ」 和「これ以上は望みません」 優希「もっと欲張るべきだじぇ」 小蒔「……お願い」オイノリ 春「むむむ」ミョンミョン 憩「なんでも嬉しいですよー」 煌「それでは皆さんくじを引いてくださいねー」 783 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/11/12(火) 01 51 36.03 ID 3lieKNhCo [13/17] 煌「それでは皆さんプレゼントは行き渡りましたかー?」 \ハーイ!/ \タノシミー/ 煌「あれ、一つ残ってますね」 竜華「それは花田さんの分や」 京太郎「あっ」 煌「では私は余り物で」ガサッ 京太郎「……」 煌「それでは皆さん開封をどうぞ。メッセージカードが入っているのが須賀君のプレゼントです」 \ハイッテナーイ/ \チキショォォォ!/ 胡桃「」つウルトラマンTシャツ 智美「」つ鯖缶 照「」つアーチェリーセット 咲「」つ宝石剣ゼルレッチ 和「」つゲコ太ストラップ 優希「」つほくろ印の媚薬 小蒔「」つ黒糖 春「」つ小蒔印のお守り 憩「」つマフラー 竜華「」つBJ全集 透華「」つバニースーツ 宥「」つタコス 菫「」つ水着 久「」つビーカー はやり「」つ冷蔵庫 煌「さて、私は……あれ?」つメッセージカード 京太郎のプレゼントとは? コンマ安価↓3 00~49 腕時計 50~89 ブレスレット 90~99 ネックレス ゾロ目 ゆ び わ 795 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/11/12(火) 02 02 04.90 ID 3lieKNhCo [14/17] 煌「……」 カード『メリークリスマス! これからもよろしくっ!』 煌「……」つ腕時計 \ダレダー!?/ \シアワセモノハダレー!?/ 京太郎「あの、煌さん」 煌「……ふふっ。こんなに嬉しいクリスマスは初めてかな?」 京太郎「え?」 煌「こちらこそ、よろしくねっ」コソコソ 京太郎「……はいっ!」パァァァ / / / \ . . ゚。 ゚。____. ′ | ヽ . 八 .゚ `ヽ | | .. .| ゚。 _,,.. --=ニ、 i ト ヽ \. / | |、_________ - 、. | | ´ .. `.| | \ .i / / | γ´ ̄ .. . | | ハ ∧ィ八 | | ‘。 } // / ゚. ハ/ .. .|∨∨\| レ' 彡=≠=ミ ^i ’ │ } / ′ / ‘。 ', ト'≫=≠=ミ うl//ハ }トレ-、/ /... / { / ‘。 ', { 〃 うl//ハ 弋// ツ / |__ミ==-=彡 |\ } { ゚ . -j代 弋// ツ `¨´ \ | \______,,..ィ__ . `¨´ ' . . . . . ゚ | 入 / ∨ ハ ゚ . . . . . _______ l‐ ′ `¨ア¨¨¨´ \ /、 、 「/ ノ / 丶 _ _ _ _ _ _ _彡 `¨ ヽ ` ー‐ ´ / ` ..,,_ /{ _} ¨¨´ |入 /...| /.....\ 煌「(ありがとう、ずっと大切にするね……)」フフッ 京太郎「さて、俺のプレゼントはどうかな?」ガサゴソ のどっちからのプレゼントとは? コンマ安価↓3 00~49 エトペン(量産型) 50~89 リボン 90~99 ペンダント ゾロ目 ロケット 806 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/11/12(火) 02 14 57.72 ID 3lieKNhCo [15/17] 京太郎「おわっ! エトペン!」 和「あっ!」ドキィッ 京太郎「エトピリカになりたいのかお前ー!」グニィ エトペン「」フニュー 京太郎「あははっ、可愛いなコイツ」フニフニ \スガクンモカワイイー/ \カッコイイー!/ 咲「和ちゃん……」 優希「のどちゃん……」 久「やるわね」 和「うぁっ、うぇ?」←嬉しいのと恥ずかしさて困惑中 京太郎「誰かは分からないけどありがとー! 大切にするよー!」 和「(ほっ)」チラッ 京太郎「(ありがとな、和)」ウィンク 和「」ボォォォォォッ 優希「のどちゃんが燃えたじょ!!」 咲「羨ましい」グヌヌ その他「」ズーン 透華「とりあえず来てみましたわ」ドヤァ _ ,、 r . ' .´ l` . ..、 /ヽ .` 丶 / . . . . .l . . . . . .ヽ / . . . . . 〉 . . . . \ / . . . . . . ト、 . . . . . .ヽ, - ¬ ー -/ . . . / ヽ . . . . . \ l . . . . . . .;! `ヽ>- ..- . - ./`ー〈、 ヽ . . . . . . ヽ { . . . . . . .l ,f ! ヽ¬' l. ヽ \ . . . . . .', l . . . . . . l !l !ト yr ヘ)'!li. \ 丶 . . . .', l . . . . . . ! // _l_!_ l ! _ 斗 ヽ ヽ 丶 . ! ヽ . . . ./ /イ l l _.._`ゞヽ , =ミヽ ヽ\ヽ ` ヽ ./,イ/イ'. !."! ト ,ツ.l リ小 ヽ.ヽヽ', t、 ,r//./ ./小` ´ , `´ /|ハ ヽ!ヽ)! !l f/ / ,! l l !lト ヽ、 ー ‐ , .イノ .l_l. / ´ 丶、 __ ,. シ l! / / l l l ヽヽ ,ノ><イ_`rベ `ー 〈_, _ `丶ー- ニ <、 メ / ヽヽ キ  ̄l , rt〉ミ_- !``Y-'‐' ー! .`Y` ー、 ``\ /.〃/ , 、 ヽ 〃ツ ドヽ⊂二 ´ ./_/ . . .l 〉 `ト、 //' i / ヽト.! ー'il ゞ='' /`ーr¬'ー- r_'_ ;! . j l j ' , ィ ´ ヽージ l〉 ゞ〉 《 /l´ 丁 ` ` ¬`-<.ヽ ヽ ノノ // , ィ/|. , / ー ! ヽ\ ヽ \`´ / l  ̄`< /_l.リ /l l lヽ ヽ \ヽ ! ` 丶、\ ! 、 _ヽ-, __/ l__ ! ! ヽ、 ヽ ヽl l ヽ`.ヽ . l ハ lヽ、 , ' . ` 、l ! !`「丁. ! ヽヽヽ\ l l/l ! . l .,' ヽl .トヽ_L . ./ /j! l キ`ヽ l ∨ トヽ ヽ l / l ! ! l、l l` r' / l /lト、ヽl l l ! !!/ ハ l ノ' ',', l .l.l t 〃,小' / .l lハヾ l 〉l' /ノ/./ .l l!l ゞ、 〉 '〈 lゞ//|!l !' , / . .l l.〉l〈∨//f /.l/ ! lリ ー= '.l .ヽ! .,' Lト' . .' , / . . . ー/!l∨// ヽ l l/ l !ヽ .,' . . . . . . . . ' ,. / . . . . . . .Y . .Yヽ 〉 /' l ! `! . . . . . . . . . . f`´;. . . . . . . . . . . . .l! !l ヾ! l . . . . . . . . . . .l ! . . . . . . . . . . . .l /' l . . . . . . . . . . .l l . . . . . . . . . . . .l 馬面「チッ、72に当たるとは」クソッ 透華「オロス・フトーノス……」ボソリ 849 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/11/12(火) 21 46 51.41 ID 8wTsU+G1o [4/16] 【ビンゴ大会】 煌「次の番号は931です!」 優希「おっ、揃ったじょ!」ピョイン 煌「はい、それでは前に来てくださいね(すばらっ!)」ニコニコ 咲「うぅ~恥ずかしかったよぉ」 和「勘違いはよくありますよ」フフッ 優希「おい、豪華景品を渡せー!」 京太郎「あー、番号勘違いしてねぇかな」 優希「な、何をー!?」 京太郎「ははっ、冗談だよ。ほら受け取れ」 つ ブロマイド 優希「なんだー写真かー」 煌「実はこれただのブロマイドじゃないんですよー」 優希「え?」 煌「今回の為だけに撮り下ろされた世界に一枚しかない限定品ですから」クスクス 優希「」 京太郎「カッコいいだろ?」ニッ \イイナー/ \ウラヤマシイー/ \ホシイー! ミキー!/ \ナノー!/ 優希「か、家宝にするじょ」エヘヘ 京太郎「そんな大層なもんでもないけどなぁ」 //././ .ノ ./ / ./ / ./ / . γ´ ̄`ヽ._____. ′ / / / . / ./ / / / .ハ } .} .\! . リミ_ ヽ / / / / / / ./ / i { | / .リ || ! ヾ、___ノミ ¨` '.., ,.._/ / / i { { | | || /| .|||| | | || || | | ', ` 、 ヽ /゙゙\ .`i ' ./! .! .| | Ⅸ .|| 小 { { |Ⅸ | ├ ソ─ソミ/i リ .リヾ ヽ '., . /ヽ, ) / { |. | ! !丶 弋.八ヾヽ |.! |.|..\|\| | / //| ./} }.}}. ', '., イ { /_.// 弋_,.ィ-‐,イ‐v‐-、 .ゝ. Ⅵ \_| '. ィ=乂=/.' ! / / |リリ. } }. _{ ゙丶イ′ _, .-‐ィ( ),.r===ミ / 心 j// | /ノ.} } }. /∨. ノ´ |.ヽ /.! iィ c リ冫/、 !./´ ./ ;/ / ヘ、_>‐-- ィ ´ /| ∨ {.! ヽ二.ノ. /./ } . | / ;/ ./ 、 ── / . {{ { 人 ________ /./ ノ/ /| ./. ー─-一ヘ. ヾ l\ { .\ V `´/ /ノ ,. /.彡イ´ / ./ / ./ ` ..\∧リ\ ` - ‐ .′ / // `´¨`ヽ__ // イ ,. 、イ ̄ ̄「|| ̄¨`゙`ヽ ._「Ν>, . _ ,, . -< /.,' ._/ , `´ / ̄¨. ∨ |.|| .| ´`ヘレ'7 ̄ ̄ ̄ ̄¨`/ !/ / , `ヽ / i | |.|| .|´ヽ ,./`/ .{ / / / } } ! .|.|| .|/介ヽ_/ ∧ ! / / ヘ / \ .\ |\ . レイ..| ∨ .\ | ./ .ノ ./ . / \ ⅵ .\ .∧ .i/ `ゝ`ーヘィ´ \ \ \/ / ./ / / / 優希「やったじぇ!」 855 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/11/12(火) 22 02 36.55 ID 8wTsU+G1o [5/16] 【そして終了】 煌「それでは楽しかったクリスマス会ですが、そろそろお開きとなります」 \エー!?/ \イヤー!/ \ヘイカイデスヨ! ヘイカイ!/ \アラアラ~/ 竜華「なんか空気薄かった気が」 久「裏方なんてそんなもんでしょ?」 菫「非常に新鮮で、非常に美味しかった」 宥「もう食べられないよぉ」 はやり「こんなご馳走は初めてだったかも☆」 透華「一流のシェフなんですから当然ですわ」フンス 煌「最後に須賀京太郎君から挨拶と……」 京太郎「はーい!」 煌「帰りに記念品をお配りしますので並んで会場を出てくださいね」 \ヤッター!/ \ナンクルナイサー!/ 京太郎「皆さん、今日は本当に楽しかったです」 \キャー!/ \ワタシモー!/ \マコトタノシカッタデス/ 京太郎「正直、最近は色々と環境が変わって……アイドル活動が辛いって思う日もありました」 \ナンダッテー!?/ \ウゥ、ヒンソーデチンチクリンナワタシガファンダカラ/ \ナガイッテファンピョン/ 京太郎「でも、今日ここに来てそんな悩みを吹き飛びました!」 \ヘヘッヤーリィ/ \ベツニナンデモイイデスケド/ \ニ→チャンガンバー/ 京太郎「これからも頑張りますので、応援よろしくお願いします」 \アタリマエジャナイ/ \ウッウー!/ 京太郎「それじゃあ最後に……目指せ!!」 一同「「「「「「「「「「「トップアイドル!!」」」」」」」」」」」」」 京太郎「ありがとうございましたー!!」 858 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/11/12(火) 22 09 23.83 ID 8wTsU+G1o [6/16] 煌「それでは皆さん並んで会場を出てくださいねー」 \ピヨピヨ/ \ハヤクカエリマショウ/ ガヤガヤ ザワザワザワ 京太郎「さて、配るのってコレでしたっけ」 記念品 決定安価 コンマ安価↓3 00~49 ブロマイド(量産) 50~89 京太郎からの手紙 90~99 ソルサキ全巻セット サイン付き ゾロ目 ソルサキDVD 第一巻 サイン付き 866 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/11/12(火) 22 17 17.51 ID 8wTsU+G1o [7/16] 京太郎「流石に限定一枚じゃないですけど、この会場限定のブロマイドでーす」 \ヤッター!/ \イイネイイネェ!サイッコウダネェ!/ \ソンナモノヨリゴハンガホシイカモ!/ 京太郎「それじゃあ、順番にどうぞ」スッ 咲「あっ、京ちゃん!」 京太郎「お、咲。また今度な」 ______ ,. ´ ` .、 , . ´ , \ / // / ヽ ヽ  ̄ ̄ ̄/' ' | ∨ .、 // / --/-|、 | | . / / ' , l | | | i | | / | /_ l | | `ヽ、 | | | /| |ィ´斧ミ从 ∧ {、 | |\ ' .' | /イⅥ { 比 (_, 、{ ィ斧ミ / | | ヽ / / |' | /|、|弋zソ ん (_ ∨ } / / |Ⅵ . . . , 弋こソ l/| イ , 人 、 . . . / j' ,ノ/ / 、 ´ ム イ-' / イ / ` -,--==≦「イ / イ { { ∧ , -┴ ヽ | ∧ / ノ / \ | { . .、/¨/ _ \ | Ⅵ {/ /´>----、\ ∨、ー'-< . . / ヽ\\| { /、ノ、 . .// __ . \} / . .「 ´ {/ ̄ ̄\ | | / ./ .| | | | / ./ . .{、 | | | / . .{ . . .| . | / | | { . .∧ . .| 、 | ,. | | | ./ \〉 } , / { ∧ 咲「うんっ! いい年を!」タタタッ 京太郎「お前もな!」ニッ タタッ 優希「ほれー本日二枚のブロマイドをよこせー!」 京太郎「二枚とも大事にしろよ?」 優希「言われなくてもそうするじょ」エヘヘ スタスタ 京太郎「さて、次は……」チラッ \ヒソヒソ/ \イツイツモ/ \ウラヤマシス/ 和「」 京太郎「お、おう和……なんか大丈夫か?」 和「いえ、いいんです。覚悟の上ですから」メソメソ 京太郎「無理すんなよ? お前に何かあったら、その……」ポリポリ 和「ふふっ、ありがとうございます。お互い、これから頑張りましょうね」ニコッ 京太郎「ああ! 勿論!」ニッ 871 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/11/12(火) 22 26 22.11 ID 8wTsU+G1o [8/16] 小蒔「あ、あのっ!」オズオズ 京太郎「あ、神代さん!」クルッ 小蒔「こ、ここっ! こ、こ! 小蒔で、いいっでしゅ……」ボソボソ 京太郎「はい、小蒔さん」アイドルスマーイル 小蒔「」フラフラ 春「キャッチ」ガシッ 小蒔「えと、その……今日はありがとうございました」ペコッ 京太郎「いえ、こっちもなんだか酷い事しちゃったみたいで」ポリポリ 小蒔「そ、そんなことは!」 京太郎「時間はかかっても、絶対に思い出しますから……また、いつか会いましょうね」 ... -―━―- ... / \ / / / / l . / / / | |l l l . | l | l 八i l 八 ハ l | | |八芹坏\ ノ芹坏ノ} | |从 { ヒソ ヒソ 厶イ | 八 }∧ ''' ' '''' _'ノ 八 \ .、 V__フ .. / `Y^介ト - 个ミ= / //} /\' \ / / / { ∧/ / | l |_ /{ { { i / / | l八\ /八八 | ∨ / | / \ / {ノ / / ノ' } ∧ 〈__/ / / ∨_rv'__ 〈人_{ / / |―┴'´人 / 从 /\/ 从 ∧. _/ \{ { _, 、__ / ――、∧ / __ }二二二二二≧==≦{ // ̄ ̄ \ 小蒔「はいっ!」パァァァ 春「Gut!」グッ トテトテ 憩「いい加減ブロマイド欲しいですよーぉ」ジトーッ 京太郎「あ、すいません! どうぞ、荒川さん!」スッ . .-――-. . . . ´ .` . / ヽ . . / / l ヽ ヽ . / / / / l l l . ′ . . . ′/ | ハ ト、 ヘ i l |. | 1 | .|{ ‘. ヽ\_ ; | | | | | | |-―.lハ{\ fヾ\` i l |l | | | | | |{ ヽ \ { \ \ | 八 | | | レ _ 、 `r==ミx } ∧ . 八 ヽ | r㌃⌒` ムイ } ヽ / \ヾ ,,,,,,,, , '''''''' | ノ \ / 八 ハ .... 、 「 ヽ > / / >-、 ( ノ イ l l ヾ \ -=≦ / ゝ ー ' < l ∧ |` ー---` ∠ イ ∧ ト、 ≧=r-- 1 /レ' .V / \ { ヾr‐ァ' トヘ/ ___/ \ __ / \_____ / \ /ー一ヘ / ハ ハ \/ }/ ̄} / i ヽ } } | У } ∨ .| ′ / } } .. {. / { } } . | | } ,. i i ハ } ' . | 憩「ありがとうね!」ニコッ 878 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/11/12(火) 22 35 12.16 ID 8wTsU+G1o [9/16] 照「お待たせ」(王者の風格) 京太郎「(待って)ないです」 照「最近、京ちゃん冷たくない?」 京太郎「いえ、照さんに対してはこんなもんですよ」 照「そうかな、エヘヘ」 京太郎「(正直まともになられたら、一番この人がクるんだよなぁ)」ハァ それだけに色々と惜しい……いや、アイドルとしてはアレなんだけど 照「じゃあまたね、京ちゃん」フリフリ 京太郎「はい、また来年」 照「あ、そうそう京ちゃん」ポムッ 京太郎「はい?」 照「なんだか京ちゃんもアイドルとしてモテてきたし、来年からは……」クルッ / . . / / i / / . / . . ; イ / . ! ! // .. _ / . / ; イ ;ィ // / / . ! /;/´ ̄ / . / ; -‐/T77i ̄ ; -‐' / 7ナー-、_ / レ ! | ´ / . ∠ イ ___! / /ノ!ナ| // ! /. ;ヘ! ァ"7 iヾ '´,;-ァ=! ;ィ、 / / ! /; イ {ヽ|.'{ b ! h レ i ' /イ !、 // / / | ! ` ゝ ン_ ,!'_ ;ン/ / i 、ヽ、 .!/ !/ / ヽ i , , , , , , , i / / iヽヽ / / / ゙、_| | | /_ノ . ゙、 \ヽ / // ;ハ _ _ ! i 、 、 . i ヽ! ∠./‐' / / 、  ̄ /v、 ヽ 丶 .. ! / / / _,ノ ` r 、 , イ、/ ' ! /\ .、 ! / /;/ `ヽ、__;ィ | ー-`〒´-‐ ' ´ | レ' ヽ;ハノ // _,..-'´ | || !丶,、 _,... -―' ´ | || | `ー-、 照「本気出さないとね?」クスッ 京太郎「っ!」ゾクッ ああ、母さん なんだか俺のアイドル活動の行く末が…… 少しだけ不安になりました 884 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/11/12(火) 22 46 37.55 ID 8wTsU+G1o [10/16] 京太郎「くっそ、くっそ! あのポンコツに胸キュンさせられるとは不覚……」グヌヌ タタタッ 智美「京太郎君、今日はありがとうなー」ワハハ 京太郎「蒲原さん! いえいえ、こちらこそ」ペコリ 智美「しかし、清澄にいた頃とは大分変わったように見えるぞ」ジロジロ 京太郎「そう言えばあの頃、買い出しを手伝って貰ったりしましたね」 智美「懐かしいなー」ワハハ 京太郎「本音を言うと……あの頃、少しだけ嫌なことが続いて……正直キツかったんです」ボソリ 智美「?」 京太郎「でも、そんな俺に優しくしてくれて……買い出しも手伝ってくれて、励ましてくれて」 智美「わ、ワハハ……そんなこともあったかも」テレッ スッ ギュッ 智美「わっ!? て、手を!?」ドキドキ 京太郎「今度は俺が蒲原さんを励まして、力になりますから!」 智美「!!」キュンッ 京太郎「これからも、よろしくお願いしますね」ニッ -=、 、 ─ァ=- \V / -──┴┴- ,. ´ ` 、 〃´ __ \. _/′/ \. / / ', / / } ト、 / / ハ ∧ / \. / ハ { N } / X ト、 \ i {\. \. | __/ \ | ヽ \ l 〃 l. `ー‐ \ │ , ィ===xV / レ'人 '、 〃⌒ヽ. \! 〃,ィ笊x ヽ__,イ' |_ / / \ ハ ィ笊/ハ {////ハ } l | ヽ ´  ̄`ヽ /`¨ハ ㌃7//} ゝ )//ソ │∧ノ ノ i } V//ン `¨¨´ V、__ ./ l ∧{ ,,,, _____ ''''' / レ′ 丶 \ ノ <_ {> `¨¨¨´ <¨¨¨´ 7 T ‐ __/\ ∧八___八 \ / { \ \ { 智美「……うん。ずっとずっと……この気持ち、大切にするぞー」ギュッ 888 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/11/12(火) 23 03 24.38 ID 8wTsU+G1o [11/16] 京太郎「さて、最後は……」 胡桃「あっ」 京太郎「鹿倉さん!」 胡桃「……その、今日はあ、ありが」ゴニョゴニョ 京太郎「いいえ、俺も楽しかったですから。はいこれをどうぞ」つブロマイド 胡桃「あっ……それ」 京太郎「?」 胡桃「……うぅ、宮守の、その、メンバーとコーチが……」モジモジ 京太郎「……」 胡桃「手伝ってくれて、それで……ここに」シドロモドロ 京太郎は全てを察した 京太郎「あーいっけねー、ブロマイド多めに用意しちゃってるじゃん」 胡桃「うぇっ!?」 京太郎「これ六枚は余りそうだわーっべーわー」 胡桃「……!?」 京太郎「誰か貰ってくれる人いないかなー?」 胡桃「あっ」ドキッ 京太郎「最後だから、おまけです」ニコッ 胡桃「あ、ありっ……が」ドキドキドキドキ 京太郎「あ、そうそう」スッ (耳元に顔を近づける) 胡桃「んぁっ」ビクッ 京太郎「宮守の皆さんにも、よろしく伝えてくださいね」ボソッ 胡桃「っ!」 京太郎「それじゃあ、また会いましょうね」フリフリ ____ ..... ´ ` ...< / ..`、 / ∧ ヽ / / , ',. ' 、 / l .! ∧ } l !ヽ`ト∧! }/ 斗 /! | l !z==ミ x==ミ ! ! l 〃んi刈 ん刈 》 ' l | | Vzソ Vzり | ,' / 、 !/ //// //// . ' ' 从| _ \/ ィ / / |/ =- ---- '" |/--'" {: : : : : : :_:} /"''ー―― '' " ∧ / | i=|=|=i / ∨ . /\.! 1 | , | / ! i=|=|=i ! ! 胡桃「~~~~っ!!」ジタバタバタ 896 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/11/12(火) 23 14 49.72 ID 8wTsU+G1o [12/16] 【終了後】 京太郎「ふぅ……」 竜華「お疲れ様やー」パチパチ 煌「はい、スタミナドリンクです」 京太郎「ありがとうございます」チューチュー 菫「こんなに充実したクリスマスは初めてだ」 宥「うん。クリスマスがこんなに楽しいなんて……嬉しい」 はやり「いいもの見せてもらったかな?」 久「いいわねー、こういうのも」フフッ ジブンヲーセーカーイーサーエーモ♪ 京太郎「ん? メール?」カチカチ from 染谷先輩 タイトル: メリークリスマス 本文 メリークリスマス! パーティは楽しんどるか? 折角誘って貰ったんは嬉しいが…… クリスマスは店が忙しゅうてのぅ、行けなくて残念じゃ でも、わしはいつだって……どこにいたってお前の味方じゃからな これからも頑張れよ、京太郎 京太郎「……はい、染谷先輩」パタン ありがとう、ございます 909 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/11/12(火) 23 37 54.47 ID 8wTsU+G1o [14/16] 竜華「あれ、そう言えばファンクラブの会長は来てたん?」 久「そう言えば見なかったわね。どんな人なの?」 煌「それが私もメールでのやり取りしかしてないので」 菫「怪しいな」 煌「一応今日は大切な用事があるからと、断りのメールはいただいてます」 宥「家族と過ごすのかな?」 はやり「彼氏だったりして!」 菫「アイドルのファンクラブをやるくらいだから……(察し)」 久「そういうのってよくないわよ?」 菫「それもそうだ、すまない」 スタッフ「すいませーん、スタッフですけどー? まぁだ時間かかりそうですかねー?」 煌「あ、すいません。もう始めてもらったも大丈夫です」 スタッフ「それじゃあ片付け始めますねー」 ガヤガヤガヤ 久「ふわぁ、もうこんな時間なのねー」 京太郎「そろそろ帰りましょうか」 竜華「それじゃ花田さんに送って……」 煌「あ、すいません。私は今からスタッフの皆さんと片付けを手伝って、そのまま泊まりなんです」 竜華「そっか。でもうちもこのホテルに泊まりやし……」 宥「私も……」 菫「私が送ろう」 はやり「私も今日は泊まりだから」 透華「私もですわ」 菫「だから私が……」 京太郎「大丈夫ですよ、俺一人で帰りますから」 ,. '" ,. 、\ ,. -‐ 、 / / ` ´` \ / \ヽ ,.' ' / i ! ヾ / ' l / ,'./ l. !| ! ゙ l ' / .l / // 'l l ! l ! !l. ' .' l/ ー '-―_-' リ└- _!,!_ ! ! ' l l イ~~~下 ,.二、、ー,、/l! l l .l l ヽ ノ 'i リ ヽ.! l. l | ! l! ` " l l l l ー- _! , l l.!. l ! | ト、 |! l l ! .l.ヽ , ― 、 ,. | ` ┘ l ! !.l 丶 ⌒ .イ ! ! l l ! .! < .!. l l ! ゙、 i ` ´ ! l l ! ヽ 、 .! ! ! l /ヽ. ヽ \ l、 ! l l./ 、 丶 ヽ. \ヽ` 、 l ,.' 丶ヽ ヽ \_.ヽ、 ノ. l ヽ\ \ ヽ ヽ\ 、 l \ 丶 \ヽ ヽ. l i ヽヽ. \、. ヽ . l / l ヽ ヽ ヽ.\. ヽ lヽ. / l,' ` ヽ. ヽ \ ゙ ! ! 913 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/11/12(火) 23 45 55.29 ID 8wTsU+G1o [15/16] 竜華「折角やし、泊まっていったらええのに?」 透華「部屋ならすぐに用意させますわ」 京太郎「いえ、合宿の用意を明日の朝やりたいので」 煌「でも一人じゃ……」 京太郎「大丈夫ですよ、途中までは菫さんが一緒ですから」ニッ rー――- r-イ ⌒\ ヽ \ / |` ヽ .. /| | /-∨ | . | |≧=- でッノ| |) . | i{で; ! | . | ∧ ' _ | \ ∨ ハ.. ´ ノ Λ/ト-!`ー―rへ. ∨ Λ≧.......イ、 | /⌒\≧ Ⅵ ∨ /| /′ / \ Vイ f-< / /| |{ | / / ∧ } /⌒ ヽ { | \| / / / ∨ / /\〉 | | 人 Y´ / 八_/_/ |. l| i| |l | | 7 { } \´ | \ |i \ | l| | l l|| || | |./ /⌒} l { || } | l| | | 菫「!!」 京太郎「ね?」 菫「あ、ああ。この身に代えても君を守る」キリッ 京太郎「じゃあ、一緒に帰りましょう」 久「私達はお泊りねー」 宥「楽しみ……」 はやり「パジャマパーティだねっ!」 キャッキャウフフ 京太郎「それじゃあ、お疲れ様でした!」 一同「「「お疲れー!」」」 京太郎「じゃ、帰りましょう」 菫「ああ!」 919 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/11/12(火) 23 57 34.83 ID 8wTsU+G1o [16/16] 【帰り道】 テクテクテク 京太郎「……うわっ、雪が降ってきましたね!」 菫「ああ、キレイだ……」フフッ ,r‐─===‐- _ / ´ `ヽ \ `ヽ . "/ . / / / .. / / / / |i | li } . //イ /⌒i | | |i l⌒|i } i .'/ ∨ ,,__|i_| 」_八_/i リ } |. 〔// 〔 ̄` =ミ、/ } . //| | ′ "" / リ ′ /_ | 从 / / / / / 〔 |_ /ハ t ァ /___ / _/ ' / .*゚ / . ./ , |i ′ ゚+'.. / / ーr‐ ´/ ハ |i | '% / ' _.ノ〕 . //> | . 〔´ / ' / `ヽ ' 〃 / / ' \. / | ∧_/ / /⌒\/ | .′/ / / ヽ 京太郎「……」ボーッ 菫「ん? どうかしたのか?」 京太郎「あ、いえ。ちょっと」クスッ 菫「なんだ、気になるじゃないか」 京太郎「……月並みですけど、キレイだなって」 菫「?? ああ、雪はキレイだ」ウンウン 京太郎「もうっ、そうじゃないんですけど」ジトーッ 菫「??」キョトン 京太郎「あははっ、なんでもないです!」 菫「おかしな奴だな、京太郎君は」クスクス ビュゥゥゥウ 菫「さむっ!」ブルブル 京太郎「うわー、手がカチカチだよ」スポッ 菫「これはかなりキツイ」ブルブル 京太郎「もしかして……菫さんも手袋忘れたんですか?」 菫「ん? あ、ああ。油断したよ」 京太郎「……」 菫「でも大丈夫、こうしてポケットに手を入れていれば……」スッ 京太郎「はいっ」ギュゥゥ 菫「!?」ドキッ 京太郎「これであったかいですよ」 菫「ば、バカ! こんな道端で……! 君はアイドルなんだぞ!」アセアセ 京太郎(志々雄スタイル)「大丈夫ですよ、マフラーで顔見えませんから」 菫「……うぅ、だが」ドギマギ 923 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/11/13(水) 00 13 17.79 ID j0Nm5papo [1/11] 【カップルたくさんの通り(マジギレ)】 京太郎「……」テクテク 菫「……」テクテク ギュッ 菫「……君は凄いな」 京太郎「え?」 菫「正直、初めて君を見た時は……なにも感じなかった」 京太郎「そう……ですか」ウツムキ 菫「冴えないとさえ思った。こんな奴が帝王の事務所に所属なんて……そうも考えた」 京太郎「……」 菫「それが今じゃ、こんなにも君のことばかり考えているんだ」ハナツンッ 京太郎「ふがっ」 菫「……正直、私なんかより指導が上手い雀士、強い雀士は数多くいる」 京太郎「……菫さん」 菫「それでも私がいい、と君は選んでくれた。認めてくれた」 京太郎「はい」 菫「だからこそ……私はもっと頑張りたい」 京太郎「……はい!」 菫「今よりもっと君の近くで、君を支えよう」スッ 京太郎「……嬉しいです」 菫「だから、これは……」フニュン (腕組み おもち当て) 京太郎「す、菫さんっ!?」ドキッ 菫「……こんなにも周りはカップルだらけなんだ。私に恥をかかせないでくれ」クスッ ネェネェアソコノカップルヤバクナーイ カタホウシシオダケドイケメンジャナイ? ビナンビジョウラヤマシィ バクハツシロ 京太郎「はい、菫さん」ギュッ 菫「……」ギュゥウ 京太郎「……」ドキドキ となりで、気丈そうに振舞う菫さんはいつもと比べてなんだか背伸びしてるように見えて 何度かからかおうと思ったけど、この距離が離れるのがなんだか嫌で 結局、雪が降り止んでも…… カップルがいない通りにさしかかっても 俺は、この腕を離せずにいた 931 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/11/13(水) 00 35 47.15 ID j0Nm5papo [2/11] 【京太郎のアパート前】 京太郎「結局最後まで送ってもらって、すいません」ペコリ 菫「気にしないでくれ。私も、その……」 京太郎「?」 菫「君と長く話せて、嬉しかったから」カァァッ 京太郎「え? なんですって?」コダカ 菫「っ!? と、とにかく! 次は合宿で会おう!」タタタッ 京太郎「あ、菫さん!!」 ピューッ!! 京太郎「あんまり急ぐと雪で滑りますよー」 ズルッ ドシャッ 京太郎「言わんこっちゃない」ハァ テクテク 京太郎「うわぁ、すっかり雪が積もってるな」 こんなに積もると電車が止まったりして大変だよなぁ…… 京太郎「早く部屋に入って暖まろうっと」チラッ <京太郎の部屋の前> /ニニニ二二三三三三三三三三| ノ--―――――- 三三三三三| ´ ,,-===- < 三三| / ゞ///////) `ヾニ| / . ―- 、 `¨¨¨¨´ .\ . ´ } γ7/ヽ ,,-.、 . ´ ノ ゞ//ノ Ⅵ//\ ,. ´ ,. ´ /三三≧ 、 \//∧ ′ ,. '" /三三三三厶 γ7/ヽ`¨´ ,. '" マ三三三三三} ゞ//ノ i,. '" | ヾ\ ゞ三三三三ノ | | \\ `¨ … ¨´ l . \\ ′ ⌒ ィ===- _ ー=ニニニ⊃ , / / //  ̄ ==- / ′ .. / // // . . . . . . . .≧x / | . 京太郎「ギャァァァァ!? ス・ノーマン・パーだぁぁぁぁぁ!?」ガクガク ??「ス・ノーマンじゃなくてスノー●」 938 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/11/13(水) 00 43 09.22 ID j0Nm5papo [3/11] ??「ずっと待ってたんだよ?」 京太郎「だ、誰だ!?」ガタガタ ??「あっ、そっか。このままじゃ分からないよね」ウンウン 京太郎「スゲーナスゴイデス! 私はトッテマ? 貴方のしもべ?」ブツブツ ??「どんだけトラウマなの?」 京太郎「いや、今でも大好き」ホッコリ ??「そうなの? ……ふんっ!」パッカァァァン! 京太郎「あっ!? 雪だるまが割れて……!!」 ?「ふぅ、寒かったー」パタパタ 京太郎「淡!」 / / // . 〃 . iト、| . | ヽ ヽ ヽ 乂 .′ / ,イ . / ! . i| | . |\ . ハ .′ i`ーァ′/ ! . i | . | | . | \ . ヽ . ____ i-‐ ´ . .′ !/ . ′| . | | . | | . | \ .  ̄| ̄ ̄ `ヽ /i| |. | | . | | . ! | . |_,,-‐====‐\ . | . | . i j〃 . i| |. |‐===┼- | j -‐ \ . . | . | . | / . i| {. ! \八 . | jノ , -‐ __,,.⊥ . } . | . 人 ′ . 八 Ⅵ ≫=ミ、 . ! ≫≦Y⌒'マハ 、 . .′ . | . .\ i . i . \{ハ 《 )i ハ\{ ″{ .) i } } 》 . / . /! . \ .\ | . | . i '. ヾ い; jj 八∨乂 _;ノ ノ . / . | . .`ー- | . | . | . | . l'. V辷ク ゞ゚-‐ ' . / . / . | . . | . | . | . | . |ハ / . / . / . . | . . | . | . | . | . | . , / . . .′ . / . | . . . | . | . | . | . | . / ,. ,イ . / . 人 . . . . |.. i | . | . | . | ゝ. 、 ノ .′ // / . / . . / \ .\ . l 从 . | . | . { / > . { /' / . / . . ′ \ .\ . 乂{ \. !\〉、 \_/ . . 〕jッ。. . ィV`ヽ /. / . . / \ .\ . . `\ \{ \;/ . . //{{ ` ´ | |│ ,// . . / \ .\ . . 淡「遅いよ、タロー」プクーッ 941 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/11/13(水) 01 23 04.31 ID j0Nm5papo [4/11] 京太郎「遅いって……ずっと待ってたのか?」 淡「うん。一緒にクリスマス過ごそうと思って」エヘヘ 京太郎「思ってって……」ジロジロ 淡「?」ズブヌレ 京太郎「おまえ、ちょっと手を貸してみろ!」スッ ギュッ ヒンヤリー 京太郎「つめたっ!?」ゾクゾクッ 淡「あはっ、タローあったかぁい」クスクス 京太郎「バカ! 言ってる場合かよ!」グイッ 淡「何を怒ってるの? 怖い……」 京太郎「いいからほら、中入れ!」ガチャッ 淡「わっ!?」 京太郎「風呂はすぐに沸かすから、まずはこれで体拭けって!」バサッ 今日タオル「オレヲツカイナジョウチャン」 淡「このタオル、タローに似てる」アハハ 京太郎「あーもう、しょうがねぇな」フキフキ 淡「わわっ、もう! 私は子供じゃないよ?」ムスッ 京太郎「だったら自分でやってくれ」ハァ 淡「はーい!」ヌギヌギ 京太郎「ばっ!? ここで脱ぐな!!」 淡「え?」パチッ フル゚ルンッ 京太郎「ぴ、ピンクッ!?」ブシュッ 淡「どうしたの? 別に見たっていいよ???」 京太郎「ば、ばばばかっ!? 俺がよくねぇっての!」ダダダッ バタンッ シーン 淡「……変なお兄ちゃん」キョトン 京太郎「な、なんなんだアイツ……」ドキドキ 945 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/11/13(水) 01 35 35.30 ID j0Nm5papo [5/11] 【お風呂】 カポーン 淡「……あったかい」チャポッ 「湯加減はどうだー?」 淡「うん、いい感じだよー」 「そっか。ちゃんとあったまってから出てこいよー」 淡「はーい!」チャパチャパ 【京太郎の部屋 キッチン】 フンフフ~ン♪ クッリスマス~♪ 京太郎「のんきに歌いやがって……」ハァ アイツはどうも俺に対しての警戒心ってものがない まるで兄妹に接するような態度だ 京太郎「さて、アイツの事だから飯を食ってない可能性もあるな」 取り敢えず何か作るか……材料あったっけ? 京太郎「取り敢えず有り合わせでなんとかするか」 カチッ パカッ カチャカチャカチャカチャ 京太郎「上手くできりゃいいけど」ジュージューッ ガチャッ 淡「ねーねータロー、着替えなかったらYシャツ借りたよー」テクテク 京太郎「ファッ!? ちょっと待て、お前確か下着も濡れて……!?」 淡「うん、だから」 は だ か Y シ ャ ツ 京太郎「」ガタガタガタガタ 淡「??」 948 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/11/13(水) 01 40 51.89 ID j0Nm5papo [6/11] 二人きりのクリスマス―― 閉ざされた空間、そして若き男女 果たして京太郎はこのピンチを乗り越え、合宿を迎えることが出来るのか!? 淡「オムライスじゃん! すごっ!」キラキラ 京太郎「……」ゴクッ / \ _人_ ' ` 、 \ Υ'/ / / ト、 丶 / / / | | | Χ } .′ il / | | \ | / `、 リ | i | _|l__∧ト、八 | メ´ ニニ / } | | | || `>x、\| 斗チ芋ミ、∨ ,′j | |l l|斗示芋ミ、 ''h! } ,′ , |l 八 И'h! } 乂___ノ / / || \| 乂__ノ /i/i/ / /l| .八 ゝ /i/i/i i / / / / | ‘,\ ハ r ア /l/ / / | ト、 込、 _ノ // ,イ l| |l l\ \> .,_ /∨ /l| 八_ |ヽ. 八l_\ \-─=ー ァ--< / / 八 { \ `ヽ | | ./ /´ ハ 〕 { 〉 ,′ / ` ヽ \∧ | |/─、_ / |∨ __ Ⅴ__=| / 〕\ \ | | Y´ \\.ノ (`ヽ \\) | ,′ \ 丶 淡「早く食べよーよ!」 京太郎「あ、ああ」 正直、辛抱たまりません 次スレに続く 949 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/11/13(水) 01 45 30.70 ID j0Nm5papo [7/11] ~~おまけ 雪だるまが出来るまで~~ 京太郎の帰宅する十時間前 淡「タロー、帰ってきてるかな?」ピンポーン シーン 淡「やっぱりイベントに行ってるんだ。全く、可愛い妹をほったらかして」ムスッ でもしょうがないよね。 お兄ちゃんはトップアイドルを目指してるんだから 淡「うんうん、私は理解ある妹だ」フフフッ とにかく待とうっと 大丈夫、タローは早く帰って来てくれる筈だから 淡「ふふふっ」クスクス ~~五時間後~~ 淡「まだかなぁ」 ~~三時間後~~ 淡「あっ、雪だ……ふふっ、タローもびっくりしてるかな」 ~~一時間後~~ 淡(雪まみれ)「あはっ、このまま雪だるまになったらタロー喜んでくれるかも!」クスクス ~~58分後~~ 雪だるま「……」 ズルッ! ドシャッ! 京太郎「言わんこっちゃない」ハァ テクテク 京太郎「うわぁ、すっかり雪が積もってるな」 雪だるま「!!」ピクッ ふふっ、タロー オ カ エ リ ナ サ イ カンッ!
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. ある日、お母さんがこんなことを言い出した 雅枝「なあ、絹って今好きな男とかおるん?」 絹恵「男の子?いや、いないなぁ」 雅枝「そうか、じゃああの男の子とはもう別れたん?」 絹恵「別れるも何も、付き合ってすらないって」 雅枝「ふーん、じゃあ明日少し一緒に出かけへん?」 絹恵「別にええけど、どこに行くん?」 雅枝「絹に会わせたい男がおるんや、ま、要はお見合いやな」 絹恵「お見合い!?」 絹恵「ど、どうして?」 雅枝「私が絹とあの子が合う思たから、やな」 絹恵「どんな理由やねん、わけわからん」 雅枝「せやから絹、明日はちゃんとした服着ろよ!」 絹恵「えぇぇぇ~そんな……相手はどんな人なん?」 雅枝「そりゃあ、会ってからのお楽しみやな」 絹恵「なんやそれ」 雅枝「まあ、楽しみにしときや」 絹恵「はぁ……」 洋榎「ハンバーグおいし~」 その夜、夢を見た 5年も前の、だけれど私にとってはとっても大事な思い出の夢を。 パシーン パシーン 「私も、お姉ちゃんみたいになるんや、サッカー上手くなるんや!」 「えい!」パシーン ポカッ 「いってー、なんでボールが飛んで来るんだよぉ」 「す、すみません!大丈夫やった?」 「ま、まあ大丈夫だぜ!男だからな!」ヒリヒリ 「そうか……ほんまにごめんな」ナデナデ 「だーっ!大丈夫だっつってんだろ!ところでお前、何してるんだよ、こんなちっちゃい公園で」 「へ、見てわからんか?どっからどうみてもサッカーの特訓中やろ」 「サッカー?でもお前、あんまし上手くなさそうじゃん」 「そ、その通りやけど、これでも結構頑張ってるんやで!」 「自分で『頑張ってる』なんて言うやつの努力は当てになんねえんだよ」 「な!」 「お前、上手くなりたいんだろ?なら、俺が手伝ってやろうか?」 「え、ほんまに?ええの?」 「おうよ!俺はサッカー上手いんだぜ、長野のペレとは俺のことなんだぜ!」 「そ、それは頼もしいな」アハハ 「あー!お前信じてないだろ!」 「まあいいや、お見せしよう!王者の蹴り筋を!」 「夕方かー、そろそろ集合時間だなー」 「集合時間?」 「おう!大阪・京都2泊3日の修学旅行中だぜ!」 「え……そ、それじゃあ、もう遊べないん?」 「そうなるけど、うーん……」 「まあ、またいつか会えるだろ!」 「ところでお前、名前は?」 「愛宕絹恵や、君は?」 「そうか、キヌエか。俺は須賀京太郎っていうんだ」 「あ、もう行くわ、じゃあな、キヌエ」 「ちょっ、ちょっと待って!」 「ん、どうした?」 「ペンと紙、貸してくれるか?」 「別にいいけど……ほらよっと」 「ありがと…」カキカキ 「よし!」 「こ、これウチの電話番号やから!家に帰ったら電話してな!」 「ふーん……おう、ソッコーでかけてやるぜ!それじゃあもう本当に行くな!」 「今日はおおきに。じゃあね、京太郎!」 「じゃあな、キヌエ!」 京太郎「今日のノルマ終わりーっと」ノビーッ 京太郎「もう寝るか」 ヴッーヴッー 京太郎「電話か、誰からだろう」 京太郎「はい、須賀ですが」 雅枝『須賀、明日暇か?』 京太郎「ああ、愛宕監督でしたか」 京太郎「まあ土曜日ですし、暇ですけど」 雅枝『じゃあ明日石戸の家に来い、じゃあな』ガチャ 京太郎「どういうことですか?って」 京太郎「もう切れてる……」 京太郎「とりあえず、行ってみるか」 京太郎「さあ寝よ寝よ」 ――――石戸宅 京太郎「お邪魔しまーす」 郁乃「邪魔するなら帰ってや~」 京太郎「じゃあそうさせていただきますね」 雅枝「須賀来よったか、こっちだ」 京太郎「はーい」 雅枝「……なあ須賀、お前今好きな女の子とかおるか?」 京太郎「いませんけど……なぜ?」 雅枝「そうか、ならよろしく」 京太郎「よろしくって、大体今日は何を」 雅枝「お前に会わせたい子がおるんや」 雅枝「いわゆる、お見合いってやつやな」 京太郎「お見合い?誰とですか?」 雅枝「ウチの下の娘とや、さ、着いたで」 ガララ 京太郎「娘さんって、あそこに座ってる人ですか?」 雅枝「せや、絹恵いうんや、ほら入った入った!」ゲシッ 京太郎「うわわっ」 雅枝「ほなごゆっくりー」 京太郎「ちょっ、ちょっと待ってくださいよ!」 ガララ ピシャ 京太郎「嘘だろ……」 ――――隣室 憩「は?」 照「ひ?」 咏「ふ?」 憩照咏エイ(((((何この展開))))) 憩「郁乃ちゃんから面白いから来てみいや~って言われて来てみたけど……」 照「なんで、京がお見合いをしているんだ……」 エイスリン「イクノ、ナニミテルノ?」 郁乃「これはな~あの部屋に置いておいた隠しカメラの映像なんやで~」 良子「私がやりました!」ビシッ 咏「お~流石は元傭兵だねぃ」 良子「ノーウェイ、傭兵は関係ないだろう」 京太郎「痛た、あ、すみません」 絹恵「な……」 絹恵(この子……似とる……あの子に) 絹恵「それで、えーっと君の…名前は?」 京太郎「あ、俺、須賀京太郎っていいます」 絹恵「ふーん、須賀京太郎くんかーなるほどなるほ……は!?」 京太郎「え!?」ビクッ 絹恵(ほ、ホンマにマジモンの京太郎なんかいな……) 京太郎「えーと、絹恵さんでしたっけ?」 京太郎「初めまして、今日はよろしくお願いします」 絹恵「え……」 絹恵(どうして…覚えて、ないん?) 京太郎「?」 京太郎「さっきからどうかしましたか?」 絹恵「え、な、何が?」 京太郎「急に驚いたり、なんかポカーンとしていたり」 京太郎「やっぱり絹恵さんも愛宕監督に無理矢理連れて来られたんですか?」 絹恵(京太郎……どうしよ、話してみようかな、でもあっちは憶えとらんみたいやし……) 絹恵(なら私も知らんふりしよか) 絹恵「あー、いや何でもないで、まあ確かに無理矢理やったな」 絹恵「あんなお母さんでごめんな、迷惑やろ?」 京太郎「そんなことはないですね、周りにもっと面倒くさい人がいるんで」 京太郎「それに、そのおかげでこうして絹恵さんみたいな綺麗な方と出会えたわけですし」 絹恵「き、綺麗て……」 照「面倒くさい人って誰なんだろうね」 憩「え……じゃあみんなで一斉に指差してみよか」 照「うん、そうしよう」 「「「「「せーの!」」」」」ビシッ 照「え、私!?」 郁乃「なんで私まで指さされとるん~?」 絹恵「ま、まあこうしてお互い連れて来られたんだし、気楽にいこうや」 京太郎「はい、そうですね」 京太郎「じゃあこれはお見合いごっこってことにしましょうか」 絹恵「せやね」 良子「なんだ、ごっこ遊びか……はぁ」 郁乃「ねえねえ、なんで私が面倒くさいん~?」 照「ねえねえどうして?」 憩「うるさいわ、話が聞こえへんやろ」 絹恵「最初は質問タイムやな」 京太郎「そうですね、まずはオーソドックスな質問からしましょうか」 京太郎「絹恵さんのご趣味は?」 絹恵「麻雀とサッカーやな、サッカーは中学までやっとったんやけど姫松に入ってからは麻雀一筋や」 京太郎「なぜ麻雀を?」 絹恵「お母さんとお姉ちゃんが麻雀やっててな、それに憧れて始めたんや」 絹恵「須賀くんの趣味は……麻雀やな」 京太郎「え、どうしてわかったんですか?」 絹恵「そりゃあお母さんの知り合いには麻雀やっとる人しかおらんからな」 京太郎「それもそうですね」 エイスリン「イイフンイキダネ!」 咏「どうしてあんな大きくなるんかなー、わっかんねー全てがわっかんねー」 郁乃「憩ちゃ~ん、この紐解いてや~」 照「早くするんだ!」 憩「ホンマに黙っとれ!」ガムテープビシッ 照「~~」モゴモゴ 郁乃「~」モゴモゴ 憩「ふぅ……これで大丈夫やな」 郁乃(憩ちゃん憩ちゃん) 憩「え?」 郁乃(早く助けてや~) 憩「直接脳内にっ!?」 ――――そんな良い雰囲気のまま、時間は過ぎていきました 京太郎「夕方かー、そろそろ夕食作らなきゃなー」 絹恵「須賀くん、自炊しとるん?」 京太郎「はい、ご馳走しましょうか?」 絹恵「ええ案やけど……ええわ」 絹恵「そないなことお母さんの思う壺やからな」 京太郎「そうですね、じゃあまた今度にしましょうか」 絹恵「な、なあ須賀くん」 京太郎「なんですか?」 絹恵「また……また、会えるよね?」 京太郎「勿論じゃないですか、俺たち友達なんですから」 絹恵「友達……か」 絹恵「じゃあ、携帯出してくれるか?」 京太郎「別にいいですけど……はい」 絹恵「ありがと…」ポチポチ ピローン! 絹恵「よし!」 絹恵「こ、これウチの連絡先登録しといたから、メールしてくれな」 京太郎「はい!ソッコーでしますよ!何百通も送ってあげますよ、迷惑だなぁ……って思っても遅いですからね!」 絹恵「ふふっ、おおきに」 京太郎「それじゃあ、今日はお疲れ様でした」 絹恵「お疲れ様、須賀くん」 雅枝「なあ、どうやった?」 絹恵「お母さん……わかってやったやろ」 雅枝「さ、さーなんのことかわからんなー」 絹恵「はぁ……でも、ありがとな、お母さん」 雅枝「いやぁ~オカン愛しとる!なんて照れるなぁ~」 絹恵「言っとらんよ!それと前見て!前!」 雅枝「う、うわ!赤信号やった!」 絹恵「危なっかしいなぁ……」 雅枝「すまんすまん、てへっ☆」 絹恵(結局言えなかったな、あの日のこと) 絹恵(京太郎……今は須賀くんか……) 絹恵(やっぱりまだ……好きみたいや) あの後、俺は度々絹恵さんと連絡を取り合い、一緒に出掛けたりもしていた 目的は主に絹恵さんのお姉さんへのプレゼントや監督へのプレゼントを買いに行く、というものだったが…… そんなこんなで、絹恵さんとのお見合いから1ヶ月後 京太郎「実家だなぁ」 京母「何ぼーっとしてるのよ」 京太郎「実家に帰ってのんびりしてて悪いか?」 京母「悪いよ、何より邪魔。自分の部屋の掃除でもしてきなさい」 京太郎「えぇ……」 京太郎「まあ……こんなものか」 京母「お、綺麗になってんじゃん」 京太郎「だろ!流石だろ!」 京母「ああ、流石は私の子どもだな」 京母「昼飯はどうする?外でモモちゃんとか咲ちゃんとかと食べるか?」 京太郎「そうだな、そうするよ」 京母「少し用事で出かけるから、はい、お小遣い」 京太郎「ん、ありがと」 京母「じゃな~」 京太郎「行ってらっしゃい」 バタム 京太郎「んーっ」 京太郎「次は本棚を片づけるかな」ガサゴソ 京太郎「うわっ、卒業アルバムだ、懐かしいなあ」ペラペラ 京太郎「そういえば、卒業アルバムの後ろの方にある空白のページってなんであるんだろうな……」 京太郎「ん?」 京太郎「アルバムとアルバムの間に何か挟まってるな……」 京太郎「よし、取れたぞ」 京太郎「これは……電話番号か?」 京太郎「誰のだろう?」 京太郎「一応持って帰ってきたけど、うーん」 京太郎「電話してみるっていうのもアリだけどな……」 ヴーッ ヴーッ 京太郎「っお、絹恵さんからメールだ」 絹恵『急にすまないんやけど、明日買い物に付き合ってくれへん?』 京太郎「明日は……予定も無いしいいか」 京太郎『はい、じゃあいつもの駅に9時集合、でいいですか?』 絹恵『うん、OKやで』 絹恵『また明日な!』 パタム 絹恵(絶対絶対ぜーーったい!) 絹恵(明日こそは告白するんや!) 絹恵(……) 絹恵(でもやっぱり次の次……いや、ダメや!……でもなぁ……) 京太郎「さてと、そうと決まれば早く寝ますか」 京太郎「電話番号……かぁ」 布団にくるまりながら、例の電話番号のことを考えてみる 考えても考えても、何も浮かんでこない 頭がモヤモヤする……何か大事なものを失ったような、そんな感覚もあった 次第に俺は眠りについていた、そして…… 夢を見た 「なんだよ、みんな『グリコ見に行くー!』とか言いやがって」 「おかげでひとりぼっちじゃねえか」 「咲とモモの班に入っておけばよかったな」 「ん?公園?」 パシーン ポカッ 「いってー、なんでボールが飛んで来るんだよぉ」 (ボール硬ぇよ……) 「す、すみません!大丈夫やった?」 (女、女子か……よし) 「ま、まあ大丈夫だぜ!男だからな!」ヒリヒリ 「そうか……ほんまにごめんな」ナデナデ (ああ、気持ちいいなぁ……じゃなくて!) 「だーっ!大丈夫だっつってんだろ!ところでお前、何してるんだよ、こんなちっちゃい公園で」 「へ、見てわからんか?どっからどうみてもサッカーの特訓中やろ」 「サッカー?でもお前、あんまし上手くなさそうじゃん」 「そ、その通りやけど、これでも結構頑張ってるんやで!」 「自分で『頑張ってる』なんて言うやつの努力は当てになんねえんだよ」 (お、結構かっこよくね?) 「な!」 「お前、上手くなりたいんだろ?なら、俺が手伝ってやろうか?」 「え、ほんまに?ええの?」 「おうよ!俺はサッカー上手いんだぜ、長野のペレとは俺のことなんだぜ!」 (呼ばれたことないけどな……) 「そ、それは頼もしいな」アハハ 「あー!お前信じてないだろ!」 「まあいいや、お見せしよう!王者の蹴り筋を!」 俺たちは遊び続けた 彼女のおもちはなかなかのなかなかで、ボールを取るときに揺れて……良い 彼女と遊ぶのは、これまでにないほどに楽しくて 彼女がボールを上手く取れたり、蹴れたりしたときに見せた笑顔に、俺は次第に惹かれていった できることならば、ずっと彼女とこうして遊んでいたいと思うようになっていた しかし、時は止まることを知らなかった 「夕方かー、そろそろ集合時間だなー」 「集合時間?」 「おう!大阪・京都2泊3日の修学旅行中だぜ!」 「え……そ、それじゃあ、もう遊べないん?」 「そうなるけど、うーん……」 「まあ、またいつか会えるだろ!」 「ところでお前、名前は?」 「■■■■や、君は?」 「そうか、■■■か。俺は須賀京太郎っていうんだ」 「あ、もう行くわ、じゃあな、■■■」 「ちょっ、ちょっと待って!」 「ん、どうした?」 「ペンと紙、貸してくれるか?」 「別にいいけど……ほらよっと」 「ありがと…」カキカキ 「よし!」 「こ、これウチの電話番号やから!家に帰ったら電話してな!」 「ふーん……おう、ソッコーでかけてやるぜ!それじゃあもう本当に行くな!」 「今日はおおきに。じゃあね、京太郎!」 「じゃあな、■■■!」 好きだ!とは、言えなかった そう言うとなんだか俺が軽い男みたいに思えるし…… 彼女とまた会うその日まで、その言葉は取っておくことにした 絹恵「まっ、待った?」 京太郎「いえ、今来たばかりですよ」 絹恵「いっつもごめんなぁ、お姉ちゃんを起こすのに手間取って」 京太郎「構わないですよ、さあ行きましょう」 郁乃「京太郎くんのデートを尾行し隊~~!」 照「おー」 憩「ウチ、何してるんやろ……」 良子「毎週女の子と出掛けて……なんとも羨ましい……」 京太郎「それで、今日は何を買いに行くんですか?」 絹恵「同学年の子の誕生日が近いからそのプレゼントを買いに来たんや」 京太郎「ふんふむ、それじゃあまずはあそこの店にします?」 絹恵「アクセサリーショップか、ええな、ほな行こか」ギュッ 絹恵「あれ?」 京太郎「今日結構人多いですし、はぐれたら困るので……嫌だったら離しますけど」 絹恵「うっ……うぅ……///」 京太郎「どうします?」 絹恵「はい、そのままで……」 京太郎「さ、行きましょうか」 憩「う、ウチなんて手を繋いでもらったことなんて無いのに……」 照「あんのメガネ女……捻り潰してミンチにしてやろうか」 郁乃「わ、わわっ、だ、大胆やな~」 良子「私が最後に友だちと出掛けたのって…………」 絹恵「これピッタリやな、これにしよか」 京太郎「あれ、もう決定なんですか?」 絹恵「うん、あの子こういうの好きやから」 京太郎「あ、このネックレス絹恵さんに似合いませんか?」 絹恵「こ、これか?」 京太郎「はい、かけてあげますね」 京太郎「こんな感じ……でしょうか」 絹恵(か、顔が近いって!///) 京太郎「お、付けられましたね、どうですか?」 絹恵「う、うん……いいと思うで」 京太郎「じゃあこれ、俺から絹恵さんのプレゼントです」 絹恵「プ、プレゼントなんてそんなん悪いよ」 京太郎「いつも俺を遊びに連れて行ってくれてるお礼ですよ」 絹恵「で、でも!」 京太郎「あ、すみませーん」 照「あのたこ焼きおいしそう……」 憩「ちょっと待てぃ!」 郁乃「あのクレープもおいしそうやな~」 憩「ばらけんといて!ほら、戒能プロも手伝って!」 良子「友だち……いないな……あれ、そもそも友だちって何?どうしたら友だちなんだ?あれ?」 憩「もういややこのメンバー……」 京太郎「もう夕方ですね」 絹恵「せや!須賀くんウチでご飯食べていかへん?」 京太郎「いいんですか?」 絹恵「その代わり、買い出しにも付き合ってなー」 京太郎「了解です」 憩「あの子たちどこ行きよった……」ゼェゼェハァハァ 絹恵「今日はハンバーグやなー」 京太郎「夕食はいつも絹恵さんが作ってるんですか?」 絹恵「せやで、お母さんは帰ってくるの遅いし、お姉ちゃんは家事が全くできへんからな」 京太郎「そうなんですか……あれ」 京太郎「この、公園は……」 絹恵「どうしたん?」 京太郎「あ、すみません、少し待ってください……」 絹恵「うん」 絹恵(ここって確か……) 京太郎(ああ) 京太郎(そうか、そういうことだったのか) 京太郎(昨日の夢は、昔の思い出) 京太郎(俺は昔、ここで) 京太郎(絹恵さんと出会ったのか) 京太郎「はぁ……」 絹恵(ようやく、気付いてくれたみたいやな) 絹恵「な、須賀くん、話したいことがあるんやけど」 京太郎「俺も、です」 絹恵「じゃ、あのベンチに座って話そか」 絹恵「先、須賀くんからええで」 京太郎「はい、では……」 京太郎「…………えっと」 京太郎「昨日、夢を見たんです」 京太郎「この公園で女の子と遊ぶっていう、昔の楽しい思い出の夢をみました」 京太郎「俺はその女の子に電話番号をもらって、修学旅行から半年、俺はその子と電話をしました」 京太郎「でも、いつの間にか電話をすることは無くなって、あの女の子のこともいつからか忘れていてしまった」 京太郎「けど、俺は今日になってようやく思い出しました」 京太郎「俺の電話を待っていてくれて」 京太郎「俺と話していたのは」 京太郎「俺に電話番号をくれたのは…………」 京太郎「あなただったんですね、キヌエさん」 絹恵「……うん」 絹恵「やっと……やな」 絹恵「その通り、やで」 京太郎「あ……泣いてるんですか?」 絹恵「な、泣いてなんかいないわ!」ヌグッ 絹恵「それで、そっちの話は終わりなんか?」 京太郎「いえ、これが本題です」 京太郎「…………ふぅ」 京太郎「キヌエさん、俺はあなたのことが好きです」 京太郎「"初めて"会った時から」 京太郎「ずっと好きだったんです」 絹恵「……私も」 絹恵「私もそう言お思っとったのにな……」 絹恵「京太郎くん、私は、君が好きや」 絹恵「ずっと好きやった」 絹恵「せやから、これは今まで思い出せへんかった罰や」 京太郎「えっ……」 カン! 【公園の茂みの中】 洋榎「あわわわわわ」 洋榎「みみみみ、見てしもた」 洋榎「絹がちゅ、チューしとるところ!」 洋榎「どど、どうしよ、せや携帯や携帯」 洋榎「誰に電話しよ、恭子?いや、ここは由子や」 洋榎「や、ゆ、ゆーこ……ぬわっ」 洋榎「あっ、ケータイが!」 トンットンッ 洋榎「あかん、そっちは水たま……」 ポチャ 洋榎「」 もいっこ、カン
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http //hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1340028216/ 咲「ちょっと分かるよ京ちゃん」 京太郎「和は可愛いし清楚だし巨乳だしで文句は無いんだけど、部長のあのアダルトな余裕は和には出せないんだよな」 咲「原村さんは目玉焼きにハンバーグって感じで、部長は鯛だしのすまし汁って感じだよね」 京太郎「和で食傷気味になった後での、この、部長な。やっぱり部長に帰ってきたー!っていう」 咲「原村さんはちょっと色々重たすぎるんだよね」 京太郎「おっぱいも気持ちもヘビー級だからな」 京太郎「優希は、これはまた可愛らしいんだよな何だかんだで」 咲「京ちゃんにフラグを立ててからかったりとちょっぴり小悪魔だよね」 京太郎「小悪魔なんだけど、なりきれて無いというか、幼いというかな。Sぶってみたい様にも感じられる」 咲「京ちゃんを犬扱いするもんね、仲が良さそうで何よりだよ」 京太郎「あぁいうタイプの子は、こう、いきなりブチ切れてみて反応を楽しみたいよな」 咲「突然大声で怒鳴られて泣いちゃう優希ちゃんはレイプ欲が格段に高まるなぁ」 京太郎「あー優希を全裸で謝るまでビンタしてぇ」 咲「染谷先輩とかは、京ちゃん的にはどうなの?」 京ちゃん「・・・あれだ、あれ。まぁリビドーは湧かないかな」 咲「職場とかで、こっちはそんなつもり無いのに、ちょっとお尻に手をぶつけちゃっただけで、 『ちょっと、もぅっ///』とか言っちゃうおばちゃんいるよね、あぁいうイメージ」 京太郎「とりあえずリビドーは湧かない」 咲「・・・」 京太郎「・・・」 咲「・・・ごめんね京ちゃん私が変な話振っちゃったせいで」 京太郎「さっきのレイプ欲の話題に戻るけど、奈良の代表の和の旧友の松実姉妹。あの子達も中々だよな」 咲「あれはよく玄ちゃんのお姉ちゃんにレイプされてるシーンが取り沙汰されるけど、 単体だとやっぱり力不足なんだよね。優希ちゃん程の破壊力がないね」 京太郎「身体の抱き心地は2人の方がむちむちで気持ち良さそうだけどな」 咲「あれは絆が深い姉妹だという点をもっとクローズアップするべきなんだよ、 よくわかんないけどね。例えばお姉ちゃんを庇うために旅館の客に尻を舐めまわされる玄ちゃんとか。 それを見て泣き叫ぶお姉ちゃんとかね。」 京太郎「勃起してきた。」 咲「ほらすぐにいやらしくなったでしょ」 京太郎「そうだな、あとあの学校・・・阿知賀の子達はみんな 何だかんだ田舎のうぶっ子なんだよな、その初心さに漬け込んだ感じで攻めるのもありとは思うんだよな」 咲「穏乃ちゃんとか、男の人の押しに免疫なさそうだもんね」 京太郎「そういうジェントルな感じも良いけど、俺はコンプレックスとか無知とかに付け入りたいな」 咲「例えばどんな?」 京太郎「『都会では貞操帯を付けるのが当たり前だよ』とか言って貞操帯を装着したり、 『今時みんな中出しさせてくれるのになぁ』とか言って揺さぶったり」 咲「明るい子の女な面は興奮するからね、染谷先輩には無い興奮だよね」 咲「いいなぁ京ちゃんはおちんちんが付いてて。私もおちんちんで穏乃ちゃんをいじめたかったな」 京太郎「いじめたいキャラとはちょっと違うんだけど、劔谷高校のもーもー言ってる子、酷い目に合わせたい」 咲「私もあの子には1回戦から目を付けてたよ、京ちゃん」 京太郎「デートの時間に40時間くらい遅刻してみたい。『もう日付変わってるよもー!』って言われたい」 咲「もし私におちんちんが付いてたら、中出しして『もー!』って怒られたいかな」 京太郎「こっちは愛情表現としてやってるのに向こうは真に受けるっていうね、かわいいよねほんっと」 咲「あの子とエッチする為だけに兵庫に行ってみたいなぁ」 京太郎「麻雀やってなかったらこんな出会いは無かったんだな、感慨深いわ」 咲「まぁ私自身、女の子が負けたり追い込まれたりする顔や表情が見たくて麻雀やってるようなものだよ」 京太郎「追い込まれてたのに何故か興奮しなかった部門No.1と言えば風越の池田だよな」 咲「あの子は、飴と鞭のどちらもが与えられる立場に立てば楽しめるよ。私は対戦したから分かる」 京太郎「と、いいますと?」 咲「コーチなんか相当気持ちよさに嵌ってると思うよ」 咲「いい成績で帰ってきて上機嫌な所をいきなり罵倒するコーチ。 もうそこからコーチが睨んだだけでビクってなっちゃう華奈ちゃん。」 京太郎「まだなのね、飴はまだなのね」 咲「頑張って、頑張って試合して、負けて泣きながら帰ってきたときに、『次は打ちのめせよ』」 京太郎「飴!!!出たよ飴!!」 咲「もうその一言だけですんごい嬉しそうだし尊敬のまなざしで見てくれるのね、コーチを。 私がコーチだったらあれで3日はオナニーできる」 咲「私も県予選決勝で、わざと華奈ちゃんに点を与えたとき、 気持ちよかったなぁ、あげるまでこの世の終わりみたいな顔してたのに。」 京太郎「人為的なものって気づかずにどんどん調子に乗っちゃったからねあの後」 咲「手のひらで転がすのが一番良いってことだよ」 京太郎「おれはどっちかっていうと風越のキャプテンを転がしたいけどな」 咲「ああ、あの子も良いよね。母性の塊と言えるよ」 京太郎「何を頼んでも引き受けてくれそうだもん。おっぱいもそこそこだし可愛いし」 京太郎「おっぱい触らせてくれなかったら手首切るとか言って困らせたい。 『体を傷つけるのなんて絶対ダメです!』とか言って揉ませてくれそう」 咲「こっちは内心『ぐえぇっっぐえぇっひっひひっひ』ってなってるのにね、いいひと過ぎるよあの人は」 京太郎「なんだかんだ男と縁が無いまま30位でそこそこの男と結婚しそう」 咲「それかものすっごい悪い男に人生終わらせられそう」 京太郎「また勃起してきた」 咲「元気なんだね」 咲「まぁ本当に色んな可愛い子がいてそれぞれの楽しみ方があるわけなんだけど」 京太郎「ほんと言い出したらきりが無いからな」 咲「京ちゃん的には、私とかどうなの?」 京太郎「えっ・・・」 京太郎「素直じゃなくて、全然可愛くなくて、でも優しくて何だかんだ俺のこと見捨てないでくれてる、幼馴染、かな」 咲「ほかの子みたいな気持ちには私に対してはならないの?」 京太郎「咲は何なんだろうなぁ、嫌だな。他の男がお前にちょっかいとかかけてるのも凄い嫌だな」 咲「それって、どういう・・・意味・・・なのかな?」 京太郎「大事な幼馴染って事だよ」 咲「そっか。ありがとう京ちゃん」 咲「ずっとこうやって京ちゃんと話せたらいいのにな・・・」 京太郎「いきなり何だよ気持ち悪いな」 咲「京ちゃんは、本当に分からず屋さんだね」 おしまい!
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清澄、部室 ガチャ 咲「す、すいません!遅くなっちゃって……」 久「掃除当番か何か?」 まこ「じゃったら仕方なかろう」 咲「はい。アレ?京ちゃん、先に来てるはずなんですけど」 和「須賀くんでしたら、電話で呼び出しがあったみたいでさっき外に行きましたよ?」 優希「ほら、鞄はそこにあるじぇ」 咲「あ、本当だ。鞄開けっ放しって京ちゃんは……わ!」ガタッ 優希「あーあ。京太郎の鞄が……」 久「また盛大にばらまいたわね」 咲「うぅ……ごめん京ちゃん」 まこ「ほら、手伝ってやるけぇはよ拾いんさい」 和「そうで……」 優希「のどちゃん?どした固まって……」 咲「何持って……」 貧乳ものAV 久「うわぁ……」 まこ「京太郎の奴……」 和「こ、こんなものを持ち込むなんて!!」 優希「な、投げようとするなって!そりゃ私もどうかと思うけど……」 咲「……和ちゃん、ちょっと見せて」 和「さ、咲さん?」 久「ちょっと咲、壊したりとか…」 咲「……つまり、京ちゃんは胸が小さいのが好みってことだよね?」 4人「!?」 咲「だって、この人胸小さいし……学校に持ってくるほど好きだっていうんなら……」 優希「そ、そうか!」 和「で、でも須賀くんは普段私の胸ばかり見てるじゃないですか!」 まこ「たまには大きく無いのが見たくなったとか?」 久「うーん。でも、これは確実な証拠だしねぇ……ところで私は小さい方よね?」 和「部長!?」 咲「いや、この人と同じ大きさなのは私です!」 優希「いや!この中で一番小さいのは私だじぇ!」 まこ「わしも……そこそこ」 和「だ、だから須賀くんは大きい方がいいんですよ!」 優希「だったらのどちゃんが圧倒的だじぇ!!」 咲「そーだよ!大体和ちゃんのはずるいよ!少し分けて欲しかったよ!京ちゃんが小さいのが好きならいいけど!!」 ガチャ 京太郎「うーっす」 咲「京ちゃん!」 和「須賀くん!」 優希「京太郎!」 京太郎「な、なんだ3人ともいきなり……って咲!それは…」 咲「小さいのがいいの!?」 和「大きい方ですよね!?」 優希「いっそ無いのもいいよな!?」 京太郎「いや、そもそもなんで俺の鞄の中にあるはずのそれを持ってるんだ?」 まこ「ちょっとお前さんの鞄の中身ぶちまけてしまってな」 久「こんなもの持ち込むのはさすがに問題よ?」 京太郎「あ、それ持ち込んだ訳じゃないです」 久「え?」 京太郎「少し預かっててくれって頼まれまして」 まこ「一体誰がそんなことを?」 京太郎「副会長です」 咲・和・優希「…………」 まこ「あー……」 久「ったくもう……」 京太郎「さすがに部室にこんなの持ち込みませんって」 咲「じゃあ、京ちゃんは小さいのが好きな訳じゃ……」 京太郎「何が小さいって?」 咲「な、なんでもないよ!!」 和「…………」ぐっ 優希「のどちゃん?何小さくガッツポーズしてるんだじぇ?」 まこ「はぁ。部活、やるか」 久「……後で副会長にちょっと言っとかなきゃね」 その後、副会長の仕事が倍増したという カンッ!!
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京太郎「俺が淡と付き合ってる?」淡「はぁ!?」 京太郎「なんでそんな話になってるんだよ」 淡「そ、そうよ! しかもよりによって、なんでコイツなのよ!」 モブ「え、だって昨日、一緒にゲーセンでデートしてたじゃん」 淡「…………」ジー 京太郎「…………」 淡「…………」チラッ 京太郎「……えっと、淡、ほしいのか?」 淡「そ、そんなことないよ!?ただ気になっただけ!」 京太郎(そんなにマジマジと見てたら欲しいって言ってようなもんだぞ?) 京太郎「俺、こう見えてクレーンゲーム得意だぞ?欲しいの言ってくれればーー」 淡「だ、だから、欲しいわけじゃないんだってば!」アセアセ 京太郎「……カピバラ?」 淡「っ! な、なんのこと?」 京太郎(なるほど、カピバラのぬいぐるみか) 京太郎「わかった。取ってやるよ」 淡「だ?か?らー違うんだってば」アセアセ 京太郎(素直じゃないなぁ) 京太郎「……俺が取りたいだけだよ。だから、悪いけど、少し待っててくれ」 淡「そ、そういうことなら……」 数分後 京太郎「よし!とれた!」 淡「京太郎……本当にクレーンゲーム上手なんだね」 京太郎「まぁな。よく咲……幼なじみに取ってあげてたからな」 淡「……幼なじみ」ピクッ 京太郎「あぁ、だからクレーンゲームは基本的に得意なんだ」 京太郎(わかりやすいなぁ……) 淡「……ぬいぐるみ取ったんだからもういいでしょ?次いこ」ムスッ 京太郎「待てよ、淡」 淡「……なに?」 京太郎「これ、やるよ」カピバラー 淡「……だから、私は欲しくないってーー」 京太郎「違うって。俺が淡にプレゼントしたいんだよ。だから受け取ってくれ」 淡「……そ、そういうことなら」オズオズ 京太郎「じゃあ、次いくか」スタスタ 淡「……何カッコつけてんだろ、京太郎のくせに」 淡「……ふふ」ギュッ 『2人でカフェ』 淡「なんでこんなことになってんの……」 京太郎「……俺が聞きたい」 店員「こちら、カップル限定のスペシャルパフェになります♪」 淡「……っ!?」 京太郎「あのー、スプーンが1つしかないんですが……」 店員「カップル限定のスペシャルパフェですからね!お互いにパフェを食べさせあう。これがカップル限定パフェの醍醐味!」 淡「……////」 京太郎「は、はぁ…」 店員「さぁ!どうぞ!」 京太郎「えっと……なんでいるですか?」 店員「見たいからです!」 京太郎「え?」 店員「見たいからです!!!」 京太郎「…………」 店員「さぁ!どうぞ!」 京太郎(とりあえず、溶けちゃうし食べるか) 京太郎「淡、ほら、あーん」 淡「えっ!?本当にやるの!?」 京太郎「スプーンが1つしかないんだからしかたがないだろ?」 淡「そ、そうだけど!ひ、ひひひ、人前なんだよ?////」 京太郎「そうだけど、そういう商品なんだし」 淡「う、うぅぅぅ……」 京太郎「ほら、溶けてきてるから。あーん」 淡「あ、あーん……」モグモグ 京太郎「どうだ?」 淡「恥ずかしいけど……こういうのもいいかも////」 京太郎「あ、いや、味の話なんだが……」 淡「えっ……」 京太郎「えっ?」 淡「…………」 京太郎「?」 淡「………っ!////」 淡「き……ば………」 京太郎「……きば?」 淡「京太郎のばかぁー!!」ダッ 京太郎「ちょ!淡、どこいくんだ!?おーい!」 店員「…………」 京太郎「……なにか、まずかったんですかね?」 店員「彼女さんには甘酸っぱかったんじゃないですかね?」ウフフ 『淡の髪を梳かす』 京太郎「やっと終わったー」 淡「普段からしっかり勉強してれば補習なんてならないですむのに」ジトー 京太郎「あ、いや、まぁそうなんだけどさ」アセアセ 淡「あーあ、せっかくの放課後が台無しだなー」チラッ 京太郎「……わかった。帰りにケーキ奢から許してくれ」 淡「うーん……。それも魅力的だけど、今回は他のがいいなぁ」 京太郎「他の?例えば?」 淡「えっとね」キョロキョロ 京太郎「?」 淡「うんしょっと」イスニスワル 淡「髪、やってほしいなぁ」 京太郎「……ここで?」 淡「うん!」 京太郎「……人前でやるのはーー」 淡「いまは2人っきりだよ?」 京太郎「……わかったよ。クシあるか?」 淡「やった! はい」 京太郎「そういえば、こうやって髪やるの久々だな」 淡「だねー。そもそも2人っきりって状況があんまりないもんね。ん…」 京太郎「うん?どうした?」 淡「……京太郎って髪とかすの上手だよね。凄く気持ちいい」 京太郎「……なんかエロいな」 淡「バカ」 京太郎「ごめん、冗談だよ」 淡「わかってる♪」 京太郎「それにしても、淡は髪綺麗だな」 淡「そう?あんまり考えたことないけど」 京太郎「うん。長くてつやがあって、サラサラで綺麗だ。はい、おしまい」 淡「ありがと。やっぱり、京太郎にやってもらうと気持ちいいなぁ」ウフフ 京太郎「とりあえず、これで今日のことは許してくれるか?」 淡「うーん…。まだ駄目ー」 京太郎「えぇー、まだ駄目なのか?」 淡「あれだけじゃ許してあげない」 京太郎「じゃあ、どうしたら許してくれる?」 淡「届かないから、少し腰おとして」 京太郎「? これでいいのか」スッ 淡「うん」 チュッ 京太郎「っ!」 淡「これで許してあーげる♪」 京太郎「おまえなぁ……」 淡「学校だからほっぺで妥協してあげたんだよ?感謝してね?」 京太郎「こいつー」グリグリ 淡「わ、わ!髪ぐしゃぐしゃになるからやめてー」 京太郎「そしてらまたやってやるよ」 『淡と一緒に水族館行ってイルカショーを見ていた』 淡「京太郎ー」 京太郎「うん?なんだー?」カキカキ 淡「イルカ見にいきたい」 京太郎「イルカかぁ。たまにはいいな」 淡「じゃあさ、これから見に行かない?」 京太郎「そうだな、いくか!」 淡・京太郎「おー!」 担任「おまえらー、デートの約束はいいからその課題をはよ出せー」 翌日、水族館にて。 淡「結局、課題で1日使っちゃったねー」 京太郎「だなー」 淡「でも、今日になって良かった♪」 京太郎「ん?なんでだ?」 淡「だって、これなら一日中、大好きな京太郎と一緒にいられるもん」 京太郎「な、何いってんだよ」カァァ 淡「あは、なんか私も恥ずかしくなってきた」アハハ 京太郎「なら言うなよ……」 淡「……」ムスッ 京太郎「? どうした?」 淡「……京太郎は?」ボソッ 京太郎「うん?」 淡「京太郎は私に好きって言ってくれないの?」 京太郎「……好きだぞ?」 淡「なんか固いよ?」ケラケラ 京太郎「照れくさいんだよ////」 淡「アハハ、京太郎、顔真っ赤だね」 京太郎「そんなことはいいから!ほら、イルカのショー始まるぞ?」 淡「はーい」 イルカのショーが開始 淡「すごーい!京太郎、今の見た!?」 京太郎「見た見た。イルカのショーつってテレビでなら見たことあったんだけど、生でみるとだいぶ違うな」 淡「だよね。迫力が違うよね!」 京太郎「お、すげぇ!」 淡「え?どうしたの?」キョロキョロ 京太郎「あ、いや、今イルカがすげぇ高く飛んだからさ」 淡「うそー!? 見逃したー」ガーン ーーーーーー ーーーー ーー 淡「イルカのショー楽しかったね」 京太郎「だな。……お、淡」 淡「うん?どうしたの?」キョトン 京太郎「なんか、あそこでイルカに触れるらしいぞ?」 淡「えっ?本当に?」ワクワク 京太郎「まじまじ。有料みたいだけど、いくか?」 淡「いく!」 係員「では、こちらにどうぞ。イルカと握手してみてください」 淡「イルカに触れるとか楽しみぃ」ワクワク 京太郎「野生のイルカって人を襲うって聞いたことあるな」ボソッ 淡「こんなときにやめてよー!」ウルウル 京太郎「ごめんごめん、冗談だから。」ナデナデ 淡「ん、次はないからね?」プンスカ 京太郎「はいはい」 係員(はよしろ……) 淡「わ、わぁー。イルカの手って柔らかい」キラキラ 淡「京太郎も触ってみなよ」 京太郎「どれどれ……お、おお。確かに柔らかい!」 淡「でしょ?」 京太郎「なんかくせになるな、これ」サワサワ イルカ「」ジー 京太郎「うん?」 チュッ 係員「あ、お客様、ラッキーですね。この子、たまにしかしてくれないんですよ?」 京太郎「あ、そうなんですか?なんか今日はツイてるなぁ」 淡「えぇー!京太郎いいなぁ。私にはーー」チラッ イルカ「」プイッ 淡「…………」 京太郎「…………」 イルカ「」ニヤッ 淡「……いいもん。あとで京太郎にしてもらうから」ボソッ イルカ・京太郎「!?」 『京太郎が淡を朝起こしに行っていた』 合宿所にて。 京太郎「………」キョロキョロ 京太郎「あ、淡ー起きてるかー?」コゴエ 淡「……うゆぅ」zzz 京太郎「あ、淡ー、また遅刻するぞー」ユサユサ 淡「うーん……」モゾモゾ 京太郎「おっ、起きたか?」 淡「……あと5……」 京太郎「……時間とか言わせないぞ?」 淡「年……うにゃ」zzz 京太郎(もっと上だったか……) 京太郎「じゃなくて!お前が起こしてくれって言ったんだろ?男子はこのフロア立ち入り禁止なんだから、早くしてくれ」ユサユサ 淡「……むぅ」ムクリ 京太郎「おはよう、淡」 淡「…………」ジー 京太郎「? どうかしたか?」 淡「きょーたろーだぁ」ダキッ 京太郎「ちょ!寝ぼけてんのか?起きろー」ペシペシ 淡「むぅ、寝ぼけてないよ…」ムスッ 京太郎「じゃあ、くっ付いてないで起きろって」 淡「わかったよ……。じゃあ、はい」ズイ 京太郎「な、なんだよ」ジリ 淡「……いつもの」 京太郎「……はっ?」 淡「だから、いつもの……」 京太郎「えっと、もしかして、あれですか?」アセ 淡「……ん」 京太郎「く、唇を突き出すな…。つか、合宿中はまずいって」アセアセ 淡「じゃあ、起きない」プイッ 京太郎「いやいや!淡はレギュラーだろ?皆に迷惑かかるぞ?」 淡「……そしたら、京太郎がキスしてくれなかったからって言うからいいもん」 京太郎「それだけはお願いだからやめてくれ」アセダラダラ 淡「なら、おはようのキス」 京太郎「……はぁ、分かったよ」 チュッ 淡「……えへへ♪ おはよ、きょーたろ」 京太郎「あ、あぁ、おはよう。ほら、ちゃんとキスしたんだから起きろよ?」 淡「うん、ちゃんと起きるよー」ウットリ 京太郎「じゃあ、俺は帰るからな」ガチャ…バタン モブ(き、京太郎君が急に入って来たからとっさにかくれちゃったけど……) モブ(2人ってそういう仲なの!?) モブ(つか、先輩に言われて淡を起こしにきただけなのに……。なんで朝から甘ったるいシーンを見なきゃいけないのよ!!) 『淡と京太郎が放課後教室で抱き合っていた』 淡「つ、疲れたー」グデー 京太郎「お疲れ」 淡「うん、京太郎もおつかれー。なんなの、あの授業……」 京太郎「淡は歴史苦手だもんな」 淡「歴史を学んだって私には関係ないのにさ」プンスカ 京太郎「温故知新って言葉があるだろ?昔のことも学んで損はないぞ?」 淡「そうかもだけど、嘉蔵なんて人知らないもん!」 京太郎「あ、あぁ、あれはマニアック過ぎるからな…」 淡「…えっ?京太郎は知ってるの?」キョトン 京太郎「昔読んだ本に少しだけ出てたからな」ドヤー 淡「…………」 京太郎「……おい、なんで少し下がった?」 淡「ソンナコトナイヨー」 京太郎「……と、とりあえず、帰ろうか」 淡「疲れて動けなーい」グデー 京太郎「いやいやいや……」 淡「えねるぎー切れー」 京太郎「……どうしたら、そのエネルギーは貯まるんだ?」 淡「うーん……。京太郎がハグしてくれたらかな?」ニパー 京太郎「…………」 淡「…………」ジー 京太郎「…………」 淡「………」ジー 京太郎「はぁ、分かったよ。ほら」ギュッ 淡「なんで後ろから?」 京太郎「前からの方が良かったか?」 淡「どっちも好きだけど、前からの方が京太郎の顔も見れるからなぁ」クルッ 京太郎「っ!」 淡「京太郎の心臓、ドクンドクンいってる」ギュー 京太郎「……生きてるからな」ギュッ 淡「……ねぇ、京太郎」ジー 京太郎「……ん」チュッ 淡「んっ、はぁ……ありがと♪」 京太郎「学校ではしないつもりだったんだけどな」 淡「じゃあ、なんでしたの?」 京太郎「淡があまりにも可愛いから」キッパリ 淡「っ////」 京太郎「お、真っ赤になった」 淡「……ばか」 廊下にて。 モブ(は、入りづれぇー!!) 学校の中庭。 淡「きょーたろ、膝枕してほしいなぁ」 京太郎「うん? あぁ、ほら、いいぞ?」ポンポン 淡「わーい」ゴロン 京太郎「寝心地はどうだ?」 淡「うーん……。少し固いかな?」 京太郎「さいですか……」 淡「でも、暖かい。体中がポカポカしてくる」 京太郎「…………」 淡「なんでだろうね?」 京太郎「さぁな」ナデナデ 淡「わっ」 京太郎「あ、すまん、嫌だったか?」 淡「ううん、突然だったからビックリしちゃっただけ」 京太郎「そか、ならよかった」 淡「…………」ジー 京太郎「?」 淡「ナデナデ、してほしいなぁ」チラッ 京太郎「…………」ナデナデ 淡「んっ……きょーたろの手、気持ちいい」ウットリ 京太郎「それは良かった」ナデナデ 淡「……きょーたろ」 京太郎「うん?」ナデナデ 淡「だーいすき♪」 京太郎「俺もだよ」ナデナデ モブa「……すまん、人足先に離脱する!」ダッ 京太郎「あいつ、どうしたんだろ?」ナデナデ 淡「具合悪くなったのかな?」キョトン モブb(いやいや!) モブc(2人のせいでしょ!?) 淡「きょーたろー」 京太郎「今度はどうした?」 淡「お腹すいた」 京太郎「お腹? あぁ、そういえばもう昼か」 淡「今日はきょーたろのためにお弁当作ってきたんだぁ」エッヘン 京太郎「そうなのか?それは楽しみだなぁ」 モブb「」←コンビニ弁当 モブc「」←姉の手作り弁当 モブb「…………」チラッ モブc「…………」ドヤッ モブb「」(´;ω;`)ブワッ 淡「じゃじゃーん」パカッ 京太郎「おぉ!」 きょーたろラブ 京太郎「……いやいや、これは流石に恥ずかしいぞ?////」 淡「や、やっぱり?//// 実は私もすっごい恥ずかしい」カァァ 京太郎「と、とりあえず、食べようか」 淡「だ、だね!」アセアセ モブb・c(そこで照れるの!?) 淡「はい、きょーたろ。あーん」 京太郎「あーん」パクッ 淡「ど、どう?」オソルオソル 京太郎「……」モグモグ 淡「えっと…」オドオド 京太郎「……おいしい」 淡「ほ、ほんと?」パァァ 京太郎「本当本当。これならいつでもお嫁にいけるな」ナデナデ 淡「でしょー」ウフフ 京太郎「淡の旦那さんは幸せだろうな」 淡「私は京太郎としか結婚する気ないよ?」 京太郎「淡……」 淡「きょーたろ……」 チュッ モブb「う、うわぁーん」ダッ モブc「まてっ」ガシッ モブb「放せ!俺は!俺は独りでコンビニ弁当食うんだぁ」。゚(゚´Д`゚)゚。 モブc「た、頼むからこんな所に独りにしないで」ナミダメ 京太郎「ごちそうさまでした」 淡「お粗末様でした」 京太郎「いやー、本当においしかった。また作ってくれるか?」 淡「代金としてキス一回を請求します」ニコッ 京太郎「夜になったら何回でもしてあげるよ」 淡「楽しみにしてる////」 モブc「あれ?モブbがいない!?」キョロキョロ モブc「っ!こ、これは!?」 旅に出ます。探さないでください by コンビニ弁当 モブc「も、モブbー!!!」 淡・京太郎「?」 淡「きょーたろ」 京太郎「うん?」 淡「なんか少し疲れたかも」 京太郎「なら、また少し寝るか?」 淡「ご飯の後だから寝るのはいやだなぁ」 京太郎「なら、どうする?」 淡「うーん……あっ、そこ座ってもいい?」 京太郎「うん?そこって?」 淡「足の間」 京太郎「あぁ、いいぞ?」 淡「よっと」ピョン 京太郎「どうだ?」 淡「背中が少し寒いかなー」チラッ 京太郎「はいはい」ギュッ 淡「うん、暖かい♪」 モブc「♪」←音楽を聴いている 淡「ねぇ、きょーたろは私と付き合えて良かった?」 京太郎「当たり前だろ?」 淡「きょーたろならそう言うと思ってた」アハッ 淡「でもね、たまにスッゴく不安になる時があるんだぁ」 京太郎「そうなのか?」 淡「うん、だって、京太郎の周り可愛い子多いから」 京太郎「…………」 淡「だから、たまにスッゴく不安になる……」 京太郎「淡……」 淡「うん?」 京太郎「ごめんな」ギュッ 淡「き、きょーたろ?」 京太郎「俺のせいで不安になるんだろ?だからごめん」 淡「え、違うよ!私がいけないんだよ」アセアセ 京太郎「ううん。俺がしっかり淡だけ見ていれば淡が不安になることなんてないはずだから。ごめんな、淡」 淡「きょーたろ……」 京太郎「なぁ、もっかいキスしないか?」 淡「…したいの?」 京太郎「したい」 淡「うん、それならいいよ」クルッ 京太郎「淡……」チュッ 淡「んっ……」 京太郎「んー、あむっ」 淡「っ!んっ、きょーら…ろう、すと……んっ」 京太郎「……」 淡「ん、んんっ……はっ、ふっ……んぅ」 淡「ぷはっ……きょーたろぉ、学校だよ、ここ…」トローン 京太郎「したくなったから。ごめんな」 淡「謝らないで…。嬉しかったし」ボソッ 京太郎「そか」 淡「……続き……」ボソッ 京太郎「えっ?」 淡「帰ったら続き……しない?////」 京太郎「……淡がいいなら」 淡「ありがと。放課後が楽しみ」フフッ モブc「」←音楽聴きながら白目 【番外編】『会話のすれ違い』 京太郎宅。 淡「きょーたろ、今夜泊まってもいい?」 京太郎「……はい?」 淡「だから、今夜、泊まってもいい?」 京太郎「……なんで?」 淡(もっときょーたろと遊びたいから……とかじゃ子供っぽいからーー) 淡「えっと、その、今夜は京太郎と一緒にいたいから……」 京太郎「…………」 京太郎(えっと……これっていわゆるOKサインってやつか?) 淡「……駄目?」 京太郎「き、今日は親父も母さんもいないけど、いいのか?」アセアセ 淡(?ご飯の心配かな?) 淡「別にそれは気にしないけど?」 京太郎(ちと、コンビニ行ってくるか) 京太郎「りょーかい。着替えとかは……ないよな、流石に」 淡「うん、流石にない……だから、少し買い物してきていい?」 京太郎「いいぞ?あ、俺も買いたいものあるから一緒にいくか?」 淡「そうなの?いいよ!きょーたろとデートだぁ」ニパー デパート 京太郎「なぁ、デパートの中ぐらい腕に抱きつくのやめないか?」 淡「えぇ、こうしないとデートぽくないよ?」 京太郎「そ、そうかもしれないけどさ」アセアセ 京太郎(腕に当たってるせいで色々やばいんだが……) 淡「きょーたろが嫌ならやめるけど」 京太郎「嫌じゃないです!」キッパリ 淡「わっ、急に大声ださないでよ、もぉ」 京太郎「ご、ごめん」 淡「変なきょーたろ」ウフフ 京太郎「と、ところで、淡は何を買うんだ?」 淡「えっ?」 京太郎「えっ?」 淡(下着……とか言い辛いなぁ……恥ずかしいし////) 淡「そ、それは秘密かな?」アセアセ 京太郎(そ、そうだよな!俺の為に用意するんだからサプライズにしたいよな!) 京太郎「そ、そっか」ハハハ 淡「う、うん」ハハハ 京太郎(どんなやつ買うんだろう?派手なのかな?) 淡(今月、お金ヤバいから安いのあるかなー?) 帰宅。 京太郎(よし、必要なものは買ったし、あとは風呂だけだ!) 京太郎「淡ー、先にお風呂入っていいぞー」 淡「えっ?いいよ、先に入って?」 淡(家主より先に入るのは……) 京太郎「そ、そうか?」 京太郎(も、もしかして、あとから入ってくるのか!?) 京太郎「じゃあ先に入らせてもらうわ」 ーーーーーー ーーーー ーー 京太郎「流石にないか……」ズーン 淡「うん?どうかした?」フロアガリー 京太郎「いや、なんでもない」 淡「そう?」 淡(なんか元気ないけど、どうしたんだろ?) 京太郎「…………」ズーン 淡(やっぱり、元気ない……悩み事かな?) 淡「きょーたろ?」 京太郎「うん?どうした?」 淡「その……私はいつでもきょーたろの味方だからね?」 京太郎「……へ?」 淡「私にできることがあったら何でも言って!私、きょーたろの力になりたいから」 京太郎「え、あ、あぁ……」 京太郎(……なんの話だ?)アセアセ 淡「だから、1人で(悩みを)ため込まないで?」 京太郎「っ!」 京太郎(淡……) 京太郎「あぁ……ありがとな、淡」ギュッ 淡「わっ!」アセアセ 淡(な、なになに!?急にどうしたの!?) 京太郎「淡……」チュッ 淡「!?」 淡「きょ、きょきょきょ、きょーたろ!?すとっぷ!すとーぷ!」アワワ! 京太郎「……えっ?」 京太郎(もしかして、順序間違えたか?)ヒヤアセ 淡「き、きょーたろ? 急にどうしたの?」アセアセ 京太郎「あ、ごめん!その俺、初めてでさ」アセアセ 淡「……え?初めて?」ボーゼン 淡(前のデートでキスしたこと忘れちゃったの……?) 京太郎「は、恥ずかしながら……」 京太郎(淡が有り得ないものを見るような顔してる……) 淡「きょーたろ?その……本当に初めて?冗談とかじゃなくて?」オロオロ 淡(ほ、本当にわすれちゃったの?) 京太郎「初めてです……。でも淡も初めてだろ?」 京太郎(付き合ったのは俺が初めてっていってたしな) 淡「わ、私はしたことあるよ?」 淡(だって、きょーたろと間違いなくしたもん……) 京太郎「……えっ!?」 京太郎(ど、どういうことだ!?) 京太郎「え、えと……いつ頃だ?」 淡(本当に忘れちゃったんだ……) 淡「先週だよ……」 京太郎(先週……俺と映画行った週……) 京太郎「ま、まじか……」ボーゼン 京太郎(ってことは、俺以外に……) 淡「うん……」 京太郎「…………」 淡「……きょーたろぉ」ナミダメ 京太郎「……なんで淡が泣きそうな顔してるんだよ」 淡「なんでって……きょーたろのせいでしょ!?」 京太郎「!?」 淡「わ、私、初めてで……グスッ、すっごく…………すっごく嬉しかったのに!」ポロポロ 淡「きょーたろにとっては!忘れちゃうくらいどうでもいいことだったってことでしょ!?」ポロポロ 京太郎(忘れる? 俺が? つか初めて?) 京太郎「す、ストップ!」 淡「……なに?」グスン 京太郎「淡?その、先週したのが初めてだったんだよな?」 淡「……そうだよ、ファーストキスだったんだよ?」 京太郎「……えっ?キス?」キョトン 淡「……えっ?今キスの話でしょ?」キョトン 京太郎「…………」アセダラダラ 淡「……きょーたろ?」 京太郎「…………」 淡「……京太郎は何の話してたの?」ジト ーーーーーー ーーーー ーー 淡「……最低」グスン 京太郎「返す言葉もございません」ドゲザー 淡「しかも、しっかりこれまで用意して……」チラッ コンドーム「やぁ!」 京太郎「本当に申し訳ないです」ドゲザー 淡「……はぁ、もういいよ。誤解だって分かったし」 淡(良かった……キスのこと忘れてたわけじゃなくて) 淡「それにしても、きょーたろ……その勘違いはどうかと思う」ジト 京太郎「すみませんでした」ドゲザー 淡「……は、……の?」ボソッ 京太郎「……え?」 淡「だから……その、きょーたろは……したいの?////」 京太郎「したいです!」キッパリ 淡「……っ////そんな時ばっかりキリッってしないでよバカ!////」 京太郎「ご、ごめん……」 淡「…………」 京太郎「…………」 淡「…………ねぇ」 京太郎「あ、はい!」ビクッ 淡「そろそろ、寝ない?もう遅いし……」 京太郎「……だな」 淡「……ねぇ」 京太郎「うん?」 淡「その……一緒に寝ない?////」 完 『淡と京太郎の関係を微笑ましく見つめる菫さん 』 昼 部室 菫「昼はミーティングがあるからとあれほど言っておいたのに……」イライラ 菫「淡と須賀は何をやっているんだ」イライラ 照「私、探してこようか?」キラキラ 菫「……いや、私がいこう」 菫(照に行かせたら帰ってこないからな……) 照「そ、そう……」シュン 学校の中庭 京太郎「ふあ……ねむ……」 淡「? きょーたろ寝不足?」 京太郎「……あ、あぁ、昨日あんまり寝られなくてさ……」 淡「どうせ、ゲームでもしてたんでしょ?」ジト 京太郎「ちげーよ。な、長野から急遽両親が来てさ……」 淡「あ、あぁーー……」ナットク 京太郎「質問攻にされてたんだよ……」 淡「お疲れ様」ニコニコ 京太郎「……とにかく、それで寝不足なんだ」ウトウト 淡「そっかー……あっ!きょーたろ」 京太郎「うん?」 淡「眠いなら少し寝たら?今なら特別、私が膝枕してあげるよ?」 京太郎「……………………いやいや」 淡「……今の間はなに?」 京太郎「……素敵な提案だけどさ、ここでそれやったらバレるぞ?」 淡「そ、それは大丈夫だよ」アセアセ 京太郎「何を根拠に……」 淡「ほ、ほら!周りに誰もいないし」キョロキョロ 京太郎「……淡?もしかしてやりたいのか?」 淡「そんなことないよ!?ただ、きょーたろが疲れてるから労ってあげてるだけだよ!」オロオロ 京太郎「……そういえば、昨晩はーー」 淡「っ!ち、違うよ!?映画は関係ないよ!?」 淡「昨晩やってた映画で膝枕してるシーン見て、いいなぁとか思ったりしてないよ!?」アセアセ 京太郎(まだ何も言ってないのに……) 京太郎「……そうなのか?じゃあやらなくても良いか」 淡「!」 京太郎「淡がやりたいって言うならやってもいいけどなぁ」ニヤニヤ 淡「う、うぅー……きょーたろのいじわるぅ」ナミダメ 京太郎「どうするんだ?」ニヤニヤ 淡「ひ……ら…………さい」ボソッ 京太郎「うん?」 淡「だから!ひ、膝枕させてください」カァァ 京太郎「いいぞ」ナデナデ 淡「きょーたろのばかぁ」プシュー 渡り廊下 菫「あの馬鹿2人はどこで油売ってるんだ?」スタスタ 菫「教室にもいないし……いったい……あっ」←中庭を見る 再び中庭 淡「ど、どうかな?」オドオド 京太郎「……これ、いいな」 淡「そ、そう?」パァ 京太郎「あぁ、なんて言うのかな、柔らかいだけじゃなくて、適度に張りがあるというかーー」プニプニ 淡「ちょっ! 股さわらないでよ、変態!」ペシ 京太郎「あだっ」 淡「次、勝手に触ったら怒るからね?」プンスカ 京太郎(なるほど、許可とればいいのか) 淡「……きょーたろ?」ジト 京太郎「頼むから心の中まで読まないでくれ……」 淡「もう……きょーたろは変態なんだから」ナデナデ 京太郎「これはその変態へのご褒美か?」 淡「ばか。眠いんじゃないの?時間なくなるよ?」 京太郎「そうだった。じゃあおやすみ」 淡「うん、おやすみ」ナデナデ 京太郎「…………」 淡「…………」ナデナデ 京太郎「…………」zzz 淡「やっと寝た」クスッ 淡「きょーたろが1日徹夜したくらいで、ここまで疲れるわけないのに。嘘が下手だなぁ」ナデナデ 淡「どうせ、麻雀やってたんでしょ?私に追いつくとかいって」ナデナデ 淡「きょーたろ、レギュラー入りおめでと」ボソッ チュッ 渡り廊下 菫「…………」 菫「まっまく……」ケイタイトリダシ 菫「あ、尭深か?ミーティングのことなんだがーー、あぁ、明日の昼に変更とレギュラーに伝えてくれ。あぁ、じゃあ」 菫「まったく、手間のかかる後輩だよ」クスッ 完 『たかみーから男心を教わる淡』 淡「……」キョロキョロ 尭深「? 淡ちゃん、どうか、した?」 淡「えっ……あぁーいやー」 尭深「なにか、悩み事?」 淡「悩み……といえば悩みかな……」 尭深「……その、私でよければ、相談、のるよ?」 淡「そ、そんな大したことじゃないからいいよ」アセアセ 淡(それに、たかみーに相談しても……) 尭深「そ、そう……」シュン 淡「あっ! や、やっぱり相談のってもらおうかな?」アセアセ 尭深「……無理しなくて、いいんだよ?」 淡「む、無理なんてしてないよ!たかみーに相談のってもらいたいなぁー」チラッ 尭深「そ、そういうことなら////」 淡(だ、大丈夫だよね?) 尭深「……それで、悩みって?」 淡「えっと……その……」モジモジ 尭深「……?」 淡「話っていうのは、その、須賀のことなんだけど……」 尭深「須賀くん?」 淡「うん……。どうしたら須賀が振り向いてくれると思う?」 尭深「? 呼びかければ振り向いてくれると思うよ?」 淡「…………」 尭深「?」 モブ(それはないっす、渋谷先輩……) 淡「そういうんじゃなくて」アセアセ 尭深「?」 淡「どうやったら、その……好きになってもらえるかな?////」カァァ 尭深「っ////」 淡「……////」ウツムキ モブ(絶対に相談相手間違えてる……) 翌日。 尭深相談室。 尭深「えっと、昨日、たくさん考えてみたんだけど……」 淡「うん」 尭深「名前で呼んでみるのがいいと、思う」 mission 1 名前で呼ぶ! 京太郎「…………」アセダラダラ 淡「…………」ジー 京太郎「…………」ダラダラダラダラ 淡「…………」ジー 京太郎「お、大星?」アセアセ 淡「な、なに!?」ドキッ 京太郎「何かようか?」アセアセ 京太郎(俺、何かしたか?) 淡「よ、用って程じゃないんだけど……その」 京太郎(あ、もしかしてあれか?) 淡「き、きょーたrーー」 京太郎「わかった!」 淡「!?」ビクッ 京太郎「あれだろ?昨日の賭けのことだろ?飯おごるってやつ」 淡「……えっ?あ、いや……」 京太郎「ルールはルールだからな。今日の放課後、空いてるか?」 淡「え、あ、うん……空いてるけど」 京太郎「よし、なら放課後な。校門のところで待っててくれ」 淡「え、あ、うん……」 京太郎「じゃあ、そういうことで。まだ俺は委員会あるから先輩に遅れるって伝えておいてくれ」タタタッ 淡「うん……あとでね」ボーゼン 淡「………………」 淡(……あれ? これってもしかして……デート!?) 尭深相談室 尭深「うまく、いった?」 淡「なんか……色々スキップしました」 尭深「よかった」ホッ 尭深「じゃあ、次、やろうね」 淡「あ、うん」 尭深「相手の良いところを誉める」 mission 2 相手を誉める! 放課後。 京太郎「わりぃ、待ったか?」 淡「う、ううん!今ついたところ!!」 京太郎「そか、それは良かった。じゃあ早速行くか」 淡「えっと、どこいくの?」アセアセ 京太郎「うん?それは着いてからのお楽しみってことで」ニヤッ ーーーーーー ーーーー ーー 京太郎「わるい、カウンター席しかなかったわ」 淡「…………」ソワソワ 京太郎「……どうしたんだ?借りてきた猫みたいに大人しいじゃん」 淡(だって、なんかお洒落なケーキ屋だし……それに……) モブ女「はい、あーん」 モブ男「あーん。うん、おいしい」 淡「…………カップルばっかりなんだもん」ボソッ 京太郎「なんだって?」 淡「な、なんでもない!////」 淡(ど、どうしよ!恥ずかしくて須賀の顔みれない)アセアセ 京太郎(なんか変だな……少し顔も赤いし) 淡「…………」チラッ 京太郎「…………」ジー 淡「っ!」サッ 淡(ど、どうしよ……このままだと誉めるどころか話もーー) 京太郎「……失礼」テヲデコニアテル 淡「へっ?」 淡「な、な、な!////」カァァ 京太郎「げっ……やっぱり熱あんじゃん……」 淡「あ、や、これは熱なんだけどーー」 京太郎「なんかおかしいと思ったら……。風邪引いてるなら言えよ」 淡「あ、だから、違くて」アセアセ 京太郎「とりあえず、今日は帰るぞ。淡はレギュラーなんだから体調管理しっかりしないと」 淡「だ、大丈夫だから」アセアセ 京太郎「風邪は万病のもとだぞ?ケーキはまた後日な?だから今日は帰る」 淡「だ、だから、違うんだってばー」 淡宅 淡(ど、どうしよう……) 京太郎「送るだけの予定だったんだけどなぁー」 淡(と、とりあえず、たかみーにメールしなきゃ!) 今、須賀と家にいます。どうしたらいいですか? 淡「送信っと……わっ、もう返信きた」 ボディータッチとか良いと思うよ(o゚▽゚)o 淡「…………」ゴシゴシ 淡「…………」 淡(むりだよ!) 京太郎「? 大星、大丈夫か?」 淡「へ!? あ、うん!大丈夫大丈夫!」アセアセ 京太郎「そうか?」 淡「う、うん!それよりさ、せっかくだから何かしない?」 淡(何かしてないと間がもたない……) 京太郎「何言ってんだ……。風邪引いてるだから大人しく寝てろよ。悪化したら大変だろ?」 淡「えぇー……。うーん……じゃあ、きょーたろが何か話してよ」グデー 京太郎「……えっ?」 淡「え?……あっ……」カァァ 淡「ち、違うよ!? その、今のは……ほら!友達だからさ!」 淡「良い機会だから、もう一歩進展してもいいかなーとか思って!」 淡「あ、あと!日頃の感謝ってやつ?だから深い意味はまーたくないの!」アセアセオドオド 京太郎「わ、わかった。わかったから少し落ち着け!熱あがるぞ?」 淡「ほ、本当に違うんだよ?」アセアセ 京太郎「わかったって」 淡「…………」チラッ 京太郎「…………」 淡「……な、なにか言ってよ……」ウルウル 京太郎「そ、そう言われてもなぁー……。うーん……ありがとう?」 淡「……なんでお礼?」キョトン 京太郎「いや、そうな風に思ってくれているとは思わなかったからさ。なんか嬉しくて」ハハハ 淡「じゃあ、今までは私にどう思われてる思ってたの?」 京太郎「……嫌われてる?」アセアセ 淡「な、なんで!?」 京太郎「だって、何かと暴言吐かれるし、なにかと突っかかって来てなかったか?最近は少なくなったけど」 淡「あ、あぁ……入学当初は苦手意識あったかも」アハハ 京太郎「やっぱりか」ニガワライ 淡「うん♪」 淡「でもね、最近はそんなことないよ?」 淡「最初こそ、『うわぁ、金髪だわー』とか『ちゃらそー』とか思ってたけど」 京太郎「え?そこ!?つか、大星も金髪じゃん!」 淡「でも、実際は誰にでも優しくて、いざってときに役にたつ人」 京太郎「…………」 淡「ほら、入学して間もない頃にさ、私がナンパされたことあったじゃん?」 淡「あの時と京太郎が助けてくれてさ。あの時は思わず罵声浴びせちゃったけど、本当はすっごく嬉しかったんだぁ」 淡「あの時の京太郎、格好良かったなぁ」ウットリ 京太郎「……ちょ、ストップ!」アセアセ 淡「?」 京太郎「ど、どうしたんだ?急に……」 カァァ 淡「えっ?」 淡「…………」ポクポクポクポク 淡「っ!////」チーン 京太郎「……////」 淡「……////」 尭深宅 尭深「…………」ペラ 尭深「……あ」 恋愛の鉄則!ボディータッチはNG 尭深「……どうしよう」シュン 完 『照にのろける淡』 淡「テルー!」ダキッ 照「っ!……なんだ、淡か」ホッ 淡「ねぇテルー、聞いて聞いて!」 照「どうかした?」 淡「うん! 昨日ね、きょーたろと遊園地いったんだぁ」 照「…………」 淡「それでね!ーーーー」 ーーーー ーー 京太郎「遊園地なんて久々だな」 淡「そうなの?私は初めてかも」 京太郎「え?そうなのか?」 淡「うん。小さい頃に行ってるかも知れないけど、物心ついてからは初めてかな」 京太郎「そっか。なら、今日はめいいっぱい楽しもうぜ!」 淡「うん! エスコートよろしくー」 京太郎「まかせろ!じゃあ最初は……」 数分後。 淡「……ありえない」ジト 京太郎「ごめん……」 淡「遊園地の定番とはいうけどさぁ、いきなりお化け屋敷ってどうなの?」ジー 京太郎「いや、その……恐がってる淡がみたくてだな?」アセアセ 淡「だからその彼女を置き去りにして隠れたんだ?」ジト 京太郎「……すみませんでした」 淡「……許してあげない」プイッ 京太郎「え……ど、どうしたら許してくれる?」アセアセ 淡「……それを聞いたら意味ないでしょ?自分で考えて」プイッ 京太郎(困った……) ーーーー ーー 淡「ーーってことがあったの。あの時のきょーたろの顔が可愛くて」キャー 照「……そうなんだ」 淡「うん! それで、きょーたろ何したと思う?」 照「ーーさぁ?」 淡「……テルー、考えてる?」ジー 照「…………もちろん」 淡「ほんとに?」ジー 照「…………」メソラス 淡「まぁ、いいや。それできょーたろがねーー」 ーーーー ーー 京太郎(よし、決めた! これなら絶対に喜ぶ!) 京太郎「淡!」 淡「却下」 京太郎「まだ何も言ってないのに!?」 淡「どうせ美味しいものでも食べようっていうんでしょ?」ジト 京太郎「……そ、そんなことないぞ?」アセアセ 京太郎(なんで分かるんだ!?) 淡「そう?ならなに?」 京太郎(えっ……やばい……) 淡「きょーたろ、何してくれるの?」ニヤニヤ 京太郎(……仕方がない、こうなれはやけだ!) 京太郎「…………」アゴニテヲヤル 淡「えっ?」 京太郎「んっ……」 淡「っ!? ちょ……んっ」 京太郎「…………」 淡「きょ……す、すと……」ジタバタ 京太郎「……ぷはっ」 淡「はぁ……はぁ……」ゼーゼー 京太郎「これでどうだ?」ドヤッ 淡「……な、な、な」カァァ 淡「何すんのよ!しかも人前で!」カオマッカ 京太郎「喜びそうなことだ」←やけくそ 淡「な、なんでこれで喜ぶと思うのよ!」 京太郎「だって、淡は強引にされるの好きだろ?」 淡「っ!////」 京太郎「あれ?まじ?」 淡「!?」 京太郎「正直にいうと、図星をつかれてヤケクソでキスしました。反省はしていない」ドヤッ 淡「…………」プロプル 京太郎(あ、これはまずいな……) 淡「きょーたろのばk……!?」 京太郎「…………」ギュッ 淡「ちょ、だ、だから!さっきからなんなの!?////」 京太郎「…………」ギュッ 淡「……な、なんか言ってよ////」 京太郎「……淡が悪いんだぞ?」 淡「……な、なんでよ」 京太郎「淡が可愛い過ぎるから」 淡「っ!?////」 京太郎「だから、反省はしてない。またしたくなったらするから」ギュッ 淡「あ、え、そ、その////」プシュー 京太郎「強引なのが好きなんだろ?」ボソッ 淡「……そ、そんなこと……」プイッ 京太郎「……淡」 淡「…………」コクリ 京太郎「…………」ナデナデ ーーーー ーー 淡「ーーだったの!きょーたろって意外に大胆だよね」キャーキャー 照「……そうだね」 淡「それからそれから!」 菫「……淡、向こうの卓が空いたから入ってこい」 淡「えぇー!ここからが面白いのに!」ブーブー 菫「須賀がお前と打つの楽しみにしてるぞ?」 淡「いってきます!」ピュー 菫「現金なやつだな……。照、大丈夫か?」 照「……大丈夫」 菫「ならいいが……」 センパーイ、センセイガヨンデマース 菫「っと、じゃあ私は行くぞ? 照も卓が空いたから入って打つんだぞ?」 照「……わかった」 センパーイ! 菫「今いく!」タタタッ 照「…………」 照「…………」 照「……彼氏か……」ボソッ 完 『お昼を口移しで食べさせあってた』 淡「…………」カチカチ 京太郎「うん?メール?」カチカチ きょーたろ、お昼一緒にたべよー 京太郎「…………」チラッ 淡「…………」ニコッ 京太郎「…………」カチカチ 屋上で待ち合わせしよう ーーーー ーー 淡「きょーたろ、おそーい!」ブーブー 京太郎「悪い悪い、モブに捕まってて」アセアセ 淡「それでも遅い。きょーたろのせいで風邪引きそうだよ」ガクガク 京太郎「それは悪かった……」 淡「……それだけ?」ジー 京太郎「……これでいいか?」ギュッ 淡「……えへへ♪」テレテレ 京太郎「あ、でもこれだと飯食えないな」 淡「えっ?それなら大丈夫だよ?」 京太郎「?」 淡「きょーたろ、そこに胡座かいて座って」 京太郎「お、おう」スワル 淡「そして、私が膝の上に座る♪」スワル 淡「それじゃあ、いただきまーす!」 京太郎「…………おい」 淡「うん?」モグモグ 京太郎「これだと俺が食べられないだろ……」 淡「……あっ」 京太郎「まじか……」 淡「ち、違うよ?忘れてたんじゃなくて!」オロオロ 京太郎「……じゃなくて?」ジー 淡「……私が食べさせてあげるから大丈夫!」 京太郎「……へー」 淡「ほ、ほら、あーん」ウインナーダヨー 京太郎(絶対に忘れてたよな……。あっ、そうだ)ピコーン 京太郎「……これじゃあなんか、いつも通りじゃないか?」 淡「へ?」 京太郎「いや、だから、これだと普段と何も変わらないと思わないか?」 淡「もしかして……飽きちゃったの!?」ガーン 京太郎「いやいや、飽きたりは絶対にしないから」ナデナデ 淡「うにゅ……じゃあ、なんで?」 京太郎「いや、新しい刺激って大事だと思わないか?」 淡「まぁ、それは思うけど。でも、何するの?大抵のことはしちゃってない?」キョトン 京太郎「いや、まだあるぞ?」 淡「?」 京太郎「口移しとか」ニヤッ 淡「…………えっ?」 京太郎「だから、口移しとか」 淡「…………」 淡「…………っ!////」ボンッ 京太郎(この反応が見たかった)ガッツポーズ 淡「え、えと、その!////」アセアセ 京太郎「うん?」ニヤニヤ 淡「だから、えっと……!」アワアワ 京太郎(……そろそろいいか) 京太郎「悪い、淡。じょーー」 淡「きょ、きょーたろが!その、やりたいって言うなら私は……いいよ?////」 京太郎「」 淡「……」パク 淡「はい、きょーらろ」ウーン 京太郎(あっれー?)ボーゼン 京太郎「え、えーと……」 淡「きょーらろ、はふかひいから……はやふ////」カァァ 京太郎「んっ」パク 淡「んっ……」チュッ 京太郎「…………」モグモグ 淡「ど、どうだった?////」 京太郎「うん?もちろん、おいしいぞ?」 淡(いつもより甘かったような……気のせいだよな) 淡「あ、いや、そうじゃなくて////」 京太郎「?」 淡「じょ、上手にできてた?////」カァァ 京太郎「……ぶはっ!」ハタヂ 淡「えっ、きょーたろ!?大丈夫?」アセアセ 京太郎(いっけね……変なこと想像した……////) 淡「だ、大丈夫?顔赤いし……」 京太郎「だ、大丈夫だ。鼻血は男の健康の印だからな」 淡「?」キョトン 京太郎「ほら、続き食べようぜ?」 淡「うん……」チラッ 京太郎「…………」モグモグ 淡「…………」チラッチラッ 京太郎「えっと、なに?」 淡「っ!な、なんでもない!」アセアセ 京太郎「なんでもなくないだろ?そんなにチラチラみて」 淡「う、うぅ……」ナミダメ 京太郎「ほら、遠慮すんなって」ナデナデ 淡「……えっと」 淡「わ、私にも口移し……してほしいな////」 完 『男女合同体育のあと二人で体育倉庫へGoしてた』 体育中。 淡「…………」ムスー 淡(……最近、部活ばっかりできょーたろと遊べてない) モブ「…………」アセアセ 京太郎「♪」 淡「……」イライラ 淡(なのに、きょーたろはなんともなさそうだし!) モブ「……す、須賀!」アセダラダラ 京太郎「うん?」 モブ「ど、どうにかしろ!」ナミダメ 京太郎「……なにを?」 モブ「大星さんの機嫌をだよ!」 京太郎「……なんで俺に言うんだ?」アセアセ モブ「なんで?一つしかないだろ!」 京太郎「!」 京太郎(もしかして、バレてる?) モブ「二人とも体育委員だろ!?」 モブ他「……アホや」 京太郎「……」 京太郎(なんだ……)ホッ 京太郎「あぁ、努力してみるよ」 授業後。 先生「おーい、須賀、大星」 京太郎「はい」 淡「はい」ムスー 先生「……えっと、大星?どうかしたか?」アセアセ 淡「べつに……」 先生「そ、そうか?えっと、二人は体育委員だろ?だからこの道具を倉庫に片付けておいてほしいんだ」 淡(……これ、使える?) 京太郎「えっ、そのくらいなら俺一人でやりますよ?」 先生「そうか?まぁ、女の子に力仕事は駄目だもんな」アハハ 京太郎「ですね」アハハ 淡「……私も手伝う」ボソッ 先生・京太郎「え?」 淡「だから、私も手伝うって言ったの!」 先生「っ!」ビクッ 京太郎「あわ……大星さん?別に無理しなくてもいいんだぞ?」 淡「いいの!私がやりたいって言ってるんだから!ですよね、先生!」 先生「私も2人でやるべきだと思うぞ?」 京太郎(こいつ……) 体育倉庫 京太郎「なぁ、淡?」オドオド 淡「何?須賀くん」 京太郎「えっ……」 淡「……須賀くん、まだ片付け終わってないよ?」 京太郎「……あ、はい」 ーーーー ーー 京太郎「これで終わりか?」 淡「これで終わりだね」 京太郎(さぁ、早く着替えて飯にするか) ピシャッ 京太郎「へ?」 淡「…………」 京太郎「え、えーと、淡さん?なんで閉めたんですか?」 淡「…………」テクテク 京太郎「…………」アセダラダラ 淡「……」ギュッ 京太郎「……へ?」 淡「……やっと」 淡「やっと2人っきりになれた」ギュッ 京太郎「……淡」 淡「最近、部活ばっかりで2人っきりになれなかったから……」 京太郎「それでここに?」 淡「……2人っきりになりたかったんだもん。悪い?」ジト 京太郎「……いえ、まったく」 淡「なら問題ないね」ギュッ 京太郎「あ、でも汗かいてるのにいいのか?」アセアセ 淡「……っ!」バッ 淡「ご、ごめん……その////」 京太郎「悪い、臭かったよな」 淡「え?そんなことないよ?」 淡(むしろいい匂いだったし……) 京太郎「えっ?じゃあ何で離れたんだ?」 淡「……私も、その、いっぱい汗書いちゃったから////」 京太郎「……なるほど。俺は気にしないぞ?」 淡「私が気にするの!////」 京太郎「……」ギュッ 淡「!? ちょ、きょーたろ!ダメ!」アセアセ 京太郎「…………」スンスン 淡「ちょっ!や!ダメだって////」ジタバタ 京太郎「いい匂いだぞ?」 淡「そういう問題じゃないんだってば////」 京太郎「汗かいてても、土とかでドロドロでも俺は構わないよ」 淡「うぅ……////きょーたろ、変態過ぎる////」カァァ 京太郎「淡の彼氏だからな」 淡「……それ、私も変態みたいじゃない?」ジト 京太郎「淡も変態だろ?」 淡「違うわよ!」 京太郎「本当か?」ニヤッ 淡「……なによ」 京太郎「…………」チュッ 淡「!?な、ななな!////」 淡「んっ、や、やめ!首……弱いんだから……んっ」 京太郎「……少ししょっぱいな」 淡「た、体育の、後なんだから……んっ、だ、だめぇ……」 京太郎「…………」ペロ 淡「……っ」ビクッ 京太郎「……可愛いよ、淡」チュッ 淡「んっ!きょ、きょーた、ろ……や、やめ……」ペタン 京太郎「うん?どうした?」ニヤニヤ 淡「あ、足に力、入らなくなっちゃった……」 京太郎「そっか」ジリジリ 淡「……それ以上近付いたら怒るよ?」 京太郎「体育倉庫に連れ込んだのは淡だろ?」 淡「っ!」 京太郎「淡も少しは期待してたんだろ?」 淡「そ、そんなこと……////」 京太郎「んっ」チュッ 淡「んっ、きょーたろ……」チュッ 京太郎「……やっぱり淡も変態だな」 淡「……違うもん」プイ 京太郎「そういう割には抵抗しないんだな」 淡「…………」カァァ 京太郎「淡……」グッ 淡「きょーたろ……」ドサッ 京太郎「……いいか?」 淡「……聞かないでよ、ばか……////」 京太郎「淡……」 淡「きょーたろ……」 モブ「大星さん、須賀くん、います?」ガラッ 京太郎・淡「!?」 完 『二人きりで仲良くダーツしてた 』 淡「きょーたろ、どこにする?」ワクワク 京太郎「うーん……。候補が多すぎて困るなぁ」 淡「だよねー」グデー 京太郎「上は北海道から下は沖縄まで。行きたい所が多すぎて選べん」 淡「でも、早く予定立てないと泊まれる場所なくなっちゃうよ?」 京太郎「だよな……。高校生2人の旅行だと泊まれる場所は限られちゃうし」 京太郎・淡「うーん……」 数分後。 淡「ダーツで決めよう!」キリッ 京太郎「……どこの番組だよ……」 淡「えぇー……いいじゃんいいじゃん」ブーブー 京太郎「まぁ、いいけどさ……」 淡「じゃあ、早速やるよー」 世界地図 京太郎「……淡さん?」アセダラダラ 淡「うん?」キョトン 京太郎「……俺たちはどこに行くつもりですか?」アセダラダラ 淡「国境まで越えてみせようよ!」 京太郎「いやいや……海外は無理だろ……」 淡「まぁまぁ、とりあえずやってみよ!えいっ」 京太郎「……」 淡「どこになった?」 京太郎「えっと……アルジェバイジャン?」 淡「えっと、どこそれ……」 京太郎「さぁ?」 候補1 アルジェバイジャン 淡「あと二回くらいやるよー」 京太郎「頼むから次は日本地図にしてくれ……」 淡「分かってる♪えいっ」 京太郎「……」 淡「きょーたろ、今度はどこ?」 京太郎「……太平洋だな、それ以上説明できん」 淡「……島ですらないじゃん……」 京太郎「……次、決めるか」 候補2 太平洋(真ん中辺り) 淡「あんまり候補が多くてもあれだから、次が最後!」 京太郎「……だな」 京太郎(今の所、まともな旅行先ないけどいいのだろうか……) 淡「3度目の正直!えいっ」 京太郎「……あっ」 淡「ど、どこになった?」 京太郎「……信濃川だな」 淡「信濃川?」 京太郎「……あぁ」 候補3 信濃川 京太郎「さぁ、どこに行こうか」 淡「京太郎はどこがいい?」 京太郎「……いやいや、信濃川以外にまともな旅行先ないじゃん!」 淡「えぇー、少し冒険してみようよ!」 京太郎「頼むからこんな時に芸人魂もたないでくれ……」 淡「誰が芸人よ!」プンスカ 京太郎「せっかくの旅行だしさ、良い思いで作りたいだろ?」アセアセ 淡「まぁ、そうだけど」ブーブー 京太郎「……じゃあ、逆に淡はどこか行きたい所あるか?」 淡「そうだね……。海外とか行ってみたい……あっ」 京太郎「うん?どうかした?」 淡(たしか、きょーたろの実家って) 淡「ね、ねぇ」 京太郎「うん?」 淡「そ、そのきょーたろの実家って、信濃川ちかい?////」 京太郎「近くはないな。まぁ遠くもないけど」 淡「そ、そっか」ソワソワ 京太郎「?」 淡「……決めた。信濃川にする」 京太郎「まじか。まぁ淡がそれでいいなら構わないけど。俺もあそこなら案内できるし」 淡「……うん」 京太郎「じゃあ、次は宿決めないとな」 淡「あ、そ、そのこと、なんだけどさぁ……」オドオド 京太郎「うん?」 淡「……い、良い機会だし、きょーたろの実家に行きたいなぁ////」 完? 【番外編】長野旅行編! 『前日、そして待ち合わせ!』 淡宅 淡「……着替え持った、洗面道具持った、パジャマ持った、お金も……よし!」 淡「明日からきょーたろと旅行かぁー。楽しみ過ぎて寝れないかも」クスッ 淡「きょーたろも今頃同じこと考えてるのかな?」 淡「……そうだといいなぁ」 京太郎宅 京太郎「荷物は……これでいいか。あとは向こうにあるし」 京太郎「よし、明日も早いし寝るか!」 京太郎「……親に淡のこと聞かれるのが面倒だな……」 ーーーー ーーー ーー 当日。最寄り駅ホーム 淡「むぅー、おはよぉー」ウトウト 京太郎「おはよう……って淡?どうしたんだ?」 淡「……き、昨日あんまり寝れなくて」メゴシゴシ 京太郎「なんだ?もしかして、俺と2人っきりで旅行できるのが楽しみで興奮して寝れなかったのか?」ニヤニヤ 淡「……うん」 京太郎「えっ?」 淡「……なによ」 京太郎「あ、いや、なんでも?」アセアセ 淡「絶対子供とか思ったでしょ?」プクー 京太郎「ないない!」 淡「どーせ子供ですよーだ」プイッ 京太郎「ほ、ほんとに思ってないって」アセアセ 淡「ふん」ツーン 京太郎「……」 淡「……」チラッ 京太郎「……」 淡「……」チラッチラッ 京太郎「……淡?」 淡「……ふん」ツーン 京太郎「……ごめんな」ナデナデ 淡「……なにがごめんなの?」ジト 京太郎「子供扱いして」 淡「……ほんとだよ。私、子供じゃないもん!」プンプン 京太郎「ごめん」ナデナデ 淡「んっ……ど、どーしよっかな?」 京太郎「……どうしたら許してくれる?」 淡「うーん……。ぎゅってしてほしいな」 京太郎「え゛っ」 淡「……なに?」ジト 京太郎「……ここでか?」 淡「そうだよ?」 京太郎「人が多いっていうか……微妙に同級生とかいるだが……」 淡「……だ、だから?」 京太郎「か、隠すんじゃなかったのか?」 淡「……もう、モブ達にはバレてるし……今更じゃない?」 京太郎「そ、それはそうだけど……」 淡「私に許して貰うのと皆に隠すのとどっちが大切?」 京太郎「淡に許してもらうことだ」キリッ 淡「なら、はい!」 京太郎「……わかったよ」ギュッ 淡「……きょーたろ暖かいね」 アノフタリ、マタヤッテルヨー 京太郎「そ、そうか?」 淡「うん」ギュッ 京太郎「……そっか」 淡「♪」 京太郎「……」 淡「……」 京太郎「……なぁ?」 淡「うん?」 京太郎「……いつまで抱きしめてればいいんだ?」 淡「きょーたろの判断に任せようかな?私が許してくれたと思ったら離していいよ?」ギュッ 京太郎「……そうするといつまでも離せないんだが」 淡「ふーん。私ってそんなに根に持つタイプに見える?」 京太郎「いや、ただ俺がこうしていたいだけ。だから暫く許さなくていいや」 淡「……ばか」 京太郎「そうそう、俺は馬鹿だぞー」 淡「もう……」タメイキ 淡「お望み通り、しばらく許してあげないから♪」ギュッ 『電車内。そして到着』 淡「♪」 京太郎「本当に楽しそうだな」 淡「当たり前だよー。だって長野だよ?旅行だよ?楽しいに決まってるじゃん♪」 京太郎「でも、向こうは寒いぞ?」 淡「大丈夫大丈夫!私、こう見えても寒さに強いんだよ?狐さんだよ?」 京太郎(淡は狐っていうより猫だと思うが……) 淡「それに……」 京太郎「それに?」 淡「さっきも言ったけど、京太郎と行く初めての旅行だから////」 京太郎「恥ずかしいなら言わなきゃいいのに」 淡「いいでしょ!減るもんじゃないんだから」プンプン 京太郎「怒らない怒らない」ナデナデ 淡「……ナデナデすれば何でも許されるって思ってない?」ジト 京太郎「…………」ギクッ 淡「いつも私を怒らせたら頭撫でてるよね?」ジト 京太郎「そ、そんなことないぞ?」アセアセ 淡「……言っておくけど、私はそんなに単純じゃないよ?」ジト 淡「怒るときは怒るんだからね」 京太郎「…………」ジー 淡「……な、なによ」 京太郎「……淡って髪綺麗だよな」 淡「……へっ?」 京太郎「それに肌も綺麗だ。柔らかいし」 淡「ちょ、ちょ!いきなりなによ!?」カァァ 京太郎「いや、思ったことを口にしただけだが?」 淡「き、急にそんなこと言わないでよ////」 京太郎「淡、顔真っ赤だな」クスクス 淡「きょーたろのせいでしょ!」ムキー! 京太郎「ごめんごめん」ナデナデ 淡「もう!……うにゅ」フニャン 京太郎「…………本当、淡と付き合えてよかったよ」 淡「私もきょーたろと付き合えてよかった////」 京太郎「これからもよろしくな」 淡「うん♪」 京太郎「…………」 淡「……あれ?そういえば何でこんな話になったんだっけ?」キョトン 京太郎「……さぁ?」 淡「なんか言ってた気がするんだけどなー?」ウーン 京太郎「たぶん、忘れるくらいだから大したことじゃねぇよ」 淡「……だね♪あ、きょーたろ!お昼食べよーよ。私お腹すいちゃった」 京太郎「そうだな」 京太郎(ちょろいな……) ーーーーーー ーーーー ーー 長野到着。 淡「……さ」 京太郎「さ?」 淡「寒い!」ガクガク 京太郎「えぇー」 淡「なんでこんなに寒いの!?」 京太郎「な、長野だからかな?」 淡「うぅ……」ガクガク 京太郎「……狐じゃなかったのか?」 淡「っ!……そ、そうだよ?な、なんともないよ?」ガクガクブルブル 京太郎「……」 淡「……な、なによ」ナミダメ 京太郎「これでも着ろよ」 (コートを羽織らせる) 淡「あ、ありがとう……。でも、京太郎はいいの?」 京太郎「あぁ、俺は狐だからな」ニヤッ 淡「その話はもういいでしょ!」 京太郎「……さて、実家に荷物置きにいくか」スタスタ 淡「ちょっと!無視しないでよー!」ムキー 『実家と主』 京太郎宅前 淡「……すー、はぁー」 京太郎「……そんなに緊張しなくてもいいんだぞ?もっと気楽に」アセアセ 淡「そ、そそそ、そだね!よ、よし、いきょう!」 京太郎「…………」 淡「…………」 京太郎「……どうする?」 淡「……もう少し時間ください」ドゲザー 京太郎(麻雀で大将やったときですら緊張なんてしてなかったのになぁ……) 淡「……きょーたろぉ」ウルウル 京太郎(どうしてこうなるんだ……) 京太郎「……ほら、いくぞ?」テヲツカム 淡「えっ!まって、まだ心の準備がぁあああーー」 京太郎「そんなのいつまで経ってもできないだろ?ほら、いくぞ」グイグイ 淡「あーうぅーー……」ズルズル 京太郎「ただいまー」ガラガラ 母「あら、お帰りなさい。早かったわね」 京太郎「あぁ、なんかバスがすぐ来たから思ったより早くついた」 母「そうなの♪……それで?」 京太郎「うん?」 母「だから、京太郎の言ってた女の子よ♪」 京太郎「…………」チラッ 淡「……」コソコソ 母「あら?京太郎の後ろに隠れちゃって……どうかしたの?」 京太郎「……緊張してるんだよ」 母「そうなの?可愛いわねぇ♪」 京太郎「……ほら、淡?」マエニダス 母「あら、綺麗な子じゃない」 京太郎「ほら、淡」 淡「……は、はじめまして!きょーたろさんとお付き合いさせてもらってる大星淡といいまちゅ!」 京太郎「…………」 淡「……////」カァァ 母「……ぷっ」クスクス 京太郎・淡「?」 母「ごめんなさいね、あなた達を見てると昔の私達を思い出しちゃって」クスクス 京太郎(……嘘付け) 母「えっと、淡ちゃん?」ホホヲツネル 京太郎「いててて!」ジタバタ 淡「は、はい!」 母「京太郎の母の○○です。今日はわざわざ遠くからありがとうね」グググ 京太郎「ご、ごめんって!」 淡「い、いえ!こちらこそありがとうございます!」ペコッ 母「狭いところだけどゆっくりしていってくださいね?」テヲハナス 淡「あ、はい。ありがとうございます!じゃ、じゃあお邪魔します」 京太郎「……あぁ、ちぎれるかと思った……」ホホヲサスル 客間 母「今お茶持ってくるから炬燵でも入ってくつろいでてくださいね」 淡「ありがとうございます……暖かい♪」モゾモゾ 京太郎「ふぅ……」 淡「?きょーたろ、どうかした?」 京太郎「あ、いや。母さんに淡のこと聞かれるじゃないかって身構えてたからさ」 淡「そ、そっか」テレテレ 京太郎「なんで嬉しそうなんだよ……」 淡「♪」 京太郎「まぁいいや。とりま、親の前でノロケとか無理だからな。安心したよ」 母「そんなこと心配してたの?大丈夫よ?これから沢山聞くから♪」 京太郎「どわぁあ!」 淡「っ!」アワアワ 母「もう、落ち着きのない子ね」タメイキ 京太郎「母さんのせいだろ!」 母「それで?2人はいつからお付き合いしてるの?」ワクワク 京太郎「聞いてねぇし!」 淡「え、えっと、その……」 京太郎「淡はそういうの聞かれるとオーバーヒートするからーー」 淡「えっと、さ、3ヶ月前です////」 京太郎「答えるの!?」 母「あら、まだ最近なのね♪羨ましいわ」 淡「い、いえ」カァァ 母「あら、顔真っ赤にしちゃって可愛いわねー♪」 京太郎「……」 京太郎(この流れは……まずい) 母「京太郎、あなたどうやってこんな可愛い子を落としたの?」 京太郎「……成り行きだよ。もういいだろ?ほら、この話は終わり!」 淡「……」カァァ ウツムキ 母「成り行きであんたみたいな子にこんな可愛い子が付き合ってくれるわけないでしょ!?なにしたの!」 京太郎「ひどい言い草だな!なにもしてねぇよ!」 淡「え、えっと!」アワアワ 母「うん?どうかした?」 淡「その、きょーたろが、私を不良から守ってくれたのがきっかけです////」 京太郎「!?」 母「またベタな展開ね」 京太郎「あ、淡さん?」アセアセ 母「それでそれで?どっちから告白したの?」メキラキラ 淡「き、きょーたろから……うにゃ////」プシュー 京太郎「ちょ、やめ!」 母「あら意外。どんなシチュで告白されたの?」 淡「えーと、教室でーー////」 京太郎「いい歳してシチュとか言うな!そして淡も答えるな!」アセアセ 母「教室で?」ワクワク 淡「教室でいきなり抱きしめられて『オレのオンナになってくれ』って////」 母「あら素敵じゃない♪」 京太郎「」 母「それで、淡ちゃんはなんて返事を?」 淡「えっと、『私でよければ』って」カオマッカ 母「そしてそこでキス?」 淡「えっ!?き、キスはそこではしてないです!」アセアセ 母「もったいない……なかなかないシチュエーションよ?」 淡「あ、あの時は……その、告白だけでスッゴく嬉しかったので////」カァァ 母「じゃあキスはいつ?」 京太郎「!?」 淡「え、えっと」アセアセ 京太郎「ストープッ!」 (淡の口を手で覆う) 淡「先週ーーわっ!」グラッ 京太郎「ご、ごめん大丈夫か?」 淡「……いったーい」アタマサスル 京太郎「悪い……って?」 淡「……へ?」 母「あらあら、京太郎も一人前の男になってたのね♪」 京太郎「…………」 (淡を押し倒している構図) 淡「……」 (京太郎に押し倒されている構図) 淡「あ、ちょ、その!」アワアワ 京太郎「すまん、事故だ!」アセアセ 母「でも、時間にしては早いわよ?まぁ、止めないけど♪」 京太郎「違うからな?つか、どう見ても事故だろ!?」タチアガル 母「ごゆっくりー」 京太郎「だから違うっての!」 淡「……きょーたろに、お、おおお押し倒されて……きゅー////」ボフンッ 『母は出かけて……』 淡「うーん……」ゴロ 京太郎「おっ、起きたか?」 淡「……あれ、わたし……」ゴシゴシ 淡「……なんで京太郎に膝枕してもらってるの?てか、あれ?なんで寝てるの?」キョロキョロ 京太郎「……オーバーヒートして気失ってたんだよ」 淡「……あ、あぁー、京太郎に押し倒されて気失っちゃったんだ、私……」 京太郎「大変申し訳なかった」ハンセイ 淡「……別に怒ってないよー。事故だもん♪少し恥ずかしかったけど////」 京太郎「……俺もすっごい恥ずかしかったからお互い様だな」 淡「だね♪……ところで、お母さんは?」キョロキョロ 京太郎「あ、あぁ、母さんなら買い物に出かけたぞ?18時ちょうどに帰ってくるってよ……」 淡「?なんでそんなに時間を強調したの?」キョトン 京太郎「……さぁ?」 淡「まぁ、いっか。他に何か言ってなかった?」 京太郎「…………」 ーーーーーー ーーーー ーー 京太郎「おーい、淡?おきろー」ペシペシ 母「疲れもあるだろうし寝かせてあげなさいよ」 京太郎「まぁ、そうだけどさ……淡のことだから夜寝れなくなったりするかもだし」 母「夜寝るつもりなの?」 京太郎「おい……どういう意味だ」 母「……さーてと、可愛い淡ちゃんのために信州そばでも作ろうかしら♪」 京太郎「話を聞けよ……」 母「あら、材料足りないわね。京太郎、お母さん買い物行ってくるわね」 京太郎「……はぁ。おう、いってらっしゃい」 母「18時ちょうどに帰ってくるからそれまでに片づけておくのよ?」 京太郎「だからどういう意味だ!」 母「じゃあ行ってくるわねー」ガラガラ ピシャッ 京太郎「あ、待てって!」 ーーーーー ーーーー ーー 京太郎「…………」 淡「……きょーたろ?」 京太郎「な、何も言ってなかったぞ?」アセアセ 淡「そ、そう?ならいいんだけど」 京太郎「お、おう」アセアセ 淡「……」 京太郎「……」 京太郎(やっべ、母さんが変なこと言うから変に意識してるぞ俺……) 淡「……きょーたろ」 京太郎「な、なんだ!?」 淡「今何時かわかる?」 京太郎「……へっ?17時半過ぎだけど?」 淡「そ、そっか////」 京太郎「?」 淡「……ならあと30分は、その、2人っきりってことだよね?」カァァ 京太郎「!?」 京太郎(まさか、これって……) 淡「じゃあさ……」 京太郎「は、はい!」ドキドキ 淡「しばらくこのままでいいかな?////」 京太郎「……はい?」 淡「だから!その、膝枕しててくれない?////」 京太郎(……ですよねー。分かっていたさ。だいたい純情な淡に限ってそれはないよな) 京太郎「あ、あぁ、俺の膝でよけでばいくらでも」 淡「ありがと♪」 淡「きょーたろの膝枕、柔らかくて暖かい♪」 京太郎(かわいい……) 京太郎「…………」ナデナデ 淡「にゃ!?」ビクッ 京太郎「あ、ごめん」 淡「あ、こっちこそごめん。急だったから驚いちゃって」 京太郎「じゃあ、次からはちゃんと聞いてからにするな?」 淡「うん♪」ニパー 京太郎「じゃあ早速。淡、撫でていいか?」 淡「いいよー」 京太郎「……」ナデナデ 淡「うにゅ……きょーたろのナデナデ気持ちいい♪」 京太郎「それは良かった」ナデナデ 淡「♪」ニャーニャー 京太郎(あわいい……) 『信州そば』 母「淡ちゃん、味の方はどうかしら?」 淡「あ、はい!すっごく美味しいです!」 母「それはよかったわ♪まだ沢山あるから食べてね」 淡「ありがとうございます♪」 京太郎「…………」モクモグ 母「京太郎、どうかしたの?」 京太郎「いや……淡のこと気に入ってもらえてよかったなぁーって思って」 母「あら、そんなこと気にしてたの?」 京太郎「……一応な」プイッ 淡「きょーたろ……」ジーン 母「もう、文句あるわけないでしょ?こんな良い子なのよ?」 母「しかもこんなに可愛いのよ?やっこいのよ?気に入らない要因がないわよー」ダキッ 淡「にゃ!?」ビクッ 母「私って昔から娘がほしかったのよー。だから娘ができたみたいで嬉しいわ♪」ナデナデ 淡「んっ……ちょ……」ジタバタ 京太郎「淡……遠慮はいらん。しっかりした人間関係を築くには拒絶も大事だぞ?」 母「……あら、ごめんなさいね。可愛いからつい」パッ 淡「あ、いえ。ただ急だったので」アセアセ 京太郎「まだその癖治ってないのか?」 母「そうなのよー♪」テレテレ 京太郎「……」イラッ 淡「……癖?」 京太郎「あぁ、昔から気に入った可愛いものに抱きつくんだ。執拗にな」 淡「そ、そうなんだ……」 京太郎「だから我が家で唯一、カピに好かれてないんだ」 淡「へ、へー……」 母「もう、そんな言い方しなくてもいいのに」プンスカ 京太郎「…………」イラッ 母「淡ちゃーん、沢山あるからどんどん食べてねー」 淡「へ?あ、はい。ありがとうございます」ペコッ 食後。 母「京太郎、淡ちゃん、お風呂沸いたから先にどうぞ?」 淡「え?お母さんが先に入ってください。私は最後でいいので」アセアセ 母「あら、お母さんだなんて♪もうその気なのね♪」 淡「っ!」カァァ 母「もう、可愛いわね」ナデナデ 淡「あ、あうあう……」カオマッカ 母「淡ちゃん、今日は長旅で疲れてるでしょ?だから先に入って疲れをいやしてちょうだい♪」 京太郎「淡、母さんがこう言ってるだし」 淡「あ、うん。じゃあお言葉にあまえて」 母「はい。2人とも、ごゆっくり♪」 淡「はい。ありがとうございま……うん?」 京太郎「……なぁ、母さん」 母「なに?」 京太郎「その言い方だと、一緒に入るみたいに聞こえるんだが……」 母「えっ……入らないの?」キョトン 京太郎「はいらねぇよ!」 淡「……」カァァ 母「……2人は付き合ってるよね?」 京太郎「……あぁ」 母「3ヶ月目よね?」 京太郎「……そうだよ」 母「……」 京太郎「……なんだよ」 母「……なんで入らないの!?」 京太郎「文脈おかしいだろ!3ヶ月目と風呂がつながらねぇよ!」 母「……あはっ♪」 京太郎「」 淡「き、きょーたろと……お、おおお、お風呂って……////」プシュー 京太郎「あ、淡、落ち着け!母さんの達の悪い冗談だ!」 母「まぁ、それは2人にまかせるわ!私は部屋にいるから終わったら呼びにきて」ジャーネー 京太郎(散々言っていなくなりやがった……) 京太郎「……」 淡「……」ウツムキ 京太郎「……」チラッ 淡「……」チラッ 京太郎「っ!」メソラシ 淡「っ!////」メソラシ 京太郎・淡(き、気まずい!) 『須賀家の伝統』 京太郎「ふぅー、なんか疲れたな」 京太郎「……成り行きで先に風呂入ったけど、よくよく考えたら淡を先に入れるべきだったな……」 京太郎「早くあがって淡に変わってやろう」ザパー コンコン 京太郎「うん?」 淡「き、きょーたろ?」 京太郎「あ、淡!?どうかしたか?」アセアセ 京太郎(まさか、入ってくる訳じゃなよな?) 京太郎(……いやいや。淡に限ってそんなことするわけないか。あの純情の淡に限ってそんなこと……) 京太郎(いやまて、逆にか!?逆にくるのか!?) 妄想タイム。 淡「し、失礼しまーす////」 京太郎「……どうした?」 淡「そ、その……きょーたろの背中を流そうかなって……」カァァ 京太郎「……なんでだ?」ニヤニヤ 淡「なんでって……分かってるくせに……////」 京太郎「淡の口で言ってもらいたいんだ」 淡「う、うぅ……////きょーたろのばか……」カオマッカ 京太郎「……ごめん、冗談だ」 淡「むぅー」 京太郎「ごめんって」クルッ 淡「ッ!?だ、駄目!こっち向いちゃ駄目!」グイッ 京太郎「なんでだ?」 淡「今、タオル一枚だから……恥ずかしいよ……////」 京太郎「……淡は俺の裸を見ているのに俺はタオル一枚の姿すら見ちゃいけないのか?」 淡「っ!……駄目!今見られたら恥ずかしくてきょーたろの顔見れなくなっちゃうよ……////」 京太郎「大丈夫だって」クルッ 淡「だ、駄目!」グイッ 淡「見られたらもうきょーたろの顔見れなくなっちゃうよ?それでもいいの?」アセアセ 京太郎「それは困るな」 淡「でしょ?だからこっち見ちゃ駄目だよ?」 京太郎「りょーかい」 淡「……じゃあ、早速背中流すね?」 京太郎「おう、頼むよ」 淡「じゃあ、失礼します」ゴシゴシ 京太郎「もう少し強く擦ってもいいぞ?」 淡「え、そう?こう?」ゴシゴシ 京太郎「……もうちょい早く」 淡「こ、こう?」ゴシゴシ 京太郎「そんな感じ」 淡「ど、どう?気持ちいい?」ゴシゴシ 京太郎「あぁ、気持ちいいよ」 淡「よかった。初めてだったからさぁ」 京太郎「俺も初めてだから」 淡「だ、だよね」ゴシゴシ 淡「……え、えーと、痒いところまりますか?」ゴシゴシ 京太郎「それ、髪の毛洗うときじゃね?」 淡「べ、別にいいでしょ?////ほら、ないの?」 京太郎「とくにないかな?」 淡「はーい」ゴシゴシ 淡「はい、おしまい♪」 京太郎「サンキュー。じゃあ次は前を頼もうかな?」 淡「!?」 京太郎「え?」ニヤニヤ 淡「ま、まままま前!?」カァァ 京太郎「前だ」ニヤニヤ 淡「ま、前はその!洗おうとするときょーたろに見られちゃうっていうか!」アセアセ 京太郎「やってくれないのか?」 淡「うぅー」ナミダメ 妄想終了。 京太郎「淡、どうしたんだ?」 淡「えっと、タオルと着替え持ってきたの」 京太郎「……あぁ」 京太郎(そういえば忘れてた……) 淡「こ、ここに置いておくね?」 京太郎「おう、サンキュー」 京太郎(やっぱり妄想通りにはならないか) 淡「……じゃあ、失礼しますね?」ガラガラ 京太郎「おう…………えっ」 淡「し、失礼しまーす////」 京太郎「な、ななな、なにやっとんじゃー!」アセアセ 淡「そ、そんなに取り乱さないでよ。これも必要なことなんだから!」アセアセ 京太郎「意味が分からん!」アセアセ 淡「いいから!きょーたろは大人しく私に背中を流させて!」グイッ 京太郎「…………」ボーゼン 淡「じゃあ、始めるね?」ゴシゴシ 京太郎「…………」 淡「ど、どうかな?」 京太郎「……」 淡「な、なにか言ってよ……」 京太郎「……い、いい感じです」 淡「よかった♪」ゴシゴシ 京太郎(な、なんだこの状況……妄想した通りになってるぞ!?……いや、微妙に違うけどさ) 淡「はい、おしまい」 京太郎「……おう、サンキュー」 京太郎(実際にされると緊張するんだな……。妄想中の俺すげー……) 淡「じゃあ、次は……前」ボソッ 京太郎「……は?」アセダラダラ 淡「だ、だから、前!洗うの!」カァァ 京太郎「落ち着け。前はいい。自分でやる」 淡「だ、駄目!前もやるの!」 京太郎「なんでだ!」オロオロ 淡「わ、私達のためにだよ////私も恥ずかしいんだから我慢!」カオマッカ 京太郎「いやいや!」 淡「ほ、ほら!」 (京太郎の脇の下から手を伸ばす) 京太郎「あ、ちょ!」 コツン 淡「……へっ?」キョトン 京太郎「」 淡「……今、なにか硬いものにぶつかったような……」 京太郎「あ、淡!背中が痒くなってきたからもっかい流してくれないか!」アセアセ 淡「え?あ、うん。いいよ」ゴシゴシ 京太郎「…………」 京太郎(煩悩退散煩悩退散煩悩退散……) ーーーーーー ーーーー ーー 淡「は、はい、これでおしまい」カオマッカ 京太郎「お、おう」カオマッカ 京太郎「……」 淡「……」 京太郎(この沈黙がつらい……) 京太郎「……さ、さーて、もう一回使ったら上がろうかな?」 淡「そ、そうだね!ほら、早く入って入って」アセアセ 京太郎「お、おう!」チャポン 淡「失礼します」チャポン 京太郎「…………」 淡「…………」 京太郎「…………」アセダラダラ 淡「な、なにか言ってよ……////」 京太郎「……なんで入ってるんだ?」 淡「わ、私達のためだよ!」 京太郎「そ、そっかー」 京太郎(煩悩退散煩悩退散煩悩退散!ってできるかー!!!) 京太郎(背中に感じる柔らかい淡の肌!淡に背を向けているから分からないがたぶん背中!しかも裸!) 京太郎(つまり俺たちは裸同士で背中をくっつけているってわけでーー) 淡「き、きょーたろ?」オロオロ 京太郎「私は紳士です!」 淡「っ!」ビクッ 京太郎「あ、ごめん」 淡「う、ううん!大丈夫だよ!」 京太郎「そ、そっかー」 淡「……」 京太郎「……」 淡「……」 京太郎(この沈黙が耐えらんねー!!) 京太郎「な、なぁ!」 淡「は、はい!」 京太郎「その、なんで入ってきたんだ?」 京太郎(って!この質問しただろー!) 淡「え、えっと!私達のためだよ!」 京太郎「そ、そっかー。でもなんでこれが俺たちのためになるんだ?」アセアセ 淡「えっ?だって伝統なんでしょ?」 京太郎「……は?」 淡「え?」 京太郎「なんの伝統だ?」 淡「え?須賀家の伝統なんでしょ?」 京太郎「……なにが?」 淡「背中流したり、一緒に風呂に入るのが」 京太郎「…………」ポクポクポクポク 京太郎「…………」チーン 京太郎「あのクソばばぁ!」 『俺の母はこんな人です』 淡「…………」 淡(ど、どうしよう……) 淡(お母さんの冗談を真に受けちゃった私がいけないんだけど……だからって……////) 淡(き、きょーたろとお風呂……入っちゃって……) 淡「……////」カァァ 淡(きょーたろの顔、恥ずかしくてみれないよー!!)カオマッカ 客間。 京太郎「……なにか言いたいことは?」 母「そうね……。そろそろ、お風呂入りたいかな?」 京太郎「……」イラッ 淡「……////」ウツムキ 母「もぉ、お風呂くらいで顔真っ赤にしちゃう淡ちゃんかわいいわ!」ダキッ 淡「っ!」 京太郎「やめい」チョップ 母「あだ!」 京太郎「少しは反省しろ」 母「京太郎は細かいなぁー」ナデナデ 京太郎「細かくない!だいたい、年頃の男女を一緒に風呂に入れる親がどこにいるだ!」 京太郎「つか、なにさり気なく淡のこと撫でてんだよ!」 母「なに?やきもち?」 京太郎「ちがう!」 母「淡ちゃん、良かったわねー」ナデナデ 淡「……」プシュー 母「またショートしちゃった?本当に可愛いわね♪あわいいわ!」 京太郎「……はぁ」 母「ため息つくと幸せ逃げるわよ?」 京太郎「誰のせいだよ!」 母「もぉ、怒ってばかりだとシワできちゃうよ?」 京太郎「……」ボーゼン 京太郎(もう、いいや……) 母「さて、淡ちゃんがショートしちゃったから部屋に運ばないとね。京太郎、お姫様だっこで連れて行ってあげなさい」 京太郎「……」ダキカカエル 京太郎「……どこの部屋に運ぶんだ?」 母「元あんたの部屋」 京太郎「はいよ」 ーーーーーー ーーーー ーー 母「さて、淡ちゃんは寝ちゃったし、久々に親子みずみらずね!」 京太郎「……」 母「もう、ツンケンしちゃって♪可愛いのは淡ちゃんだけでいいのよ?」 京太郎「……」 母「……冗談が通じないわね」タメイキ 母「いつ以来かしらね。こうやって話すのは」 京太郎「そういうのはいい。本題は?」 母「あら、流石は私の子ね♪」 京太郎「……」 母「……京太郎」 京太郎「……なんだよ」 母「淡ちゃんとは真面目にお付き合いしてるの?」 京太郎「……あぁ」 母「そう。それを聞いて安心したわ。あの子、あんたには勿体無いくらい良い子だから大切にしてあげなさいよ?」 京太郎「分かってる」 母「ならいいわ」ニコッ 京太郎「……」 母「……」 京太郎「……えっ?」 母「?」 京太郎「それだけ?」 母「そうよ?」 京太郎「……」 母「さてと、私はお風呂入ってくるわね」 京太郎「……」 母「……京太郎」 京太郎「……なんだよ」 母「あなたなら分かってると思うけど、あなたはまだ子供よ?」 京太郎「……」 母「でも、体はもう立派な大人。働く事もできるし、子供だってその気になれば作れるわ」 京太郎「……」 母「京太郎、子供を産むってことはとても大変なの。子供に子供の親はできないの。だからーー」 京太郎「……」 母「作っちゃったらすぐに言いなさい?」 京太郎「……」 京太郎「…………は?」 母「だから、セックスして子供作っちゃったら言いなさいよ?」 京太郎「そういうことじゃなくて!普通、そうなる前にとめないか!?」 母「……あなた、16歳になって童貞なんて駄目よ?男失格よ?」 京太郎「あんたは親失格だよ!」 母「こんなにあなたの事を考えてるのに」ナミダホロリ 京太郎「」 母「さーて、お風呂入ってくるわねー」タタタッ 京太郎「…………」 京太郎「言いたいことだけ言って逃げやがった……」 京太郎「……まぁとりあえず寝るか。疲れたし。部屋行くか」 京太郎「……」 京太郎「あれ?俺、なんか忘れているような……」 『夜は長いわけで……』 自室。 京太郎「……忘れてた」 淡「んにゃ……」zzz 京太郎「どうしたものか……」 淡「ふにゅ……」zzz 京太郎「……仕方がない、ベッド占拠されちゃったしリビングでーー」 ガチャ。 京太郎「……あれ?」ガタガタ 京太郎「……なんで扉開かないんだ?」 母声「私が反対側からつっかえ棒をとりつけたからよ!」タタタッ 京太郎「」 京太郎「……母さん?悪ふざけもそこまでいくと……って、もういない……」orz 京太郎「……床に布団しいて寝れば問題ないよな?うん、問題ない」 淡「もぉ、たべられないよー……にゅふふ」zzz ーーーーーー ーーーー ーー 淡「……う、うーん」メゴシゴシ 淡「あれ、私ねちゃってた?」 淡「……そうだ、お母さんにからかわれてヒートしちゃったんだ……。またきょーたろに迷惑かけちゃった」ショボーン 淡「……てか、あれ?ここどこ?」キョロキョロ 淡「きょーたろの部屋かな?ポスターとか貼ってあるし」 淡「ってことはこのベッドもきょーたろの?」 淡「…………」 淡「……っ!////」ボフンッ 淡(な、何考えてるの私!////) 淡(だ、だいたい、きょーたろのだとしても、使ってたのは数ヶ月前だし!に、匂いとかするわけないじゃん!)カオマッカ 淡「…………」 淡「……」スンスン 淡「……や、やっぱりないかぁ!」ハハハ 京太郎「うーん……」ゴロン 淡「あ、ごめんね、きょーたろ。うるさくて」 淡「…………」 京太郎「……」zzz 淡「……へっ?」 京太郎「……」zzz 淡「……」 淡(なんで同じ部屋で寝てるの!?) 淡(え?え?どゆこと?)アセアセ 淡(先に寝たのは私だから、きょーたろが自らここにきた?) 淡「…………」 淡「……え、えっと」カァァ 淡(お、落ち着くのよ私!べ、別に何かあったわけじゃないんだから!と、ととととり乱すことはないよ!) 京太郎「……」zzz 淡「あ、あうあう////」キュー 淡「と、とりあえず、服に乱れた所とかないし!何もないよね!うん!」 淡「……」 淡「…………」 淡(……無防備に寝てたのに何もされないなんて……)ガーン 淡「……きょーたろのバカ」ボソッ 淡「……」 京太郎「……」zzz 淡「……バカ」ペシッ 淡「何で何もしないのよ」ペシペシ 淡「べ、別に私は……その、きょーたろがしたい、なら////」 京太郎「そうなのか?」 淡「っ!?」ビクッ 淡「き、きょーたろ!?お、おおおおきてたの!?」 京太郎「……」 淡「な、何か言ってよ……」ドキドキ 京太郎「……」zzz 淡「……へ?」 京太郎「……」zzz 淡「も、もしかして、寝言?」 淡「……」 淡「……本当は起きてるじゃないの?」ツンツン 京太郎「……う、うーん」zzz 淡「……今起きたら寝たふりしたこと許してあげるよ?」ツンツン 京太郎「……」zzz 淡「……ほ、本当に寝てる?」 京太郎「……」zzz 淡「……」 淡「よ、よかったー」 淡「もし、あ、あんなこと言ってるのきょーたろに聞かれたら恥ずかしくて死んじゃうよぉ」カオマッカ 淡「……」 淡「……なんで起きてないのよ」ペシペシペシペシ 淡「もぉ……」プンスカ 淡「……そういえば、きょーたろの寝顔見るのって初めてかも」 淡「授業中に寝てるのは見るけど、顔伏せてるからなぁー。……意外に可愛いかも♪」 淡「……」ジー 京太郎「……」zzz 淡「……寝てるんだよね?」 淡「なら、少しくらい……いいよね?」ゴロン (京太郎の横に寝転がる) 淡「……」 淡(きょーたろの顔、可愛いなぁ。普段はかっこいいけど♪) 淡(私、そんなきょーたろと付き合ってるんだよね) 淡「……にゅふふ」ニヤニヤ 淡「きょーたろ、大好きだよ」 チュッ 淡「……えへへ。きょーたろのセカンドキス勝手にもらっちゃった♪」 京太郎「うーん」ダキッ 淡「っ!」 淡「き、きょーたろ!?」オロオロ 京太郎「……」zzz 淡「ね、寝相悪いんだぁ、きょーたろ」 淡「……じゃなくて!きょーたろ、放してくれないとベッドに戻れないよ」 淡「……っ!ち、ちょ、きょーたろ、どこさわって、るの?」カァァ 淡「そんなとこ、やん、さ、触っちゃ、やぁ」 京太郎「……」zzz 淡「きょーたろ、や、やめ、んっ」 淡「っ!き、きょーたろ、首!首に息が、んっ」モゾモゾ 淡「だ、だめだって!そ、そんなに揉んだら……あん、だめだってばぁ」 淡「首、弱いんだからぁ////」 淡(ど、どうしよ……なんか変な気分になってきちゃった////) 京太郎「……」zzz 淡「はぁ、はぁ、き、きょーたろぉ……」 チュッ 淡「きょーたろぉ、んっ」チュッ 淡「……きょーたろぉ」ギュッ チュッ 淡「……ぜんぶ、き、きょーたろのせいなんだからね」チュッ 『まぁ、そうなるよね』 京太郎「……うーん、朝か」メゴシゴシ 京太郎「今何時……って、まだ6時か……これならもう少し寝られるな」ギュッ 京太郎「あぁ、やっぱり抱き枕っていいなぁー。暖かいし、柔らかいし……それに、なんかいい匂いがする」ギュッ 京太郎「…………」 京太郎「あれ?俺って抱き枕なんか持ってたけ?」チラッ 淡「……」zzz 京太郎「」 淡「……うにゅ」zzz 京太郎「……はっ!いかんいかんショートしてた」 京太郎「じゃなくて、なんで淡と同じ布団で寝てんだ!?」 京太郎「たしか、淡はベッドで寝てたはずだ……」 京太郎(……淡が布団に潜り込んできたってことか!?) 京太郎(つまり、それは……いやいや!まてまて!淡の事だからベッドから落ちて、みたいな落ちかもしれん!) 京太郎(あ、いやでも……万が一……そういう意図があったとしたら……) 京太郎「今からでもやるべき?」 京太郎「って!うなわけあるかー!!」 京太郎「仮にそうだったとして寝てる相手にとかありえねーよ!」 京太郎(煩悩退散煩悩退散煩悩退散煩悩退散……) 淡「……きょーたろぉ」ギュッ 京太郎「っ!?」 淡「……」zzz 京太郎「……な、なんだ、寝言か」ドキドキ 京太郎(しかし、淡に抱きつかれたせいで布団からでられなくなったな……) 京太郎「あ、淡さーん、手、放そうねー」ソー 淡「うーん、や……」ギュッ 京太郎「おうふ……」 京太郎(困った……) 京太郎「……どうするべきか」 京太郎「……」チラッ 淡「……にゅふ」zzz 京太郎「……」 京太郎(……かわいい) 京太郎「……」ナデナデ 淡「……♪」zzz 京太郎「……」ドキッ 京太郎「…………」キョロキョロ 京太郎「……べ、別に平気だよ……な?」 京太郎「は、初めてってわけじゃないしな!」 チュッ 京太郎「……寝てる彼女にキスするとか……」 京太郎「……もう一回してもいいよな?」 京太郎「……んっ」チュッ 淡「……んっ、うーん?」 京太郎「……あ」 淡「……きょーたろ?」ボー 京太郎「あ、淡、お、おおおはよう……」ドキドキ 京太郎(……もしかして、バレたか?) 淡「……おはよ」ニコッ 京太郎「っ……お、おう」 淡「もう……起きる時間?」メゴシゴシ 京太郎「え?あ、いや、まだ平気だぞ?」 淡「……そっかー、なら、もう……一眠り……」zzz 京太郎「……」 京太郎「俺って幸せだな」ボソッ 『長野観光!』 京太郎「…………」ダラダラ 淡「……」ツーン 京太郎「……えっと、淡さん?」 淡「ふんっ」プイッ 母「京太郎、あんた何したのよ……」 京太郎「え?別に何もしてないぞ?」 母「……」ジー 京太郎「な、なんだよ」 母「……」チラッ 淡「……」ツーン 母「……なるほどね」 京太郎「え?理由わかるのか!?」 母「大方の予想はつくわね」 京太郎「お、教えてくれないか?」 母「自分で考えなさい。……淡ちゃん?朝ご飯まで少し時間あるからそれまでこの辺見てきてら?」 淡「?」キョトン 母「京太郎の育った町よ?少し興味あるでしょ?」コゴエ 淡「っ!は、はい♪」 京太郎「?」 母「じゃあ、京太郎、案内してあげて。私はご飯つくるから」 京太郎「あ、あぁ……」チラッ 淡「♪……っ!ふ、ふんっ!」プイッ 京太郎(意味分からん……) ーーーーーー ーーーー ーー 京太郎「…………」テクテク 淡「…………」テクテク 京太郎(気まずい……) 京太郎「あ、淡?」 淡「……なに?」ムスー 京太郎「え、ええっと……ここが俺の通ってた小学校だ」 淡「っ!……へ、へぇー」 京太郎「家から近い所にあったからよく友達呼んで遊んだりしたんだよ」 淡「そ、そうなんだ」キョロキョロ 京太郎「校庭も広いし、よく野球とかサッカーとかやってたんだ」 淡「……きょーたろって運動とかやるんだ?」 京太郎「うん?まぁな。つか、俺ってスポーツとかやらない風に見えるか?」 淡「見えなくはないけど……文学部のイメージがあるかな?麻雀部だし」 京太郎「あぁ……でも、麻雀覚えたのって中3の後半だぞ?」 淡「知ってるよー。きょーたろは麻雀まだまだだもん♪」 京太郎「淡に言われたら言い返せない……。でも、俺だって少しずつだけど上手くなってるんだぞ?」 淡「ほんとかなー?」ニヤニヤ 京太郎「本当だって!そのうち淡にも追いついてやる!」 淡「ふーん♪ならあとで私と打たない?私千点スタートでいいからさ」 京太郎「……そこからひっくり返される自信あるわ……」 淡「きょーたろだもんね♪」 京太郎(良かった……機嫌よくなってくれたみたい) 淡「?どうかしたの?」 京太郎「うん?なんでもないぞ」 淡「そう?……あ、ここはなに?」 京太郎「あぁ、ここは俺の通ってた中学だな」 淡「へー。って、ここ小学校よりボロくない?フェンスとか穴あいてるじゃん」 京太郎「穴?……あぁ!これか。これ、俺が一年の時からあいてるんだよ。懐かしいなぁ。よく、ここから学校潜り込んだっけ」 淡「きょーたろ、悪ガキだったの?」 京太郎「いや、違うけどさ。夜の学校って楽しそうじゃん?」 淡「ざ、青春って感じだよね。夜の学校って」 京太郎「そうそう!よく警備の人に追いかけ回されてたっけ」 淡「見つかるなんてきょーたろもまだまだだね。私は見つかったことないよ?」 京太郎「淡もやってたのかよ。あと、見つかったのは俺のせいじゃないんだぞ?咲がどんくさくて毎回見つかるんだよ」 淡「っ!」ピクッ 京太郎「見つかるたびに次は大丈夫っていうから行くんだけどやっぱり捕まるんだよなぁー。あ、そういえば咲元気にしてんのか?」 淡「……」 京太郎「あとで挨拶だけでも行こうかな?淡ーー、あとで少し寄り道……ってあれ?」 淡「……」ツーン 京太郎「……あれ?」 淡(きょーたろのバカ……) 京太郎「えっと……淡さん?」 淡「……ふんっ」プイッ 京太郎(ふりだしに戻った……) ?「あれ?京ちゃん?」 京太郎・淡「!?」 咲「あ、やっぱり京ちゃんだ。帰ってたなら連絡してくれてもいいのに」 京太郎「咲!?どうしてここに?」 咲「どうしてって言われると困るけど……。なんとなくかな?」 京太郎「そうか。えって久々だな、元気にしてたか?」 咲「京ちゃんいなくなって寂しかったかな?」ボソッ 淡「っ!」 京太郎「?」 咲「なんでもない!えっと、京ちゃんは元気にしてた?」 京太郎「俺か?俺もぼちぼち」 咲「京ちゃんは相変わらずね♪えっと……それで、となりの子は?」 京太郎「うん?あぁ、紹介してなかったな。こいつはーー」 淡「初めまして。きょーたろの『彼女』の大星淡です」 京太郎(うん?) 咲「……え?えぇぇ!?きょ、きょきょきょ京ちゃん、彼女いるの!?」アタフタ 京太郎「えっと、まぁ」 咲(だ、大丈夫!まだ彼女止まり。結婚してるわけじゃないんだから) 咲「そ、そうなんだ……。えっと、こちらこそ初めまして。『幼なじみ』の宮永咲です」 咲「京ちゃんとは『ご近所さん』で本当に『小さい時』からの付き合いです」 淡「……へー」イラッ 京太郎(あれ?) 咲「淡ちゃん……だっけ?京ちゃんの事で聞きたいことあったら『なんでも』聞いてね?『知らないことない』から!」ドヤッ 淡「」ブチッ 京太郎「え、えーと……」ダラダラ 淡「お、お気遣いどうも♪なら早速聞いてみようかな?きょーたろってどんな音楽が好きか知ってる?」 咲「そんなこと?バラードとか優しい感じの曲を好んで聴いてるよ」 淡「残念でしたー。今はロックにはまってるんだよー」ドヤッ 咲「」ブチッ 京太郎「」ガクガク 咲「……私、京ちゃんと一緒にお風呂入ったことあるんだー」 淡「っ!ふ、ふーん。でも、どうせ小さい時の話でしょ?」 咲「そうだけど、淡ちゃんはないでしょ?」ニヤニヤ 淡「あるよ」 咲「!?」 咲「悔しいからって嘘はよくないと思うよ?」 淡「嘘じゃないよ?昨日入ったもん」 咲「き、昨日!?」 淡「うん。背中流してあげて、一緒にお風呂はいったもん」ドヤッ 京太郎「」 咲「ふ、ふーん!で、でも、淡ちゃんは京ちゃんと一緒に寝たことはないでしょ?」 咲「私はあるよー。同じ布団で肩を並べて寝たことあるんだから!」 淡「……」ジロッ 京太郎「ち、小さい時の話です!」 淡「ふーん。咲さんだっけ?天狗になってるところ悪いけど、私もあるよ」ドヤッ 咲「!?」 淡「昨日、訳あって一緒に寝たの。ね?」 咲「……」ジロッ 京太郎「か、母さんの悪戯でね!?他意はないぞ!?」 咲「え、えーと……」アセアセ 淡「うん?」ニヤニヤ 咲「わ、私は京ちゃんに抱きしめて貰ったことあるもん!」カオマッカ 淡「……」 咲「ど、どう?」 淡「わ、私も!」カァァ 咲「……」ゴクリ 淡「昨夜、きょーたろに抱いて(ハグ)貰ったもん!」カオマッカ 咲「」 京太郎「!?」 淡「き、きょーたろの首とかに、その……私のキスマークとかあるもん!」プルプル 咲「」チラッ 京太郎「え!?え!?ないでしょ!?」 咲「……ほんとだ」ボソッ 京太郎「え!?あんの!?」 淡「だ、だからきょーたろは私のなの!」 咲「……」テクテク 京太郎「!?さ、咲!?どこ行くんだ!?おーい!……いっちゃった」 淡「……」 京太郎「……」チラッ 淡「……////」サッ 京太郎「え、えーと、どゆこと?」 淡「……だ、だから昨日の夜に……その、きょーたろが抱きついてきて触ったりするから////」 京太郎「から?」 淡「だから!その気になっちゃったの!」 京太郎「」 淡「だからきょーたろが全部悪いの!」 京太郎「だから朝機嫌悪かったのか?」 淡「それは別!」 京太郎「別なの!?」 淡「色々頑張ったのに寝てるし!」 淡「もっと言うと寝てる私に何もしてくれなくてイライラしてたの!悪い!?」 京太郎「あ、いえ、悪くないです」 淡「はぁ…はぁ……」 京太郎「…………」 淡「……」 京太郎「……」 淡「……何か言ってよ////」 京太郎「…ごめん」 淡「……なにがごめんなの?」 京太郎「え、えーと……ヘタレで?」 淡「……ほんとだよ」 京太郎「否定してほしかった」 淡「事実だもん」 京太郎「……」 淡「きょーたろは乙女心がわかってないよー。女の子は好きな子になら少しくらい強引にされたいとか思ってるんだよ?」 京太郎「え、そうなの?」 淡「そうなの!……たぶん」 京太郎「……じゃあ遠慮なく」グイッ 淡「へ?わぷっ」 チュッ 京太郎「……」 淡「んっ、きょーらろぉ……ここ、そと……」 京太郎「ぷはっ……大丈夫、ここ人気ないから」チュッ 淡「いや、でも……んっ」 京太郎「……」グイッ 淡「……」ドサッ 京太郎「淡……」 淡「きょーたろ……」 京太郎「ただいまー」 淡「ただいま」ムスー 母「あら、おかえ……京太郎、顔に大きな紅葉マークあるけどどうかしたの?」キョトン 京太郎「……聞かないでくれ」シクシク 淡「ふんっ!」プイッ 京太郎(言えない……押し倒して胸触ったら顔面ビンタされたなんて……) 母「……あら。とりあえずご飯できてるから手洗ってきなさい」 京太郎「……はい」 ーーーーーー ーーーー ーー 母「それで、今日はどこに行く予定なの?」モグモグ 京太郎「……とりあえず、善光寺とか中心に回ってくる予定だよ」 母「そうなの?てっきり温泉とか行ってくるのかと思ったのに」 京太郎「温泉?」 母「野沢温泉とか昼神温泉とかあるじゃない」 京太郎「いやいや、時間的に無理だし、行けたとしても一緒に入れないから別行動になるだろ」 母「混浴ってなかった?」 京太郎「あってもはいらねぇよ!」 淡「ふーん……あっても入らないんだ?」 京太郎「え!?」 淡「別にいいけど」プイッ 母「……京太郎、ほんと何したの?」 京太郎「…………」 淡「ふんっ」プクー 京太郎「それじゃあ行ってきます」 淡「行ってきます」 母「いってらっしゃい。気をつけてね」 京太郎「……」テクテク 淡「……」テクテク 京太郎「……淡」 淡「……なに?」 京太郎「朝は……その、ごめん」 淡「……ほんとだよ」 京太郎「もう、あんな馬鹿なことしないから許してほしい」 淡「……条件がある」 京太郎「条件?」 淡「今日1日普通にデートしよ?」 京太郎「へ?」 淡「人前だからキスとかは禁止。あとエッチなこと考えるのも禁止」 京太郎「え?え?」 淡「これが守れるなら許してあげる」ニパー 京太郎「え、えっと……」 淡「どうかした?」 京太郎「普通の定義が分からないだけど……」 淡「……手を繋ぐとか以外は禁止?」 京太郎「!?」 淡「あ、でも、あーんくらいはいいかな?」 京太郎「ちょ、ちょ」 淡「なに?」 京太郎「マジで?」 淡「まじ」 京太郎「ハグとかナデナデもなし?」 淡「1日くらい我慢できるでしょ?」 京太郎「」 淡「これが守れるなら許してあげる♪」 京太郎「…………」 淡「……?」 京太郎「…………………………………………分かった」シクシク 淡「今の間が凄い気になるんだけど……」 淡「じゃあ、いこっか♪」 京太郎「お、おう」 善光寺。 淡「ここが善光寺かぁ」キョロキョロ 京太郎「淡は初めてだったか」 淡「うん。というより関東から出たことないよ」 京太郎「…………」 淡「どうしたの?」 京太郎「いや、なんでも。……写真撮ろうぜ」 淡「?」 京太郎「あ、すみません。写真撮っていただけませんか?」 客「いいですよ」 京太郎「ほら、淡、撮るぞー」 淡「え、あ、うん」 客「はい、ちーず」パシャッ 京太郎「ありがとうございます」 淡「ねぇ」 京太郎「うん?」 淡「ここって何が有名なの?」 京太郎「そうだな。たとえばーーー 淡「き、きょーたろ……食べすぎ」プルプル 京太郎「いいだろ?美味しいだか……うぷっ」 淡「戻したら駄目だよ?」 京太郎「だったらそんなにホイホイ買わないでいただきたい」 淡「はーい」ケラケラ 京太郎「……これからどうする?もう時間的に行けるところあんまないけど」 淡「え?もうそんな時間?……あ、ほんとだ」 淡(なんかあっという間だったなぁ……) 京太郎「どこか行きたい所とかやりたいことあるか?」 淡「うーん……。あ、おみくじやりたい!」 京太郎「おみくじ?」 淡「うん」ニパー 京太郎「そんなんでいいのか?」 淡「いいの。沢山写真も撮ったし、美味しいものも沢山食べたからね」 京太郎「まぁ、淡がそれでいいなら」 ーーーー ーー 淡「きょーたろ!おみくじとった?」 京太郎「あぁ、とったぞ」 淡「じゃあ、同時に開けるよ?いい?」 京太郎「ほーい」 淡「じゃあいくよ?せーの」ピラッ 京太郎・淡「…………」 淡「凶……」 京太郎「末吉……」 淡「……冗談で相手を傷つける可能性があります。優しく接してあげましょう……」 京太郎「行動が裏目にでる……」 京太郎・淡「……………」 淡「き、きょーたろ!」ダキッ 京太郎「っ!?」 淡「え、えっと……ご、ご褒美!今日1日手も繋いでないから我慢できたご褒美!特別、腕に抱きついてあげる」アセアセ 京太郎「そ、そっか」 京太郎(今朝、胸は触ったけどな……) 淡「……きょーたろ」ジト 京太郎「なんでもありません」キリッ 淡「もう、まだエッチなことは考えたら駄目なんだよ?分かってる?」 京太郎「も、もちろん」 京太郎(腕胸押し付けておいてそれは酷い……)シクシク そのころ。 母「はい、須賀です。あ、主人がお世話に……え?今からですか?あ、はい。分かりました。すぐに向かいます」ガチャ 母「……夜は二人でなんとかして貰うしかないか……」 母「……メールしなくちゃ。あと、京太郎へと」コトッ コンドーム「お留守番?」 『二人きりの夜』 京太郎「…………」テクテク 淡「…………」テクテク 京太郎「……え?」 淡「?どうかしたの?」テクテク 京太郎「あ、いや、今夜母さんが急に出かける事になったから二人らしいんだ」 淡「へー、そうなん……だ?」 淡「…………」 京太郎「…………」ソワソワ 京太郎(今夜はせっかくだし、俺が飯作るか。普段は淡にばっかり作って貰ってるしたまにはいいよな) 京太郎(それに、おみくじの件もあるし……) 淡(きょーたろがすっごいソワソワしてる……。やっぱりしたいのかな?……男の子だししたいよね……) 淡(今朝は思わずひっぱたいちゃったけど、わ、私だってきょ、きょ、興味はあるし、その、してもいいんだけど……) 淡(やっぱり怖いなぁ……) 京太郎「淡?」 淡「は、はい!?」 京太郎「家、ついたぞ?」 淡「へ?あ、ほんとだ……」 リビング。 京太郎「」 淡「」 コンドーム「やぁ!」 京太郎「かあさん…」ガックリ 京太郎(今日はエロいこと禁止なんだから煽るなよ……) 淡「////」 京太郎「……と、とりあえず、飯作るか。淡、何か食べたいものあるか?」 淡「た、たべる!?」 京太郎「お、おう。なにか食べたいものないか?今夜は俺が作るからさ」 淡「あ、え?ご飯の話?」 京太郎「それ以外に食べるものあるか?」 淡「…………////」カァァ 京太郎「?」 淡「そ……そばがいいな!長野だし!」 京太郎「そば?昨日食べたのにいいのか?」 淡「き、昨日はお母さんのでしょ?きょーたろのが食べたいの!」 京太郎「そ、そっか」 淡(ど、どうしよう……さっきから変なことばっかり考えちゃってる……////) 淡(自分で禁止しておいて自分だけするなんてずるいよね……が、我慢しなきゃ) 京太郎「じゃあ、できるまでテレビでも見ててくれ」 淡「あ、うん」 淡(って言ったけど……) 淡(面白いのない……) 淡「むぅ……」チラッ 京太郎「♪」 淡(きょーたろって本当に家庭的だなぁー。一人暮らししてるからかもしれないけど) 淡(も、もし、きょーたろと結婚したらこんな感じなのかな?) 淡(毎日きょーたろのご飯食べて、休みの日はきょーたろにどこかに連れて行ってもらって……あれ?) 淡(私、してもらってるだけじゃん……) 淡(てか、よくよく考えたら料理とか掃除とかって女の子が率先してやる仕事じゃ?それをとられたら……) 淡(……私、いらない子!?)ガーン 淡(こ、これはまずいんじゃ?) テレビ「……ですよ!やっぱり、女の子には料理とかしてもらいたいですね」 淡「…………」ジー テレビ「干物女は……流石に……ね?」 淡「っ!」 淡「き、きょーたろ!」 京太郎「うん?どうかしたか?」 淡「な、なにか手伝うことない!?」 京太郎「へ?」 淡「私だけゆっくりできないし。なにか手伝うよ!」 京太郎「…………」スッ 淡「……なんで私のおでこに手を当てるの?」 京太郎「いや、熱でもあるのかなって思ってな」 淡「そんなに珍しい!?」ガーン 京太郎「…………珍しくないぞ?」 淡「否定するならせめて間をあけずに言ってよ……」シクシク 淡「と、とりあえず、なにか手伝えることない?」 京太郎「そうだなぁ……そば、茹でてみるか?」 淡「茹でるだけ?」 京太郎「簡単だろ?その間に天ぷらとか作っとくからさ」 淡「簡単だけど……それだけ?」 京太郎「……本当にどうした?」 淡「……きょーたろに任せっきりっていうのがやなの」 京太郎「?」 淡「わ、私女の子なんだよ?男の子に料理とか掃除とかで負けたくないし!それが自分の彼氏ならなおさら!」 京太郎「あー……じゃあ、天ぷら作ってくれるか?その間にそばやっとくからさ」 淡「っ!う、うん!」 京太郎(かわいい) ーーーーーー ーーーー ーー 京淡「ごちそうさま」 淡「き、きょーたろ、天ぷらどうだった?」 京太郎「てんぷら?美味しかったぞ」 淡「やっぱり?自分でいうのはあれだけど、自信作だったんだー」 京太郎「また作ってくれよ?」ナデナデ 淡「んっ……きょーたろが食べたいって言ったらいつでも作ってあげる♪」ニコッ 京太郎「っ……そ、そろそろ風呂わかすか!」アセアセ 淡「もうそんな時間?あ、もうこんな時間かぁーー」 京太郎「お風呂わいたら先に入っていいぞ?」 淡「ありがと。でも京太郎も疲れてでしょ?だから今日は先に入って」 京太郎「いやいや!淡はお客さんだからさ!それに昨日は俺が先だったし……あっ」 淡「……あ、あはは、じ、じゃあ、今日は先に入ろうかな?」アセアセ 京太郎「お、おう!」アセアセ お風呂にて。 淡「……」ソワソワ 淡「……」チラッ 淡「……きょーたろ……こないのかな?」 淡(あ、そういえば今日は1日エッチなこと禁止にしてたんだ……) 淡(失敗だったなぁ……) 淡「男ならそのくらいしてよ……」プクー リビングにて。 京太郎「…………」 京太郎「これって……突撃するべき?」 京太郎「……いや、今日はエロいこと全て禁止だし駄目だよな!」 京太郎(でも、少しくらい強引な方がいいのか?淡も言ってたし!いやでも万が一突撃して嫌われたりしたらーー) 京太郎「ああああ!!!」 噛み合っているようで噛み合わない2人。 ーーーーーー ーーーー ーー 淡「きょーたろ、あがったよ」プクー 京太郎「?ど、どうかしたのか?」アセアセ 淡「別に?とりあえず、きょーたろも早く入ったら?」 京太郎「お、おう。行ってくる!」タタタッ 淡(本当に来なかったし……。きょーたろのバカ……) 淡「…………」チラッ 淡「……11時かぁ。もう寝ようかな」 淡「……あれ?」 淡(どこで寝ればいいんだろ?) 淡(昨日はきょーたろの部屋だったけど、今日もそこでいいのかな?) 淡(きょーたろの部屋で寝るってことは、きょーたろと同じ部屋ってことかぁ……) 淡「うーん……。よし、きょーたろの部屋でねよっと」 京太郎の部屋 淡「おじゃましまーす……ってあれ?」 淡「……敷き布団どこだろ?」 淡「押入かな?」ガラガラ……ポロッ 淡「うん?なんだろ?」 淡「……っ!」 淡「こ、これって!////」カァァ 淡(え、エロ本だよね?で、でも何で押し入れに?普通ベッドの下じゃないの?)アセアセ 淡(と、とりあえず、戻しておかなきゃ) 淡「……」 淡「少しだけ…」ペラッ 淡「っ!…………も、もう少しだけ」ペラッ 淡「……」ペラッ 淡「……」ペラペラッ 淡「……胸の大きな子ばっかり……」 淡「……きょーたろって胸大きい子が好きなのかな?」 淡「で、でも、私はそんなに……」ペタペタ 淡「……」 数分後 京太郎「なんで俺正座させられてるの?」 淡「いいから、質問に答える!」 淡「きょーたろはおっぱいが大きい子が好きなの?」 京太郎「え?え?何の話?」 淡「これ」ペラッ 京太郎「!?」 京太郎(あいぼおぉおおおおおお!!) 京太郎(ど、どうしてあれを!?) 京太郎「そ、それは?」アセアセ 淡「押し入れでつけたの。それで?」 京太郎「それでとは?」アセアセ 淡「だから、胸の大きな子が好きなの?」 京太郎「……淡、よく聞いてくれ」 京太郎「俺は巨乳好きだ」 淡「…………」 京太郎「……まて、続きがあるからそんなに引かないでくれ……」 淡「……つづけて」 京太郎「お、おう。でな、これは俺の持論だけど、巨乳っていうのは富士山みたいなものなんだ」 淡「………………」 京太郎「……富士山って眺めてるぶんには綺麗だよな?それな一回くらい行ってみたいって思うだろ?」 淡「……まぁ」 京太郎「でも、住んでみたいとは思わないだろ?」 淡「そりゃあね……不便だし」 京太郎「だろ?巨乳もそれと一緒なんだ」 淡「?」 京太郎「巨乳は眺めてるぶんにはいいし、一度くらい触ったり揉んだりしてみたいけど、巨乳の子と付き合いたくないってこと」 淡「………………………………」 京太郎「………」 淡「……じゃあ、あれだ。私の胸じゃあ、そういう欲求を解消できないってことだね」 京太郎「っ!それは違う!」 淡「!?」 京太郎「俺は淡が好きなんだ!」 淡「っ////」 京太郎「俺は淡の胸を見たいとも思うし、触ったり揉んだり舐めたりしたい!淡がいいんだ!」 淡「え、あ、ちょ……あぅ////」 京太郎「変なこと言ってる自覚あるけど、これが俺の本音だ」 淡「う、うん。その……ありがとう////」 京太郎「おう」 淡「…………」 京太郎「…………」 淡「ねぇ」 京太郎「うん?」 淡「その、昼間のことなんだけど……叩いたりしてごめんね」 京太郎「昼間?……あぁ、いや、あれは俺が悪かったし」 淡「本当はね、嬉しかったんだぁ。でも外っていうのに抵抗あって……」 京太郎「…………」 淡「だから、その……きょーたろぉ」チラッ 京太郎「えっと……いいのか?」 淡「……」コクリ 京太郎「俺、初めてだから上手くないからな?」 淡「初めてじゃなかったら逆に嫌だよ」 京太郎「あ、でも今日はエロいこと禁止だけどいいのか?」 淡「……もう、0時回ってる」 京太郎「淡……」チュッ 淡「んっ」 『帰宅』 電車。 淡「……」ボー 京太郎「淡?どうかしたか?」 淡「え?いや、別に」 京太郎「……っ!も、もしかして体調悪いのか!?」アセアセ 淡「え!?あ、いや!違うよ?」アセアセ 京太郎「ほ、ほんとか?」 淡「う、うん。まだ、ずきずきするっていうか……その違和感あるけど……////」 京太郎「そ、そうか。でも、だったらどうして?」 淡「うん?あぁ、それはね。なんかあっという間だったなーって思って」 京太郎「そうだな」 淡「初日から一緒にお風呂入ったり、一緒に寝たりーー」 京太郎「ぜんぶ、母さんのせいだけどな」 淡「あ、そういえば、初日のそばも美味しかったなぁ」 京太郎「また、一緒にいこうぜ?そうすれば食べられるし」 淡「うん♪」 京太郎「2日目の観光はどうだった?」 淡「あぁ、外だっていうのにいきなり押し倒したこと?」ニヤニヤ 京太郎「……あれは本当にすみませんでした」orz 淡「別にいいよ。嫌だったわけじゃないし」 京太郎「それに昨日しちゃったしな」 淡「っ!ば、ばか!」カァァ 京太郎「ごめんごめん」 淡「もう……」 京太郎「……」 淡「……きょーたろ?」 京太郎「うん?」 淡「昨日は、その……ありがとうね」カァァ 京太郎「いやいや、こちらこそ?ありがとう。その、よかったぞ?」 淡「そ、そう?自分だとよく分からなくて」 京太郎「大丈夫だって。俺が保証する。むしろ、俺が上手くできてたか?」 淡「大丈夫だと思うよ?」 京太郎「思う?」 淡「あ、だからね、初めてだから比較する情報が本……じゃなくて!聞いた話だけだから!」 京太郎「なるほど」 淡「……初めて同士だし、その辺は曖昧でいいんじゃない?」 京太郎「それもそうだな」 淡「あ、そういえば、避妊具って消費期限あったよね?保健体育でそんなこと習った」 京太郎「そうだったか?」 淡「習ったでしょ……あと保存方法とか」 京太郎「ああ!あの財布に入れると上がるのは金運じゃなくて、妊娠率だぞってやつか」 淡「そうそう。その昨日のやつ大丈夫だったのかな?」 京太郎「…………」 淡「…………」 その頃。 母「そういえば、これ、消費期限いつだったかしら」 コンドーム「だいぶ前だよ?」 母「あら……」 完。 『二人でロッカーに入ってた』 更衣室。 淡「きょ、きょーたろ!?」 京太郎「あ、淡!?」 淡「な、なんできょーたろがここに!?」 京太郎「そ、そのだな!これには訳が!」 淡「っ!きょーたろ!」ガッ 京太郎「え?」 バタン。 女生徒「あぁ、なんでマラソンなんて体育であるんだろー」 女生徒「だよねー。もう汗びっしょり」 ロッカー内。 京太郎「…………」 淡「…………」 京太郎「え、えっと……淡さん?」 淡「……きょーたろ、なんで女子更衣室にいるの?」ジトッ 京太郎「え、えっとだな…」 淡「……覗き?」 京太郎「ち、違っふが」モゴモゴ 淡「ば、バカ。今大声出したら見つかっちゃうでしょ」 京太郎「ご、ごめん……」 淡「で?」 京太郎「あ、あぁ、その……男子同士で賭けてたんだ」 淡「なにを?」 京太郎「罰ゲーム」 淡「……それで?」 京太郎「……頼むからそんな可哀想な人を見るような顔をしないでくれ……」 淡「それで?罰ゲームと更衣室に何の関係があるの?」 京太郎「その、罰ゲーム内容がだな……ゴキの玩具を着替えの中に入れるっていうやつで……」 淡「…………」ボーゼン 京太郎「……他の女の子にやったらアウトだけどさ……淡ならなんとかなるかなって……」 淡「………」 京太郎「…………すみませんでした」 淡「きょーたろの馬鹿さ加減には呆れてものが言えないよ」 京太郎「返す言葉もございません……」 淡「……それで?罰ゲームは実行できたの?」 京太郎「え?あ、あぁ」 淡「ってことは……。あとは女子にバレないようここを出れば全て丸く収まるってことだよね?」 京太郎「え?まぁ、そういうことになる……のかな?」 淡「はぁ……。きょーたろ、次はないからね?」 京太郎「ゆ、許してくれるのか?」 淡「許すわけないじゃん。あとでちゃんと埋め合わせしてもらうから」 京太郎「は、はい……」 淡「きょーたろのバカ」 京太郎「すみませんでした」 淡「…………」 京太郎「…………」 淡「……でも安心した」 京太郎「え?」 淡「きょーたろが覗き目的で来たわけじゃなくて」 京太郎「あ、当たり前だろ。それじゃただの変態だ」 淡「でも私の着替えを漁ったんでしょ?」 京太郎「…………」 淡「変態じゃん」 京太郎「……すみませんでした」 淡「まったく……きょーたろのせいで着替えるの遅れちゃうよ」ジトッ 京太郎「ごめん」 淡「ホントだよ……今日はすっごい汗かいた……か…ら……」 京太郎「うん?どうかしたか?」 淡「……きょーたろ、少し離れて」 京太郎「え?」 淡「……お願い」 京太郎「お、おう……って、ロッカーの中だから無理だ」 淡「え……」アセアセ 淡「……」クンクン 淡(く、臭くないかな?) 京太郎「淡?どうかしたか?」 淡「っ!な、なんでない」 京太郎「そうか?なんかソワソワしてるけど」 淡「だ、大丈夫」 京太郎「?」 京太郎(……あ、そういうことか)ピコーン! 京太郎「……淡」ギュッ 淡「!?」 京太郎「素直じゃないなぁ」ナデナデ 淡「な、な、な!」カァァ 淡「何してるのよ!離れてっば!」ジタバタ 京太郎「え?こうして欲しかったんじゃないのか?」 淡「な!?ち、違うわよ!汗沢山かいてるから離れてほしかったの!」 京太郎「なんだ……。でも、俺は気にしないぞ?」 淡「私が気にするんだってば!」 京太郎「それにいい匂いだぞ?」クンクン 淡「!?」 淡「ちょ、や!駄目だって!」ジタバタ 京太郎「……」ギュッ 淡「ちょ、きょーたろ……お願いだから」ウルウル 京太郎「……かわいいなぁ」ギュッ 淡「え、あ、ちょ……あぅ」 ーーーー ーー 淡「きょーたろのばかあぁ!!!!」 京太郎「ご、ごめんって!ついな? 」 淡「ついな?じゃないよ!駄目だって言ったのに!」ナミダメ 京太郎「いや、だってさ……」 淡「……なに?」グスッ 京太郎「……涙目の淡、凄く可愛いから」 淡「……」 京太郎「淡?」 淡「そ、そういうことなら……その、今日は許してあげる」プイッ 京太郎(かわいい) モブA(あわいい!) おわり! 『二人で買い物してた』 京太郎「なぁ、今日はどこいくんだ?」 淡「いいからきょーたろは黙ってついて来て」ニパー 京太郎「お、おう」 ーーーーーー ーーーー ーー 淡「ついたよー」 京太郎「え……ここ?」 淡「うん♪」 京太郎「」 淡「……やっぱり驚く?」 京太郎「驚くのもあるけど、それ以上に困惑してる……」 淡「だ、だよね……」 ランジェリーショップ。 京太郎「まさかと思うけど……ここで買い物を?」 淡「……うん」 京太郎「俺も一緒に?」 淡「……うん」 京太郎「」 淡「やっぱり……だめ?」 京太郎「……理由によってはなんとか……」 淡「え、えっと……これ」 京太郎「これは……女性誌?」 『男性から下着をプレゼントされているカップルの結婚率90%以上!』 京太郎「…………」 淡「……」チラッ 京太郎「えっと、これが理由か?」 淡「う、うん……////」カオマッカ 京太郎「うーん……」 京太郎(こういうのって当てにならないって淡知ってるのか?) 京太郎(……流石に分かってるよな。でも、それならなんで……) 淡「その……やっぱり付き合ってるならけ、けけけ結婚のことも考えたいじゃん?」アセアセ 京太郎「…………」 京太郎(……可愛いからいっか) 淡「その、む、無理なら無理っていってくれれば!」アセアセ 京太郎「この雑誌通りなら下着をプレゼントすれば結婚する確率があがるんだろ?なら上げとこうぜ」 淡「え?い、いいの?」 京太郎「俺も確率あげておきたいからな」 淡「っ!」パァー 店内。 京太郎(まずい!これ、思った以上に恥ずかしい!) 京太郎(他のお客様から店員までこっちみてる……) 京太郎(は、早く終わらせよう。淡のためにも俺のためにも!) 京太郎「そ、それで淡はどんなのがいいんだ?」 淡「え?」 京太郎「えって……、淡にプレゼントするなら好み聞いておかないと」 淡「男性が下着をプレゼントするときって男性が彼女にはいてもらいたい下着を送るんじゃないの?」 京太郎「え?」 淡「…………」ジー 京太郎「…………」アセダラダラ 淡「………きょーたろぉ」 京太郎「……わかった。選ぶよ」 淡「やった♪」 京太郎「……それで、淡」 淡「うん?」 京太郎「その……サイズを教えて貰えるか?」 淡「えっ……サイズって……胸の?」 京太郎「お、おう」 淡「あー、え、えっと……」カァァ 淡「……」キョロキョロ 淡「耳貸して」 京太郎「おう」チュウゴシ 淡「ーーーーだよ」 京太郎「え?そんなにある?」 淡「どういう意味?」ジトッ 京太郎「……深い意味はありません」 ーーーーーー ーーーー ーー 京太郎「これとかは?」 淡「……これ、なんか面積っていうか……隠せてる部分少なくない?////」 京太郎「まぁな……」 淡「きょーたろってこういう……あだると?な下着が好きなの?」 京太郎「……黙秘権を行使させていただきます」 淡「…………」 淡(今度からこういうのも用意しておこうかな……) 淡「じゃあこれにしようかな」 京太郎「っ!そ、そっか!じゃあレジ行こう!全力で!」 淡(顔真っ赤にしちゃって……かわいいなぁ)キャーキャー モブ「あれ、あの2人……須賀くんと大星さん?」 おわり 『手を繋いで淡家訪問してた』 京太郎「…………」 淡「きょーたろ?もっとリラックスして平気だよ?」 京太郎「そ、そうはいうけどさ……淡の両親いるんだろろ?」 淡「まぁ……私実家だし」 京太郎「だよなぁー……」 淡「…………」 淡「……えい」ギュッ 京太郎「え?」 淡「手、繋いであげるから元気だして。ね?」 京太郎「……淡」 淡「ね?」 京太郎「……」ナデナデ 淡「んっ……元気でた?」 京太郎「あぁ、不安なのは変わらないけどな」ナデナデ 淡「よかった♪」 京太郎「……ところで、淡の両親はどんな感じなんだ?」 淡「うん?うーん……普通、かな?」 京太郎「まったく参考にならないな」ニガワライ 淡「そんなこと言われたってぇ。ま……お母さんはおっとりしてるかな?」 京太郎「淡の親なのにか?」 淡「それ、どういう意味?私がおっとりしてないってこと?」プクー 京太郎「おっとりはしてないだろ?どちらかっていうとリスみたいに走り回ってるタイプだな」 淡「ええー。私、自分のこと結構ま…お母さん似だと思ってるのにー」 京太郎「……無理にお母さんって呼ばなくていいぞ?」 淡「……なんのこと?////」プイッ 京太郎「……淡のパパはどんな人なんだ?」 淡「えっと、パパは……って……////」カァァ 京太郎「…………」ニヤニヤ 淡「……そんな意地悪するきょーたろにはもう教えてあげない!」プイッ 京太郎「ごめんごめん」ナデナデ 淡「ふーんだ」ツーン 京太郎「淡」ナデナデ 淡「……」プイッ 京太郎「……淡」 (耳元で) 淡「っ……な、なに?」チラッ 京太郎「ごめん」 (耳元で) 淡「んっ……きょーたろ、耳元で言うのやめ、て」ビクッ 京太郎「………淡、かわいいぞ」 (もちろん耳元で) 淡「っ!……だ、だからぁ、み、耳元はーー」 京太郎「ふぅー」 淡「うにゃ!?」ビクッ 淡「にゃ、にゃにするの!?」 京太郎「いやー、感じてる淡が可愛くてつい」 淡「ついじゃないよー!」 京太郎「こうやって淡と戯れてると落ち着くんだよ」ナデナデ 淡「そんなことされたら私が落ち着かなくなるでしょー!」フガー 京太郎「ごめんごめん。それにしても淡は首に耳にと弱点多いな」 淡「そ、そんなこと……ないもん」 淡「少しビクッてしただけだもん……」 京太郎(かわいい) 淡「……あ、ついた」 京太郎「え?」 淡「ここ、私の家」 京太郎「お、おう」アセダラダラ 淡「……さっき、私と戯れておちついたんじゃないの?」ジトッ 京太郎「そうだけどさ……」 淡「もう……きょーたろ」 京太郎「うん?」 淡「しゃがんで」 京太郎「?お、おう」 淡「……大丈夫だよ」 (耳元で) 京太郎「っ!」 淡「相手の両親に挨拶するんだから不安なのは分かるよ」 淡「でも、大丈夫。きょーたろだもん」 淡「私が選んだ彼氏だもん。パパもママも認めてくれるよ、きっと」 京太郎「淡……」 淡「だから、ね?」 京太郎「……だな」 淡「最後に元気の出るおまじない」 チュッ 京太郎「っ!」 淡「はい、元気でた?」 京太郎「……でた」 淡「うん。じゃあ、いこ?」 京太郎「おう!」 おわり! 『風邪で寝込んだ京太郎の看病してた』 京太郎「……これくらい大丈夫だっ……ゴホッ」 淡「全然大丈夫じゃないじゃん……。顔も赤いし」 京太郎「そんなことねーよ……」 淡「こういう時に強がりとかいらないから。ほら、寝て寝て」 京太郎「……ゴホゴホッ」 淡「きょーたろ、ちょっとおでこさわるよ?」ピト 京太郎「っ」 淡「うわー……すっごい熱い。熱はかった方がいいよこれ」 京太郎「……淡」 淡「うん?」 京太郎「……おでこ、もっかい触ってくれないか?」 淡「うん?いいけど…なんで?」 京太郎「淡の手、冷たくて気持ちいい」 淡「それなら濡れタオルとかの方がーー」 京太郎「淡の手がいいんだ」 淡「しょうがないなぁ。はい」ピト 京太郎「……サンキュー」 淡「きょーたろ、今日は私にいっぱい甘えていいからね?」 京太郎「……いいのか?」 淡「もちろん♪病人の特権だよ」 淡(いつもなら絶対に嫌がるのに) 淡(やっぱり病気の時って心細くなるのかな?) 京太郎「じゃあ……お言葉に甘えようかな」 淡「うん♪とりあえず、熱はかろっか」 京太郎「おう」 淡「その間にお粥とか作っておくね?」 ーーーーーー ーーーー ーー 淡「お粥できたよー」 京太郎「サンキュー……」 淡「熱どのくらいあった?」 京太郎「39度あった……」 淡「そんなに!?薬早くご飯食べて薬のんで寝なきゃ」アセアセ 京太郎「……お、大げさだって」 淡「そんな状態で言われても説得力ないよ。ほら、お粥だよ」 京太郎「……作ってもらって悪いんだけど、やっぱり食欲ない」 淡「駄目だよ?食べないと治らないんだから。ほら、食べさせてあげるから、ね?」 京太郎「……それなら、少しだけ」 淡「ふぅーふぅー、はい、あーん」 京太郎「あ、あーん……」モグモグ 淡「おいし?」 京太郎「うん……おいしい」 淡「よかった♪はい、もう一口」 京太郎「あーん……」 淡「もぉ、口元、汚れちゃってるよ?」フキフキ 京太郎「……サンキュー」 淡「…………」 淡(普段のきょーたろは凛々しくて格好いいけど……) 淡(病気のきょーたろはなんか可愛い♪) 淡「きょーたろ、はやくよくなってね?」ナデナデ 京太郎「あ、あぁ」 淡「治ったら一緒に遊ぼうね♪」 京太郎「おう。お粥ご馳走さま」 淡「お粗末さま」 ーーーー ーー 京太郎「……」zzz 淡「寝たかな?」 京太郎「……」zzz 淡「……寝顔もかわいい♪」ナデナデ 京太郎「ん……」 淡「きょーたろ、はやく良くなってね」 おわり 『京太郎の胸で泣いてた』 これは京太郎と淡が付き合う前の話である。 淡「だから!こうでしょ!?」 京太郎「ちがうって!こうだから! モブa「またやってるよ……」 モブb「相変わらず仲悪いよね」 数ヶ月後。 淡「それでさぁ、また須賀がーー」 モブa(さっきから須賀くんの話ばっかり……) モブb(これは絶対に気があるよね) モブa(……っ!いいこと思いついた) モブb(あ、なんか悪いこと思いついた顔だ) モブa「そういえば聞いた?須賀くん、モブ子に告られたらしいよ」 モブb「聞いた聞いた!どうなるんだろうね!」 淡「え……?」 モブa「二人とも意外に話し合うしもしかしたら付き合うかもね」 淡「え?え!?ちょ…」 モブb「うん?淡ちゃん、どうかした?」 淡「そ、その話ほんと!?」 モブa「え?しらない?」 モブa(嘘だから知らないよね) 淡「う、うん……初耳」 モブb「まぁモブ子のことだからあんまり言ってないのかもね。あ、でもさぁ、これで淡ちゃんも落ち着けるね」 モブa「あ、そうだね!」 淡「……え?」 モブa「だってさぁ、モブ子と須賀くんが付き合ったら須賀くんも淡ちゃんにちょっかいだしたりしなくなるでしょ?」 モブb「だよねー。良かったじゃん」 淡「う……うん。あぁーあのうるさいのが来なくなるって聞いて安心したよ」 モブa(わかりやすい) モブb(次は須賀くんだね) 淡(須賀、モブ子と付き合うんだぁ……) ーーーーーー ーーーー ーー 京太郎「え?」 モブa「だからーモブ男が淡ちゃんに告ったらしいよー」 京太郎「へ、へー……」 モブa「もしかしたら付き合うかもしれないね!あの2人、中学の時から仲いいみたいだし」 京太郎「……べつにいいんじゃないか?大星がそれでいいなら。俺には関係ないし」 モブa「そう?まぁそういうことだから!じゃあね!」 京太郎「…………」 京太郎(大星がモブ男とね……) ーーーー ーー 放課後の教室。 淡「…………」 淡(須賀がモブ子と付き合う……かぁ)ズキッ 淡「べ、別に私には関係ないもん」 淡「須賀が誰と付き合ったって私には関係ないもん。……関係ないもん」 ガラガラ 淡「え?」 京太郎「うん?」 淡「須賀……」 京太郎「……なにしてんだ?」 淡「……別に私の勝手でしょ?」 京太郎「っ!あ、あぁ、そうだな」 淡「……須賀こそなにしてんのよ」 京太郎「別に……暇つぶしだよ」 淡「モブ子ほったらかしで?」 京太郎「なんでモブ子がでてくるんだよ」 淡「なんでって、好きなんでしょ?ほったらかしでいいの?」 京太郎「は、はぁ!?モブ子とはそんな関係じゃないって」 淡「別に隠さなくたっていいよ。分かってるから」 京太郎「何言ってんだよ……。つか、それを言うなら大星だってモブ男はいいのかよ」 淡「……モブ男がなに?」 京太郎「何って、付き合うんだろ?」 淡「……なにそれ」 淡「誰から聞いたか知らないけどデマだから、それ」 京太郎「デマなのか?じゃあ付き合うって話はなんだよ」 淡「それこそ何の話?まぁ、仮に本当だとして、私が誰と付き合おうが須賀には関係ないじゃん」 京太郎「っ!」 淡「あんたはモブ子と付き合うでしょ?だったら私に構わないでよ!どっか行ってよ!」 京太郎「……なんだよ、その言い方」 淡「……なによ」 京太郎「……何イライラしてんだよ」 淡「してないもん……」 京太郎「してんだろ」 淡「……しつこいなぁ、してないってば……」 京太郎「してるじゃんか」 淡「してないって!」 京太郎「っ」 淡「あーもう!なんなのよさっきから!私のことは、放っておいてよ!!」ポロポロ 京太郎「……大星、なんで泣いてるんだよ……」 淡「……なんで?決まってじゃん!須賀のせいでしょ!」ポロポロ 京太郎「……え?」 淡「須賀が全部いけないの!す、須賀が!ヒッグ……す、すがが……」 淡「私聞いたもん!須賀がモブ子と付き合うって話!」 淡「それが嫌なの!須賀が誰かと付き合うって話聞いてからイライラするの!」 京太郎「…………」 淡「それだけじゃない!胸が締めつけられるみたいで苦しいのよ!」ポロポロ 淡「なんであんたのせいで私がこんな気分にならなきゃいけないのよ!」 京太郎「……大星」 淡「なんであんたなのよ……。毎日喧嘩ばかりしてるのに……」 淡「なんで?……なんでよ……」ポロポロ 京太郎「大星……」 淡「やめて!」 京太郎「っ!」ビクッ 淡「それ以上近づかないで……。私のこと好きじゃないくせに優しくなんかしないで!」 京太郎「……」スタスタ 淡「……」 京太郎「……」ガバッ 淡「……なにしてのよ」 京太郎「……抱き締めてる」 淡「……離して」 京太郎「……やだ」 淡「離してって!私のこと好きでもないのに抱きしめたりしないで!」 京太郎「……やだ」ギュッ 淡「はな…してよ…おねがい、だから……」 京太郎「……大星」 淡「……なに」 京太郎「好きだ」ギュッ 淡「……そんな慰めいらない」 京太郎「慰めなんかじゃない」 淡「嘘!あんたはモブ子が好きなんでしょ?分かってるだから!」 京太郎「さっきからモブ子モブ子って、あいつはそんなんじゃないっていってるだろ」 淡「仮にそうでも!私のこと好きなんて嘘だよ!何で好きなんて嘘つくのよ……最低だよ……」ポロポロ 京太郎「嘘なんかじゃない」 淡「嘘だよ……喧嘩しかしてないのに好きなわけないじゃん……」 京太郎「……大星は俺のこと嫌いか?」 淡「そんなわけないじゃん!!好きだから困ってるの!好きで好きでしょうがないから苦しいの!」 京太郎「……じゃあ、なんで喧嘩しかしてこなかった相手がそんなに好きなんだ?」 淡「っ!それは……」 京太郎「たしかに俺たちは喧嘩ばかりしてたかもしれない。でもな?俺は楽しかった」 淡「っ!」 京太郎「変かもしれないけどさ、大星と喧嘩してる時がすっごく楽しいんだ」 淡「……」 京太郎「だからかもな。喧嘩しかしてないけど、好きになったのは」 淡「……」 京太郎「もう一回言うぞ?大星、俺はお前が好きだ。これは嘘じゃない」 淡「……ほ、ほんとに?」 京太郎「あぁ。大好きだ、淡」 淡「……あり、がと」 京太郎「淡、返事してくれるか?」 淡「わ、私も……大、好きです……き、きょーたろのことが大好き」ダキッ ーーーーーー ーーーー ーー 京太郎「落ち着いたか?」ナデナデ 淡「う、うん////」 京太郎「まさか、こんな形で付き合うことになるとはな……」 淡「きょーたろがモブ子の告白をしっかり断っていたらこんな事にはならなかったよ……」ムスッ 京太郎「……俺、告られてないぞ?」 淡「……え?」 京太郎「だいたい、あいつが好きなのってモブ男だぞ?」 淡「え、えぇ!?」 京太郎「いったい何をどう聞き間違えたんだよ……」 淡「だって……モブaがそう言ってたんだもん」 京太郎「……モブaが?」 淡「うん」 京太郎「………」ポクポクポクポク 京太郎「なるほどね」チーン 淡「え、何がなるほどなの?」 京太郎「あぁ、いや、別に対したことじゃないさ」 淡「?」 翌日。 京太郎「淡、ちがうって!こうだろ?」 淡「もう!きょーたろは一々細かいよ!」 モブa「また喧嘩してる……」 モブb「懲りないね……」 終わり。 『淡がほっぺたムニムニされてた』 中庭 淡「きょーたろ♪」ダキッ 京太郎「っと……どうした?」 淡「なんとなくー」スリスリ 京太郎「淡は猫かなにかか?」ナデナデ 淡「人間だけど……きょーたろと一緒にいられるなら猫でもいいかな?」 京太郎「淡が猫なら、毎日あそんでやるのに」 淡「そうなの?なら今日から猫になろうかにゃ?」 京太郎「俺のペットだけどいいのか?」 淡「ペットって……なんかいけない関係みたいだね」スリスリ 京太郎「……だな。よし、今度首輪でもーー」 淡「きょーたろ?」ジトッ 京太郎「……ネックレスでも買ってやるよ」アセダラダラ 淡「そういう風にすぐ調子にのる所もすぐ謝るところもきょーたろの好きなのところだよ」ニパー 京太郎「サンキュー」ナデナデ 淡「んっ……」 京太郎「……」ナデナデ 淡「……ねぇ、きょーたろ」 京太郎「うん?」 淡「いっつも頭ナデナデしてよね?」 京太郎「まぁな。嫌だったか?」 淡「ううん。むしろ嬉しいんだけどさぁ」 京太郎「?」 淡「たまには他のところも……」 京太郎「……胸とかか?」 淡「……」ポカーン 淡「……っ!////」カァァ 淡「ち、違うよ!そういうことじゃなくて!」カオマッカ 京太郎「なんだ、嫌だったのか?」 淡「え?あ、いや、それは……今は駄目って言うか……今度きょーたろの家で………じゃなくて!」 淡「私、今日は猫なんだよ?」 京太郎「……あぁ!」 淡「分かってくれた?」 京太郎「これだろ?」ゴロゴロ 淡「うにゃ!?」ビクッ 京太郎「……どうした?」 淡「よ、予想以上にくすぐったい……」 淡「これはもうやめよう」キリッ 京太郎「ゴロゴロを嫌がる猫初めてみたわ」 淡「だ、だって……くすぐったいんだもん」プクー 京太郎「……」 淡「……?」 京太郎「ちょっと失礼」ムニムニ 淡「……どうしたの?」 京太郎「淡のほっぺたが柔らかそうだったからさ。触ってる」ムニムニ 淡「ふーん……どう?」 京太郎「柔らかくて……なんだろうな、楽しい」ムニムニ 淡「どうせなら両頬触ってほしいなぁ」 京太郎「こうか?」ムニムニ (芝の上に向かい合って座っています) 淡「そんな感じ」ニパー 京太郎「……」ムニムニ 淡「……♪」 京太郎「どうした?」 淡「うん?きょーたろの顔が近くにあるから♪」 京太郎「淡……」 淡「え、ちょ、ま……」 京太郎「……」 淡「……」 京太郎「……ふう」 淡「……きょーたろ」 京太郎「うん?」 淡「私の言いたいこと、わかる?」 京太郎「もちろん。もう一回だろ?」チュッ 淡「違うけど……きょーたろ大好き♪」チュッ モブ「……青春してんなぁー」 終わり 『他人が京太郎の悪口を言ったら、必要以上に否定する』 モブ「どっかにいい男いないかな?」 淡「……発情期?」 モブ「あんたじゃないんだから」 淡「私だって発情期はないよ!」 モブ「……冗談はさておき、私はねリサーチをしてきたのよ」 淡「り、りさーち?」 モブ「つまり、調べてきたってことよ」 淡「なるほど」 モブ「クラスの女子全員に聞きました!同級生のイケてる男子!」 淡「あれ?私聞かれてない……」 モブ「はい、拍手」 淡「……い、いえーい」パチパチ モブ「それで結果なのですが、私以外の女子が全員同じ男子を指名しました」 淡「え?全員?それはすごいね」 モブ「私以外!ね?でさ、誰だと思う?」 淡「意外な人?」 モブ「超意外!」 淡「うーん……モブ男とか?」 モブ「たしかにモブ男だったら超意外だね。でも違う」 淡「違うのかー。うーん、分かんない」 モブ「だよねー。驚かないでね?なんと須賀くんだったの!」 淡「全然意外じゃないよ!!」バンッ モブ「!?」ビクッ 淡「あ……。い、意外だね?」アセアセ モブ「お、おう……。でね?なんで須賀くんなのか聞いてみたのよ」 淡「うん」 モブ「これもアンケートをとってベスト3にしてみました」 淡「モブ……なんか楽しそうだね」 モブ「第3位!何気にイケメン!」 淡「普通にイケメン!!」バンッ モブ「!?」ビクッ 淡「あ……」 モブ「……私もこれには同意かな?」 淡「……私も」 モブ「気を取り直して、第2位!さり気ない気遣いができる!」 淡「……なるほどね」 モブ「私は、これは納得出来ないんだよね。須賀ってそんな気遣いできるような男?」 淡「できるよ!歩いて帰るとき、さり気なく道路側歩いてくれるし!重いものもってると半分持ってくれるし!」 モブ「…………」 淡「………って聞いたことある」 モブ「そ、そう……」 淡「……」 モブ「……じゃあ第1位いってみようか……」 淡「うん」 モブ「1位はなんと、優しいから!」 淡「わかる!」 モブ「……」 淡「私が知ってる限り、きょーたろほど気がきいて優しい人はいないね」 淡「あ、この間ね?電車乗ってたら混んできたの」 淡「そしたらきょーたろが私のこと隅っこに押すからどうしたのかな?って思ったらーーはっ!」 モブ「……いいよ?つづけて」 淡「……きょーたろがね?『男が多いから……』とか言うの!もう胸きゅんだよ!」キャーキャー 淡「痴漢対策なのかな?もうそんなことまで考えてくれるなんてきょーたろくらいだよ♪」 モブ「……だね」 終わり 『二人でツイスターゲームしてた』 部室。 淡「…………」 京太郎「…………」 照「これ、やろう」っツイスター 淡「あ、あのーテルー?」 照「なに?」 淡「なんでツイスターなの?」 照「くるってやりたいから」 京太郎「でもマズくないですか?ここ部室ですよ?」アセアセ 照「大丈夫、菫は会議でいない」 京太郎・淡(駄目だこれ……) 淡「あ、でも、くるってやりたいだけなら私たちがやらなくてもいいんだよね?」 照「だめ」 京太郎「なぜ!?」 照「このくるくるはツイスターで使うもの。つまり、ツイスター以外の使い方はいけない」 京太郎・淡(なにその理論) 照「それに、ひとりでくるくるやっても楽しくない」シュン 京太郎「やりましょう!」クワッ 淡「てい!」ドスッ 京太郎「ぐえ……」 ーーーーーー ーーーー ーー 照「右手、赤」 京太郎「とりあえず、早く終わらせよう」 淡「だね」 照「次、左手、青」 京太郎「てか、そもそも誰がツイスター持ってきたんだ?」 淡「たしか、亦野先輩……」 京太郎「あの人かー」 淡「今日の対局、東一で飛ばす……」 京太郎「……」 ーーーー ーー 京太郎「あ、淡?もう少し腰下げてくれないか?」 淡「えー……このままじゃ無理?」 京太郎「淡に覆い被さるようになら……」 淡「……無理かな?」 京太郎「……淡?」 淡「……」サッ 京太郎「」 照「次ー」 ーーーー ーー 淡「ちょ、きょーたろ、動かな……んっ」 京太郎「頼むから変な声出さないでくれ……」 京太郎(腕に胸が……) 淡「だ、だって、あんっ」 京太郎(煩悩退散煩悩退散煩悩退散) 照「これ、楽しい」クルッ ーーーー ーー (淡が簡易ブリッジ状態。その上に覆い被さるように京太郎) 京太郎「…………」アセアセ 淡「……////」 照「……」ワクワク 京太郎「淡、次のでなるべく楽な姿勢とれるようにするからな?」 淡「え、あ、うん////」 淡(きょーたろ……顔近い)カァァ 京太郎「あの、宮永先輩?次は?」 照「……」ジー 京太郎「えっと、なにか?」 照「キスするの?」 京太郎「はぁ!?」 照「それとも……押し倒す?」 京太郎「なんの話だ!」 照「だって、須賀くん、淡に覆い被さるようにしてるし。顔も近い。漫画と一緒」 京太郎「先輩のせいでしょ!?つか、誰だ、そんな漫画を宮永先輩に渡した輩は!」 モブ「……」( -^*)ok 京太郎(おまえか……) モブ「あ、足が滑っちゃった(棒)」 (京太郎の手を払う) 京太郎「あっ!」 淡「え?」 ドンガラガッシャーン 照「……」 モブ「……」 照「……////」 モブ「……////」 ガラガラ 菫「みんな、集まってるか?実はーー」 みんな「」Σ(゚□゚;) 終わり
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1/3 158 照にあすなろ抱きされて耳元で囁かれる京太郎 159 照の誕生日京太郎独占 181 照の誕生日京太郎独占権プレゼント 永水編、宮守編ときたら次はきっと白糸台編……。 ちなみに今度のインタビューのテロップでは須賀照(予定)。 今日は咲の許可を得て京ちゃん独占の日。 忘れもしない。私と京ちゃんが初めてあった日のこと……。 あれは咲と和解して、咲が彼氏を連れてくると言った日だった。 『須賀京太郎です。 その、宮永咲さんとお付き合いをさせてもらっています』 『……そう。 京太郎くん、君が咲にふさわしいかしっかり見させてもらう』 『は、はい! あとこのゴディバのチョコを挨拶代わりに……』 『京ちゃん。結婚して』 『はいィ!?』 確かに『ハイ』って言ったのを覚えている。うん、言った。 ……冗談は置いておく。うん、冗談。 彼は私たちが出来なかった咲の心の隙間を埋めてくれた。 咲と家族になることによって、咲が求めているものを埋めてくれた。 咲から離れていた私に、何か言う資格なんてなかった。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 2/3 「お義姉さん?」 京ちゃんは卑怯だ。 京ちゃんは咲が声をかけて欲しい時に声をかけてくれる。 お父さんが酔って弱っている時に一緒に酔ってあげる。 こうして私が声をかけて欲しいと思ってるときにも、的確に声をかけるんだから。 「なんでもない」 「なんでもなくないです。 ほら、仏頂面やめて」 むにゅ、と私の頬をつまんで横に伸ばす。 京ちゃん、既婚者がやることじゃないよ? 妹の旦那にそんなことされたら興奮しちゃうよ。 「京ちゃん。私を呼ぶときは照でいい。 『おねえさん』は嫌。それが誕生日プレゼントでいい」 「はぁ……。それでいいならそうします。 というかお義姉……、照さんの誕生日なのに咲のやつどこに行ったんだ」 何を隠そう咲との取引で今日は京ちゃんを独占する日なのだ。 咲が京ちゃんと一緒にいると安心するのがよく分かる。 彼は人を安心させる雰囲気を持っている。麻雀しか知らなかった私にも、咲のついででもいい、こうして人の優しさを教えてくれた。 私はただ、誰かに側にいて欲しかった。 一番いて欲しいときに、父親がいなかったから、父親を求めたんだと思う。 でも今日は『お父さん役』を求めてるわけじゃない。 「照さん?」 後ろから抱きしめる。『あすなろ抱き』と言うらしい。 この格好で耳元で囁くとイチコロだって尭深が言ってた。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 3/3 ……あれ、なんて囁けばいいんだっけ。 いいや、私の思いをそのまま言葉にしよう。 「京ちゃんお菓子」 「ひいぃゃぁぁぁぁ!?」 京ちゃんがすごい勢いで暴れる。くすぐったかったのかな。 確かにこれはイチコロだ。京ちゃんは耳元が弱いんだ。 「照さん、何を……。 まぁいいです。お菓子ですね」 「うん。帰ってきたら膝枕して」 「はいはい」 うむ、満足。 今日はこのまま一日中甘えよう。 営業スマイルだって疲れるんだから、家でくらいこうしていたっていいはず。 ……あれ、そう言えば私が借りてる家ってどこだっけ? カン